ヒッグス 宇宙の最果ての粒子

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  • Amazon.co.jp ・本 (378ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062186070

作品紹介・あらすじ

ヒッグス粒子、それは
宇宙・生命の存在の謎を解き明かす
「巨大なパズル」の最後の1ピース

「フィナンャル・タイムズ ベストブックス2012」にも輝いた
世界でもっとも広く読まれる「ヒッグス粒子」の科学書

「ヒッグスは、われわれの日常世界を構成している普通の物質が非常に深いレベルでどのように振る舞うかを明らかにするというパズルの、最後のピースなのだ。」
「標準模型が記述する複雑で多様な粒子は、もしヒッグスがなければ、互いにほとんど同じに見える特徴のない粒子に集まりに過ぎなかった。特に、すべてのフェルミオンは質量ゼロになっていただろう。その結果、原子は生まれず、化学反応もなく、われわれが知っているような生命もなかった。ヒッグス粒子は本当の意味で、宇宙に生命を吹き込んでいるのである。神の粒子などという大それた呼称に値する粒子があるとすれば、それはヒッグス以外にはありえない。」(本書より)

本書を一言でいうなら、
「ヒッグス粒子の発見を機に標準理論の理解を深め、それとともに素粒子物理学の今後を展望する本」です。
また、「欧州原子核研究機構(CERN)の大型ハドロン衝突型加速器(LHC)と呼ばれる史上最大の加速器で得られた実験データを提示しつつ、ヒッグス粒子の発見について一般向けに初めて詳細な解説をした本」でもあります。

感想・レビュー・書評

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  • ☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆
    https://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB13654113

  • 歯ごたえあり過ぎ。いろいろな研究者の人生も反映されていて、そちらはわかるが、ヒッグス粒子のことはよくわからずだった。

  • 新着図書コーナー展示は、2週間です。通常の配架場所は、3階開架 請求記号:429.6//C22

  • 図書館に行ったら、たまたま新刊のコーナーにこの本が置いてあり、借りて帰ったら、その数日後に、ヒッグス教授がノーベル物理学賞受賞のニュースが。
    驚いた。

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著者プロフィール

ショーン・キャロル(Sean Carroll)1985年4月26日生まれ、イングランド・サセックス州出身。サッカージャーナリスト。2007年にサセックス大学を卒業後、地元出版社での勤務を経て、2009年5月に来日。全国各地のスタジアムに足を運んで日本サッカーの取材を開始し、2010年から「週刊サッカーマガジン」でコラムを執筆。現在は国内外の新聞、雑誌、ウェブサイトに寄稿するほか、JリーグのYouTube公式番組「J.LEAGUE Monthly」にレギュラー出演している。

「2022年 『ニッポンとサッカー 英国人記者の取材録』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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