最後のクレイジー 犬塚弘 ホンダラ一代、ここにあり!

  • 講談社
4.10
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062184472

作品紹介・あらすじ

1960年代のニッポンで、数々のテレビ番組や歌、映画で、子供からお年寄りまであらゆる世代に、笑いと明るい希望をもたらした“ハナ肇とクレイジー・キャッツ”。そのメンバーで存命なのは犬塚弘ただ一人。犬塚弘は2013年、84歳を迎えたが、なお精力的に活動していて、クレイジーの誕生から全盛期にいたる活動、メンバーたちについて語ることのできる唯一の存在である。
本書は、その犬塚氏を娯楽映画研究家の佐藤利明氏が長時間取材し、いまだ知られざるクレイジーのエピソードや、犬塚弘氏自身の生い立ちから現在に至るまでを語り、そして犬塚氏がいかにクレイジーと共に生き続けてきているのかを通して、いつの時代になってもその輝きを失わないクレイジー・キャッツの永遠の魅力を解き明かしていこうとする、自伝かつエッセイ。これは、閉塞したいまの時代へ向けた輝けるメッセージだ。
本書では昭和20年代のジャズ・ブームから、昭和30年のクレイジー結成秘話、そして伝説のテレビ・バラエティ「おとなの漫画」「シャボン玉ホリデー」などの舞台裏が縦横無尽に語り尽くされている。クレイジーのメンバーは、いずれも一流のジャズ・ミュージシャンばかり。結成当時30代だった彼らは、揃いのスーツに身を包み、アメリカナイズされたスマートさで、ジャズをコミカルに演奏し、テレビでコントを演じた。そして敗戦後の日本でエンタテインメントの一翼を担い、コミック・バンドとして、コメディ・グループとして、テレビ・バラエティの黄金時代を築いたパイオニアでもある。 そのクレイジーが駆け抜けた1950年代から1970年代にかけて、そしてメンバーそれぞれが俳優として活動していく1980年代から現在までが、ここでは豊富なエピソードとともに語られている。
 聞き手・構成はクレイジーの植木等、谷啓らに取材を重ね、クレイジーの音楽、映像ソフトや研究書をプロデュースしてきた娯楽映画研究家の佐藤利明氏。2013年1月から3月にかけて、東京新聞夕刊に連載され、大きな評判を呼んだ「この道 犬塚弘 最後のクレイジー」に大幅加筆されたものである。
知られざるエピソード、爆笑秘話、そして仲間たちへの想いが満載。最後のクレイジー・キャッツのメンバーが語る、ニッポン・エンタテインメント史からの永遠なるメッセージ!

感想・レビュー・書評

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  •  
    ── 犬塚 弘&佐藤 利明・共著《最後のクレイジー 犬塚弘 ホンダラ一代、ここにあり! 20130626 講談社》
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/9784062184472
     
    …… Inuduka, Hiromu《この道 犬塚 弘 最後のクレイジー 2013‥‥ 東京新聞夕刊》
     犬塚 弘       ベース 19290323 東京          /クレージー・キャッツ/“ワンちゃん”メンバー最後の存命者
     
     
    (20180213)
     
    http://d.hatena.ne.jp/aedlib/20200202

  • 犬塚さんが,クレージー誕生前から,

    最後の曲,そして現在に至るまでについて話した記録です。

    この本を読めば,ひと通りクレージーキャッツのことがわかります。

    そして,最後に目頭が熱くなる。そんな本です。

  • 映画に関するエピソードが興味深い。相性があるんですね。

  • ブログに掲載しました。
    http://boketen.seesaa.net/
    至福のひととき「シャボン玉ホリデー」

  • (欲しい!)

  • クレイジーキャッツは全然見た記憶が無く、主たるメンバーは判別可能程度の知識しかもっていませんが、昭和の歴史を個人から見る感じで良かった。
    wikiとyoutubeで確認しながらだったので、言動がちょっと昭和的になりました。

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著者プロフィール

いぬづか・ひろし 1929年生まれ。コメディアン。IBMを経て、ハワイアンバンドでベースを担当。その後ハナ肇の誘いでキューバンキャッツ(クレイジー・キャッツの前身)結成に参加。植木等、ハナ、谷啓に次ぐ『第4の男』として映画主演作も。その後俳優として「男はつらいよ」シリーズなどで地位を確立。現在、80歳を超えてラジオレギュラーなどでなお活躍中。

さとう・としあき 1963年生まれ。娯楽映画研究家。昭和30年代、40年代のテレビ、映画、ヒット曲B級文化を論じ、日本人が子供のとき体験して琴線に触れた「感動」を掘り起こし共有化する作業をライフワークとしている。編著作に、『無責任グラフィティクレージー映画大全』『植木等ショー!クレージーTV大全』など多数。

「2013年 『最後のクレイジー 犬塚弘  ホンダラ一代、ここにあり!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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