- Amazon.co.jp ・本 (28ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062195652
作品紹介・あらすじ
新聞少年のてっちゃんに新聞を読ませてくれていた老夫婦。その、おばあさんが亡くなり、てっちゃんがはじめて知った事実は・・・。
感想・レビュー・書評
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今のままでは無理だけど自分もこういう老人になりたいな。
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さくっと読めるのに、心にどーんと響く。子供達に読み聞かせながら、泣きそうになる。原作者のことをもっと知りたくなった。
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☆2020.冬 小学五年生 読み聞かせ☆
数年前に読んで以来ずっと心に残っている絵本。主人公が5年生、というくだりがあり、同年代のこどもたちに読むことにした。
説明的なものが最小限で会話や絵が語るページも多く(そしてその絵もあたたかみがありとてもいい!)、たいへんよく練られた絵本だと思う。親切にしてくれた人たちの死がそっと描かれるけれども、哀しみではないところに心がぐっと動かされる展開がすてきだ。
みんなのまわりにもやさしく支えてくれる大人がいてくれるといいな、と願いながらていねいに読んだ。真摯なまなざしが嬉しかった。 -
家族以外にこういう温かい人たちが傍で見守り、一緒に子供を成長させようとしてくれる。
おじいさん、おばあさんの優しさに涙が溢れます。
そして大人になってからもそのことを忘れずに感謝し続けるその気持ちにも感嘆。
今は少なくなってきている古き良き時代が写された素晴らしい絵本だと思いました◎ -
おばあさんの優しさを知って涙を堪えきれなくなる場面で、こちらも涙が溢れて止まりませんでした。
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心温まった。
育児をする上で、著者のおばあさんのように、子を温かに見守れる大人でありたい。 -
戦後の苦しい時代、新聞をとる余裕のある家は多くありませんでした。どうしても新聞が読みたくて配達を始めたてつおに、新聞を読ませてくれる老夫婦がありました。時はたち、おじいさんに次いでおばあさんも亡くなったとき、てつおは思いがけない事実を知ります。
「新聞配達に関するエッセーコンテスト」最優秀作を絵本化。静かに胸を打つ絵本です。