代表作でわかる 印象派BOX

著者 :
  • 講談社
4.17
  • (8)
  • (18)
  • (3)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 193
感想 : 16
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062209113

作品紹介・あらすじ

画家の生涯、代表作、人物相関‥…小さな1冊で印象派のすべてがわかる! 印象派と周辺画家、合計32人の作品を収録。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 印象派の展覧会で見たピサロの風景画に感動したのだ。それあ、実物で見るなり大判の画集で見るなり、するほうが良いのは承知で、入門としてのコンパクトなこのサイズ。印象派を網羅的に知ることができる。ピサロからの派生でスーラの点描作品をぜひ見てみたいと思った。

  • 点描の作品…狂気しかない…!
    写実の作品も透明感という狂気ですが、点々をひたすらに描いた作品…気が遠くなります。

  • 印象派の画家や作品がとてもわかりやすくまとめられていて、印象派の絵画展に行く前の予習として最適です。

  • 「印象派」の著名な画家、代表作をまとめた1冊。
    画家、代表作の解説は勿論、印象派の由来や成り立ち、経緯から当時の時代背景に至るまで簡潔に説明されていてわかりやすく読みやすい。

    「なんとなく有名な画家の名前くらいは知っているけど、作品や特徴はよくわからない…」という方におすすめできる1冊。

    唯一?のデメリットは収録作品の影響か、本が特殊なサイズであること。タイトルにBOXとあるが、まさに箱のような正方形に近いサイズ。人によっては読みにくく感じるかもしれない。ただ、その分一般的な画集に比べると持ち運びが容易なので、通勤通学の合間に読みやすい。

  • 絵画って繋がっているんだ。
    印象派って自由参加のグループがあったんですね。サロンの出品やドガの独裁をめぐり仲間割れしてしまったのは勿体ない気がするけれど8回も続いたのなら凄いな。ピサロはなんと皆勤賞!印象派への情熱を感じました。
    画家の殆どが裕福な家系で育っている人が多いものの女性は制約があり十分に絵画を学べる環境が整っていない中でも描き続けていた事に尊敬しました。
    私が印象派の中で好きな絵画はマネの舟遊びです。水面の色彩が鮮やかで気づいたら惹き込まれていました。
    十九世紀のパリでは劇場とレストランが融合した施設(カフェ・コンセール)が大流行したそうです。マネやルノワールは出演者よりもむしろそこに集う人々の様子を描いているのに対してドガは出演者達の姿を描いていたらしいです。
    馬の絵が切れていることから写真と絵画は当時から平面を捉えるという意味で関係があったようです。

  • 学生(らいすた)ミニコメント
    毎年展覧会が開催される印象派展の予習・復習にぴったりな一冊です。

    桃山学院大学附属図書館蔵書検索OPACへ↓
    https://indus.andrew.ac.jp/opac/book/658360

  • ペラペラしやすく手に馴染む。
    イラストも可愛くって、わかりやすい。

    相関図の矢印面白い。

    ジャポニスムというワード…。

    コローやドービニー、シスレーの風景画再発見。
    モネ、ドガ、カイユボットも好き。

  • 印象派への扉を開けてくれる1冊と期待して購入。とりあえず美術館に行きたくなった。

  • 印象派とは、
    【技法的革新】
    物の固有色を否定し、戸外で揺らめく光によって移り変わる色彩を表現しようとした。
    【主題的革新】
    伝統的な歴史画や高貴な人々の肖像画ではなく、風景画や静物画、市井の人々を描く風俗画を主題とし、現実の情景を描こうとした。
    【制度的革新】
    当時画家としての成功は国営のサロンで入選・入賞することだけだったが、印象派の画家たちは有志で組織した展覧会(印象派展)を開き、サロンの壁を突き破ろうとした。


    背景を知ると絵をもっと楽しめると思い購入。堅苦しくない説明で楽しめた。
    印象派の画家の作品が展示されている国内の美術館に行きたくなったし、コロナ禍が落ち着けば海外の美術館にもぜひ足を運んでみたい。

  • アートが好きな人はとっても楽しく読めます。
    それぞれの時代の印象派の特徴やプロフィール、関係性などざっくり説明されてます。

全16件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

東京ステーションギャラリー 館長。雪国新潟で産湯を使い、南国別府で温泉に浸かって育つ。慶應大学、成城大学大学院、ブリュッセル自由大学で美術史を学ぶ。そごう美術館、サントリーミュージアム[天保山]を経て現職。著書に『偽装された自画像』(祥伝社)、『印象派BOX』(講談社)、『ゴッホ作品集』(東京美術)、訳書に『ゴーガン』(西村書店)、共訳書に『ゴッホの手紙——絵と魂の日記』(同)など。

「2023年 『ゴッホのプロヴァンス便り』 で使われていた紹介文から引用しています。」

冨田章の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×