悪夢の棲む家 (上) ゴースト・ハント (講談社X文庫―ホワイトハート)

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (241ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062551564

感想・レビュー・書評

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  • 長年のファン作品。
    前半は家の電気系統の異常という人為的な問題に誘導しておいてからの急転直下な展開は話の筋がわかっていてもちょっとぞっとする。
    『ゴーストハント』シリーズの麻衣ちゃん一人称とはまた違った雰囲気で、いちだんと大人びて年齢層も上がったかんじ。
    広田さんのキャラは漫画でも鬱陶しいなと思ってたけど小説でも鬱陶しかった。

  • 今回はある一軒家での調査。

    依頼者のみならず、依頼者の従兄弟を語る捜査官もともに調査にあたるSPRの面々。

    この捜査官の広田さんは霊能現象の否定派。
    ちょっと自分の信念が強すぎる上に直情型すぎるので鬱陶しさも感じます。
    逆に彼の相方の捜査官はそういったものがあってほしいタイプで、こちらはないことまで霊能現象とするタイプ。

    そんな人たちに囲まれながら、不調や奇妙な現象を訴える阿川家の謎に迫る。

    まだ麻衣の第六感の活躍は少しですが、ぼーさんや真砂子といつもの面々が揃ってきました!
    後編はどうなるのか楽しみです!

  • ゴーストハントにハマっている友人(阿選がお前の性癖と指摘した奴)から「これも読んで」と上下巻をポンと手渡された。7巻まで読み切ったつもりでいたけれど、続編があったのか。ジーンの秘密が明かされて着地と思っていたのだが。何はともあれ、再びあの面々と会えるのはうれしい。
    読み始めて早々、麻衣の一人称ではないことに驚いた。こちらの方が個人的には読みやすい。新キャラの広田が投入されることによって、改めて描写されるナルたちの姿にワクワクさせられる。ベテラン(?)になりつつある麻衣から一部ワトソン役を引き継いで、現場描写にも一役買っていたようにも思う。
    今回もまた、なかなか怖い。中古の一軒家で狭くて逃げ場がないのに、窓が鏡だらけという異常さ。隣人の不気味さもあったけれど、最後に改めて恐怖に突き落とされる。一体全体この家で何があったのか。また広田の件もどう決着がつくのだろう。このまま下巻を読み進めたい。

  • 恋愛が出なくなった分、対話と心理描写が強くなって前よりも読み易くなったと思った。

    存在するかしないかは別として、信じない人からしたら全て「病気」でひとくくりにされてしまう症状だし、信じるものからしたら全ての原因は「霊」になる。
    なんだか超常現象の有無よりも、日常的な考え方・捉え方も上記に置き換えられるというのがコミュニケーションのだいご味なんだなぁと思った作品。

    ナルが以前の作品よりも美しく、プライドも並びたてないほど高くなっているという印象を受けた。
    その分、成長?したというべきなのか。

  • ティーン向けとは思えないゾッとする感じが、さすが小野不由美さん。続き読みたいなぁ。

  • 「ゴーストハント」シリーズは7冊で完結しましたが、実はその物語の続編があったことを知り、図書館で借りてきました。
    読んでみると、まさに7巻からそのままつながっている続編で、嬉しかったです。
    上巻は、まだ登場人物も出そろっておらず、怪異現象がいろいろ起きるのみでその実態も全くわからない状況。引き続き下巻が楽しみです。

  • 「ゴーストハント」シリーズの続き。
    先のシリーズを読む前に、読んじゃったことがあるんだよなー。
    個人的には麻衣ちゃんの一人称より、三人称のほうが読みやすくていいのだけど。

  • 視点が麻衣ではないと聞いて、すこし構えていたが読んでみれば全く気にならない。やはり、ゴーストハントシリーズは面白い。

  • 時系列的にリライト版の後のお話
    ヒロインの成長などみれてなかなか良い
    当時は一人称から三人称になり人気がなかったらしい。
    リライトを気につづけてほしい

  • 上下巻。
    小野不由美さんの「ゴーストハント」シリーズ
    本編7冊のその後の話になります

    窓のほとんどに鏡がはめ込まれた家に越して来た母娘
    家電の不調や謎の音そして誰かに覗かれていると訴える母

    麻衣が感じた「コソリがいる」
    コソリとは何?
    こちらも面白い(怖い)ので出会った方は是非(*^^*)v

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著者プロフィール

大分県出身。講談社X文庫ティーンズハートでデビュー。代表作に『悪霊シリーズ』 『十二国記シリーズ』『東亰異問』『屍鬼』など。重厚な世界観、繊細な人物描写、 怒濤の展開のホラー・ミステリー作品で、幅広いファンを持つ。

「2013年 『悪夢の棲む家 ゴーストハント(1)特装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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