人物を読む 日本中世史―頼朝から信長へ (講談社選書メチエ)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062583619

作品紹介・あらすじ

武士が興隆し「統治」が生まれた中世に、大きな足跡を残した八人の真実とは。明快な視座のもと、続々と明かされる仰天の新事実、そして立ちのぼる"王権"のダイナミックな姿-。人物史から読み替える、分かり易く新しい中世史。

感想・レビュー・書評

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  • 研究者の本なのか!?っていうくらい素朴かつ「青臭い」疑問から論が展開されていて、何かちょっと不安になるけどw 、面白い。平安時代の仏教界がいかに庶民を無視した存在であったかも、具体的にわかって勉強になったし、うーん、唖然としました。「男犯95人、100人で止めます」ってw
    あとがきを読むと、この1冊全体を通じて筆者が伝えたかったことがすっきりと見えてきます。

  • [評価]
    ★★★★☆ 星4つ

    [感想]
    鎌倉時代~戦国時代の著名な人物をピックアップし、人物を通して各時代を解説している。
    源頼朝に作られた武士政権がどの様に変化していったのか。どの人物が変化に関係していたのかが書かれていた。
    そんな中で法然という人物は異彩を放っているなと感じた。本文中でも書かれていたが日本中世における宗教はあまり議論にならなかったように思うので新鮮だった。
    しかし、足利幕府が日本全体の支配を諦め、近畿地方のみを支配し。他地域とは外交していたと考え方は面白かった。

  • 悪人の日本史みたいでおもしろい。
    私は伝記を通してなら歴史に興味を持てそう。

  • me0 中世

  • 源頼朝、法然、九条道家、北条重時、足利尊氏、三宝院満済、細川政元、織田信長の八人を通して政治史をみる。
    歴史の捉え方、考え方など、根っこの部分から参考になった。
    中世の一連の流れが人物を通して分かりやすく面白く書かれている。

  • 中世に生きた八人を題材に、これまでの通説やイメージに囚われない視点からその人物を描き、歴史背景にも迫ります。これで新しい人物も発見しました。

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著者プロフィール

1960年、東京都生まれ。1983年、東京大学文学部卒業。1988年、同大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。同年、東京大学史料編纂所に入所、『大日本史料』第5編の編纂にあたる。東京大学大学院情報学環准教授を経て、東京大学史料編纂所教授。専門は中世政治史。著書に『東大教授がおしえる やばい日本史』『新・中世王権論』『壬申の乱と関ヶ原の戦い』『上皇の日本史』『承久の乱』『世襲の日本史』『権力の日本史』『空白の日本史』など。

「2020年 『日本史でたどるニッポン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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