人は自分が期待するほど、自分を見ていてはくれないが、がっかりするほど見ていなくはない

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (242ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062176415

作品紹介・あらすじ

ブクログ大賞【ジャンル5選 ビジネス書部門】にも選ばれた、
幻冬舎の見城社長とサイバーエージェントの藤田社長によるベストセラー
『憂鬱でなければ仕事じゃない』の新著が発売!

ビジネスだけにとどまらず、より日常の局面において、人としてまっとうに生きていく上で、
何が大切で何が無駄かを、見城社長による35の言葉を
藤田社長が紐解きながら読者に提示していきます。

感想・レビュー・書評

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  • 良い意味で、覚悟の書。

    見城氏のひたすら努力し、とことん物事を追求する姿勢には脱帽し共感を覚えました。

    「人生のヒント+ヒント解説+見城徹解説+藤田晋解説」×35セットという構成です。

    気になったこと

    ・社交辞令が嫌い、愛想笑い、お世辞、ごまをするような態度はすぐに気がついてしまいます
    ・タイトル 「人は自分が期待するほど、自分を見ていてはくれないが、がっかりするほど見ていなくはない」には、「人はいつも評価される訳ではない、と同時に努力すればいつの日か報われる」という意味が込められている。
    ・考えに、考えて、考え抜け:悩むと考えるは、似て非なるものである。 悩むは堂々巡りに対し、考えるは前進である。
    ・今日と違う明日をいきろ:働くことには、いつも発見がなければならない。発見のない仕事など、単なる人生の空費にすぎない。
    ・竹下登の言 「汗は自分でかきましょう。手柄は人にあげましょう」
    ・情けあるなら、今宵来い:行動は早ければ早いほどいい。一番いいのは、今すぐ行動に移すことだ。
    ・無理をして、初めて人の心を打つことができる。無理をすれば、相手と強い信頼関係が出来上がる。
    ・ヒットしたものはすべて正しい:事実は常にたった1つしかない。まず事実を受け入れること。ビジネスも人生もそこにしか突破口はない
    ・1回の成功など、さほど難しいことではない。難しいのはそれを続けることだ。
    ・朝令暮改で行こう:良くないと思ったら、その日のうちに変えるべきである。… 変化を恐れた瞬間、組織は硬直し、滅び始めるのである。
    ・メモする―見るーメモする―見る―メモする この企画をやろうと思いついても、翌日には忘れてしまう。だから何もかもメモすることにした。トイレにも手帳をもっていく。メモこそ、すべてのビジネスマンの基本である。
    ・独占は成功の母:独占ほど大きな利益をもたらすものはない、独占を悪だという人がいるが、それは敗者の論理にすぎない。
    ・一日で最も貴重な時間は早朝である
    ・ハマらなければ始まらない:熱中すると我を忘れる。とにかく何かにハマってみる。ハマることは本気になることだ。否応なしに、心と身体がそちらに向いてしまう。
    ・一喜一憂は生きている証。確かに、筋の通ったぶれない心を持つのも大事である。しかし一方で一喜一憂する繊細さも必要だ。
    ・人が休んでいる間にコツコツ積み重ねる努力が後に大きな差となって表れる。人が休んでいる時に、決して休まないこと。それを行わずして成功などありえない。
    ・あることを理解したからといって、実行できるわけではない。
    ・たった一人で熱狂せよ。あたりに人がいなくなっても、自分の中に火種を見いだせたらそれこそは本物の情熱である。
    ・負けると負けているは全く別ものである。誰の目にも、勝敗が明らかな時がある。しかし本当はまだ勝負は決まっていない。九割九分負けていても、それはまだ途中経過だ。そこから勝ちに逆転できることもある。
    ・今日は命を捨てる日さ:そういって家をでる。それほどの覚悟をして毎日会社へ向かう。覚悟を決めることとは命を懸けることだ、
    ・人生の価値は、死の瞬間にしか決まらない。それを決めるのは他人ではなく、自分なのだ。そう思っていれば、少々のことでは気持ちは揺るがないはずだ。
    ・絶望しきって死ぬために、今を熱狂して生きろ。力の限り闘わなければ、絶望しきって死ぬことはできない。

    結論
    ・人間にとって最大の恐怖は、死である。それを克服すれば、もう怖いものはない。生きるということは、死と同居することなのだ。

    目次

    まえがき 藤田 晋

    第1章 自分を追い込め
    第2章 人付き合いの基本
    第3章 仕事で勝つ心掛け
    第4章 日々の過ごし方
    第5章 成長を止めない
    第6章 誰とも違う自分へ

    ISBN:9784062176415
    出版社:講談社
    判型:4-6
    ページ数:238ページ
    定価:1300円(本体)
    発行年月日:2012年04月

