- Amazon.co.jp ・本 (458ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062177146
作品紹介・あらすじ
バブル期に大銀行から出向し、専門商社社長になった高卒の男。その城に居座るには結果を出し続けるしかなかった。未踏のビジネスを開拓し、頭取からの汚れ仕事を引き受け、伸し上がる。地価も株価も天井知らずな狂乱の時代に蠢く、金だけを追い求める修羅たち。その宴は次第に、決して招いてはいけない男たちに巣くわれていく-。「週刊現代」連載、著者ならではの筆致で迫る、剥き出しの人間ドラマ。渾身の傑作企業小説。
感想・レビュー・書評
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イトマン事件がモデル。高卒ながら大銀行で役員となった滝本は、商社の経営再建を託され社長として送り込まれる。毎年増収増益の業績を挙げることが、自らの地位を守ることだと強引な手段を用いて黒字を叩き出す。しかしながらバブル崩壊の波とともに、滝本も会社も破綻への道を進むことに。。。
結末は分かってしまってはいるが、人が一線を超える心理描写が巧みに描かれていた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
金が金を産む時代。嘘が嘘を呼ぶ恐ろしさ。
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バブルを知らない私がバブルを少しわかった気がする
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重いですね。
ラストも重いです。
バルブを体験した人が思いを重ねるのかな。
学歴は辛いですね。
それも仕方ないけど。 -
バブル期に大銀行から出向し、専門商社社長になった高卒の男。その城に居座るには結果を出し続けるしかなかった。未踏のビジネスを開拓し、頭取からの汚れ仕事を引き受け、伸し上がる。地価も株価も天井知らずな狂乱の時代に蠢く、金だけを追い求める修羅たち。その宴は次第に、決して招いてはいけない男たちに巣くわれていく―。「週刊現代」連載、著者ならではの筆致で迫る、剥き出しの人間ドラマ。渾身の傑作企業小説。
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学歴にコンプレックスがあってここまで成し遂げられたら、そりゃ何がなんでも自分の手中に…という考えになるか。
これだけのヤル気、どっかから湧いてこないかあたしにも。ギラギラしてみたいなぁ(笑)。 -
151121 中央図書館
バブルのイトマン事件に取材したフィクション。高卒叩き上げで実績第一主義のトップが陥り易い罠として、モデルになってしまったのは不幸な話だ。 -
楡周平久々に読んだが面白い