- Amazon.co.jp ・本 (210ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062203579
作品紹介・あらすじ
W杯で日本に歴史的な勝利をもたらし、日本中を熱狂させたラグビー元日本代表ヘッドコーチのエディー・ジョーンズ氏が、チームを勝利に導くための方法論を自らの言葉で語った1冊。「ハードワーク」のキーワードは「ジャパン・ウェイ」。日本人の長所を最大限に活かし、短所を長所に変えることで、実力以上の力を発揮させる、エディー流の必勝法だ。「マイナス思考を捨てれば、誰でも成功できる」「向上心のない努力は無意味」「“完璧”にとらわれるな」「戦いに興奮はいらない」など、彼のメッセージはビジネスにも役に立つものばかり。これを読めば、エディー流の「勝つための」マインドセッティング(心構え)が必ず身に付く!
感想・レビュー・書評
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成功は準備が全て
冷静で知的な闘志 勝負は長丁場 大きな感情の波を克服したその向こうに成功がある詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
エディーは、コーチのプロである事が分かる本です。
まず、よく観察して長所短所を見極める。具体的で適切な目標をたてる。立てた目標を共有する。
目標を達成するためにチームのルールを明確にする。Having a goの精神で失敗を恐れないでリスクをとる。成功するには、準備と努力が必要、高いレベルに達するには居心地が悪い事を心地くならないといけない。奢る状態になると、努力しなくなるとも言われています。高いレベルに導く理念を感じました。
スポーツの話とビジネスの話は共通点が多く、スポーツの話とビジネスの話を行き来して表現されているのも理解しやすい理由です。
本当の成功は部下が指導者を超える時があるそうです。日本でのヘッドコーチでの経験でその瞬間があったそうです。それが、the upsetです。 -
リーダーがなすべきことをわかりやすい言葉で説明してくれる。
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全編を通して熱さがみなぎる。
内容はそんなに多くないのですぐに読み切れるが、元教師ということもあり伝え方が上手く、気持ちの良い読了感だった。 -
指導者として世界と戦った経験ある人の言葉は学びが深い。
ビジネス本を読むのは、メンバーへの伝え方を学ぶためってのは共感した。 -
チーム運営と人を育てる為のノウハウを実話を元に説明。意識が変われば人、その集合体であるチームも変わる。分かりやすい解説であっという間に読んでしまいました。
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本書で筆者が言及しているように、大体のビジネス書は大体同じことを書いている。
この本も例に漏れないけど、タイトルが良いよね。ハードワーク。全部詰まってる。
努力すること、考えること、準備すること。
結局全部ハードワーク。
そしてチャレンジマインド。
慣れた自分を捨てて、一歩踏み出す。
今日からやろう。 -
客観的にチーム、人物の問題点を見抜き、短く分かりやすい言葉を発信。素晴らしい指導者
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マイナス思考を捨てれば、誰でも成功できる。
明確な目標設定をする。
その次にスケジュールを設定する。ただし、スケジュールは固定せず書き換えることをいとわない。
リーダーは全ての選手や部下を公平に扱わなければならない。
指導者は褒めることを惜しむべきではない。媚びてはいけない。ただ心に感じたことを素直に表現すべき。
繰り返しの効用。ただし、単純な繰り返しではなく、言い方を変えたりする。
細かいことを守る。
リスクを負わなければ進歩はない。
明確なビジョンを持つ。
欠点は一つの条件に過ぎない。コントロールできないことらあれこれ考えても仕方がない。
準備とは努力のこと。
戦いに興奮はいらない。たいていの勝負は長丁場。本当に必要なのは、冷静で知的な闘志。
ミスを恐れない。そのためにミスをハプニングやアクシデントなどの言葉に置き換える。ミスの後にどのような行動をとるか。何を学ぶかが重要。
問題は人に指摘されるより、自ら気付く方がはるかに良い。それは理解の度合いが大きく異なるからである。
リーダーになった時、最も大切なのは、自分が部下の時にどう教えて欲しかったか。どう扱って欲しかったかを思い出すこと。
準備こそ成功の近道。
感情で人を評価しない。
心配は無意味。心配が何かを変えることはない。そしてコントロールできることだけを考える。コントロールできないことは放っておく。
努力せずに実力は保てない。
勝って兜の緒を締める。自分に満足しない。常にゼロから始める。
決断するから進歩する。
明日のために準備する。
リーダーは部下をよく観察する。
ゴール、目的を明確にする。
実体験に基づいた非常に味わい深い書。比較的平易に書かれており、理解し易い。ラグビーにもビジネスにも繋がることがよく分かる。 -
日本代表をあれだけ強くした名将がどんな考えをもって、日本代表監督を務めていたのか気になったので購入。
日本人には耳の痛い話も書いてあるが、ズバズバと忖度なしに自分の思いを伝えるエディー氏。
スポーツだけでなくビジネスでも活用できる考え方が紹介されていると思う。