  • 【感想】
    「憂鬱でなければ仕事じゃない」の第二弾。
    前作同様、仕事にすべてを捧げている男2人の熱い内容だった。

    正直、自分のビジネススタイルはこの人達とは大きく異なる。
    常に争いや変化を厭わず、「即行動」のスピード感を大切にし、仕事に没頭し続けている両雄。
    それに比べ、面倒なトラブルや争い事を避け、馴れ合いやソフトな人間関係でのんべんたらりと仕事をしている自分自身。
    読んでいるだけで、「この人たちに比べて、自分はなんて平凡なんだろう」と恥ずかしいくらい、この人達の姿はまぶしく映る。

    昨今「ワークライフバランス」という謎の言葉に溢れ、仕事にのめり込む事が嘲笑されるこの世の中、こうして毎日死に物狂いで働いている人達の世間の評価はもしかしたらあまり良くないのかもしれない。
    ただ、世間がぬるま湯に浸かってしまっている今こそ、これくらい遮二無二に働くことが求められるのだと個人的に思う。

    葛藤を繰り返し、日々色々な壁にぶつかりながらも、自分自身を磨いていこう。
    自分自身の伸び代を模索しよう。


    【内容まとめ】
    1.今日と違う明日を生きろ
    現状に妥協して心地いい毎日を重ねていく事は、何もしないのと同じである。
    流されて日々を過ごす事は、何より人を堕落させる。

    2.縛りがあるから面白い
    縛りを単なる足枷と考えるのではなく、創造性の促進剤と捉え、七転八倒すればいい。
    縛りは人から底知れぬエネルギーを引き出す力を秘めている。

    3.情けあるなら、今宵来い。(高杉晋作の言葉)
    百万語を費やしたところで、たった一つの行動には敵わない。
    その行動は、早ければ早いほどいい。
    一番いいのは、今すぐ行動に移すことだ。

    4.ヒットしたものはすべて正しい。
    売れたものは、リスペクトしなければダメだ。
    すべて正しいと思っていなければ、本当の意味でビジネスに向かっていくことはできない。
    否定してはいけない。そこには自分の知らない価値が存在している。
    感情を抜き去り、なぜヒットしたのかを必死で見抜く努力をする。

    自分がそれを面白いと思うかどうかは、単なる主観である。
    売れた事は、動かない現実だ。現実は、必ず主観に勝る。

    5.朝令暮改で行こう。
    ビジネスにおいて、不変というものはない。
    変化を恐れた瞬間、組織は硬直化し、滅び始めるのである。
    変えた方がうまくいくと思える事を、臆してそのままにしておくのは最悪である。
    謝ることは、決して恥ずかしい事ではない。それもまた男の器量である。

    ・朝令暮改のポイント
    ①その都度の説明責任を果たすこと。
    ②大きな軸をぶれさせないこと。
    大きな目標さえぶれていなければ、手段は朝令暮改でかまわない。

    6.早朝に永遠が見える
    一日で最も貴重な時間は早朝である。

    7.ハマらなければ始まらない。
    とにかく、何かにハマってみるべきだ。ハマることは、本気になることだ。
    熱中することは、その時何の利益がないとしても、やがて実りをもたらしてくれる。
    自分の中から湧き出してくる情熱が、その人の仕事や人生を決定づける。
    小手先で研究したり、損得勘定だけで動いたりしている人は、底が浅い。

    8.日曜はダメよ。
    仕事に休養はもちろん必要だ。
    しかし、人が休んでいる間にコツコツ積み重ねる努力が、後に大きな差となって表れる。
    結局、人と差がつくのは、努力の質と量なのである。
    人が休んでいる時に、決して休まないことが、僕のいう圧倒的努力だ。
    それを行なわずして、成功などあり得ない。

    9.絶望しきって死ぬために、今を熱狂して生きろ。
    圧倒的に努力し、集中し、持てる力の全てを出し切って、それでもダメだったら望みは絶たれます。
    でも、それなら悔いはなく、清々しい気持ちで最期を迎えることができる、自分に誇れると思います。

    10.「負ける」と「負けている」は全く別物である。
    どんな状況でも、冷静さと平常心が大切です。
    過度に悲観すれば、短期的な視点でしか物事を考えられなくなります。
    「負けている」と思って動揺すると、何とかして負けを取り返そうとする。
    その焦りが、さらに状況を悪くするのです。

    「負け」を確定させてしまうのは、自らの心の弱さです。
    ピンチでも、慌てずじっと耐える事が胆力であり、器の大きさなのです。



    【引用】
    p21
    ・今日と違う明日を生きろ
    現状に妥協して心地いい毎日を重ねていく事は、何もしないのと同じである。
    流されて日々を過ごす事は、何より人を堕落させる。


    p30
    ・縛りがあるから面白い
    現代は自由が尊重される時代である。しかし行きすぎると、何も生まなくなってしまう。
    人は何をしてもいいと言われると、取っ掛かりをつかめず、かえってどうすればいいかわからなくなるもの。

