政治診断学への招待 (講談社選書メチエ)

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  • Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062583756

作品紹介・あらすじ

政治の不正・異常・暴走をどのようにして発見し、それをいかにして正すべきか。医療における臨床診断の発想を政治理論に応用し、政治のあやまちを正す理論を確立するべく、古今東西の政治思想史を、大胆かつ精緻に読み直す。気鋭の政治学者による大いなる挑戦。

感想・レビュー・書評

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  • この本では、政治を診断するための政治診断学の確立が必要だということを訴えています。具体的には、細分化した具体的な政治過程を大くくりにまとめ、それを症例として認識することやそれを当てはめて改善の手法を紡ぎ出すということが指向されています。具体的な診断学とまで昇華されたものではないですが、アナロジーとしての医学を用いて、政治現象を解析していこうという試みは、確かにあってもよいかもしれないと思わせる内容でした。

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著者プロフィール

1967年神奈川県横浜市生まれ。ニュージーランド・オタゴ大学教授。慶應義塾大学法学部政治学科卒業。シェフィールド大学大学院歴史学博士課程修了(Ph.D)。ケンブリッジ大学クレア・ホール・リサーチフェロー、英国学士院中世テキスト編集委員会専属研究員等を歴任。専門は政治思想史。著書にOckham and Political Discourse in the Late Middle Ages(Cambridge University Press)、『ヨーロッパ政治思想の誕生』(名古屋大学出版会、サントリー学芸賞)、『言論抑圧』(中公新書)、『愛国の構造』(岩波書店)、『日本国民のための愛国の教科書』(百万年書房)、『従順さのどこがいけないのか』(ちくまプリマ―新書)等がある。

「2022年 『愛国の起源』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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