- Amazon.co.jp ・本 (434ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062207713
作品紹介・あらすじ
1987年9月に『十角館の殺人』が講談社ノベルスより発売になってから30年。
著者デビュー30周年のメモリアルイヤーに、累計100万部を突破した『十角館の殺人』の、はじめての限定愛蔵版を函入り単行本にて刊行します。
愛蔵版の特別付録として、ここでしか読めない33名の豪華執筆陣によるエッセイ「私の『十角館』」を別冊にまとめ、函入りで収録。
<豪華エッセイ執筆陣/敬称略>
青崎有吾/朝霧カフカ/我孫子武丸/綾崎隼/有栖川有栖/伊坂幸太郎/乾くるみ/井上真偽/太田忠司/恩田陸/喜国雅彦/北村薫/北山猛邦/周木律/白井智之/高田崇史/辻村深月/西澤保彦/似鳥鶏/一肇/法月綸太郎/初野晴/はやみねかおる/東川篤哉/古野まほろ/麻耶雄嵩/道尾秀介/皆川博子/宮内悠介/宮部みゆき/山口雅也/米澤穂信/詠坂雄二
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
面白かった
夜中3時半まで読んだ -
K・・大学ミステリー研究会の被害者たちを有名な外国ミステリー作家の名前にして登場させるほど「本格ミステリー」を期待させるが、トリックも犯行動機も全く在り来たり。最後に、島の学生の数が一人違うことが面白かったくらい。
この愛蔵版は分厚いが、1ページの紙が厚いのと1ページ当たりの字数が少ないので、すぐ読める。 -
小説は久々の再読。
エッセイは、作者本人とこの小説の愛読者である作家陣の思いが読め、楽しめた。
初読はもう20年以上前、島田荘司氏の占星術殺人を読んだすぐで、その後の新本格を貪るように読む契機となった本。
この本がなければ、新本格や古典ミステリを読もうとはそれほど思わなかったかも。 -
BOXからして格好良い…
小説自体は勿論の事、同封のブックレットも素晴らしいの一言に尽きる -
買ってしまった。…買わずにはいられない。
この「十角館の殺人」を手にとって衝撃を受けてから、館シリーズを貪るように読んだ記憶があります。今少し読書から離れた生活になってしまったものの、今回再読をしてまた読書熱が再燃し始めました。「あの1行」はやっぱり今読んでも衝撃だった(笑)
付録の豪華執筆陣によるエッセイも面白買ったです!皆川博子さんと親交があったとは驚き。 -
読み初めてしばらくしてから、止まらなくなり一気読み。平易な文章なのに大人でも読み応えがあるのが素晴らしいと思います。
小説を読むのがあまり得意ではないのですが、楽しい読書が出来ました。ミステリーを読んだのも久しぶり。自分の予想とは違う人が犯人でした。
実写化不可と言われるのもよくわかりました。
どうやってやるのかな。
この限定愛蔵版についてくる有名作家のエッセイもとても良いです。 -
今更語るような作品では無い、綾辻行人の長編ミステリー。
館シリーズの始まりとなった作品であり、クローズドサークルとしても至高。更には叙述トリックを上手く作品に馴染ませとんでもない作品を生み出している。
この作品により中村青司はミステリー界で一番有名な建築家であり、彼の建てた屋敷には必ず隠し要素があるという閉じられた空間、建物の再定義をルールにする事によって、以降続いていく館シリーズの面白さを増幅している。
また、有名なとある一行(媒体によってはページをめくったら)の衝撃は、ミステリーが好きであればあるほど衝撃をうけるもので、目にした当時、驚きで苦笑いしてしまった記憶がある。
探偵役の島田潔(島田荘司と御手洗潔から拝借したらしい)の活躍はあまり多くは無い(というか目立たない)が、推理小説として、読まなければならない傑作だと言い切れる作品。 -
愛蔵版ということで購入。勿体無くて開けていない。中身は気になるけど開けられない。2つ買えば良かった。