江戸諸國四十七景 名所絵を旅する (講談社選書メチエ)

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062586252

作品紹介・あらすじ

江戸時代には交通網も発達し、多くの人々が旅を楽しんだ。前代までとは比べものにならないほど、旅そのものや諸国の風景・事物への関心は高まっていた。そして、実際の旅が体験されるだけではなく、紀行文や名所図会類によっても楽しまれていたのである。名所図会類の挿絵の精密さはすばらしく、味わい深い。また、風景画の浮世絵、読み物や事典類の挿絵などとしても、それらは繰り返し描かれ、各地の名所名物についての知識も一般に普及した。

 本書では、江戸時代の文学をはじめとして、その時代に出版されたさまざま絵画の中に描かれる名所名物を見て日本全国を巡る。北海道から沖縄まで一県につき一ヵ所、つまり全部で四十七の名所を巡ることになる。

感想・レビュー・書評

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  • 180113 中央図書館
    あの頃の日本へのノスタルジー?って。。知っている筈がなくても懐かしいように錯覚するのは、刷り込みのせい?

  • 江戸時代なんて、地方のことなどあまりわからないし、縁遠いイメージだったのですが、こういった浮世絵やら書物などがあったから、色々な情報が分かったんだなぁ、と初めて実感。
    八橋ってそんな何もなかったんだ、とか、外ヶ浜異界だな、とか、三囲神社は気になっていたので面白かったです。

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著者プロフィール

学習院大学文学部教授。日本近世文学。『江戸古典学の論』(汲古書院)、『林羅山』(ミネルヴァ書房)など。

「2018年 『漢文のルール』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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