    縛りを単なる足枷と考えるのではなく、創造性の促進剤と捉え、七転八倒すればいい。
    縛りは人から底知れぬエネルギーを引き出す力を秘めている。


    p48
    ・感想こそ人間関係の最初の一歩
    感想を言うことは、その人との関係にものすごく大きな効果がある。
    かなり高い確率で相手のことを好きになる。
    人間は、自分に関心を持ってくれる人に好意を持つからです。


    p58
    ・友情だけはギブアンドテイク
    自分を刺激してくれない友達や、新しい地点に連れて行ってくれない友達は、僕はいらない。
    一緒にいると気分がいいとか、気が楽だという人とぬるま湯に浸かったような時間を過ごすなど、意味がない。

    仕事と恋愛は、ギブアンドギブでいい。
    見返りを期待して恋などできない。
    また目先の損得を考えてばかりだと、いき仕事はできない。
    いずれも、自分がこれだけ苦労しているのに相手からは何も返ってこないと思っていたら、大した結果に結びつかないからだ。


    p68
    ・情けあるなら、今宵来い。
    →高杉晋作の言葉。
    百万語を費やしたところで、たった一つの行動には敵わない。
    その行動は、早ければ早いほどいい。
    一番いいのは、今すぐ行動に移すことだ。


    p76
    ・ヒットしたものはすべて正しい。
    売れたものは、リスペクトしなければダメだ。
    ヒットしたもの、ブームになったものはすべて正しいと思っていなければ、本当の意味でビジネスに向かっていくことはできない。

    否定してはいけない。そこには自分の知らない価値が存在している。
    自分がそれを面白いと思うかどうかは、単なる主観である。
    売れた事は、動かない現実だ。現実は、必ず主観に勝る。

    →感情を抜き去り、なぜヒットしたのかを必死で見抜く努力をする。そうしなければ、自分がヒットを生み出す事はできない!


    p83
    ・成功は失敗の基
    成功にこそ失敗の要因が潜んでいる。うまくいった時こそ、それがつまずきの元凶だと思うべきだ。
    圧倒的努力をしてつかみ取った成果であっても、次また同じやり方をしては駄目だ。
    成功体験に依存した時、人は腐敗し始めるのだ。

    もう限界だと思っても、次に進むという苦しみを自らに課すのだ。
    そうやって生きれば、人生は面白い。


    p94
    ・横綱ではなく、10勝5敗を続ける大関を目指せ。
    →すべてを手に入れようとするのは、幼稚極まる発想である。
    大人になったら、一つ得るためには、血を流して一つ失うという事を覚えた方がいい。
    勝ちすぎる事は、敗因を自分で作る事でもあるのだ。


    p100
    ・朝令暮改で行こう。
    変えた方がうまくいくと思える事を、臆してそのままにしておくのは最悪である。
    誤りは、時間が経てばそれだけ傷が深くなってしまう。
    謝ることは、決して恥ずかしい事ではない。それもまた男の器量である。

    ビジネスにおいて、不変というものはない。
    変化を恐れた瞬間、組織は硬直化し、滅び始めるのである。


    p104
    ・朝令暮改のポイント
    ①その都度の説明責任を果たすこと。
    ②大きな軸をぶれさせないこと。

    大きな目標さえぶれていなければ、手段は朝令暮改でかまわない。
    あとは関係者にその都度説明責任をきっちり果たす事を忘れてはいけません。


    p120
    ・早朝に永遠が見える
    一日で最も貴重な時間は早朝である。
    晴れた日の早朝ほど気分のいいものはない。
    そこから一日が始まるのと始まらないのでは、今日という作品の出来栄えが全く違ってしまう。


    p129
    ・ハマらなければ始まらない。
    何かにハマった経験がない人は平板だ。
    熱中することは、その時何の利益がないとしても、やがて実りをもたらしてくれる。
    とにかく、何かにハマってみるべきだ。ハマることは、本気になることだ。
    否応なく、心と体がそちらに向いてしまうことである。

    自分の中から湧き出してくる情熱が、その人の仕事や人生を決定づける。
    小手先で研究したり、損得勘定だけで動いたりしている人は、底が浅い。


    p144
    ・日曜はダメよ。
    仕事に休養はもちろん必要だ。
    しかし、人が休んでいる間にコツコツ積み重ねる努力が、後に大きな差となって表れる。
    →結局、人と差がつくのは、努力の質と量なのである。人が休んでいる時に、決して休まないことが、僕のいう圧倒的努力だ。
    それを行なわずして、成功などあり得ない。


    p153
    僕の人生は、僕だけのものだ。僕の話を聞いたからといって、同じように生きられるわけがない。

    講演を聞いて自分の人生を変えようと思うなど、他力本願も甚だしい。
    人生とは、何かに打ちのめされたり、圧倒的努力をして戦ったりして、障壁を乗り越えてゆくものだ。
    人の話から何かを得よう、ビジネスに役立てようという考え自体が安易なのである。


    p170
    ・人は一つの人生しか生きられない。
    欲望は一度膨らみ始めると、止まるところを知らない。一方、人は誰でも体を一つしか持たず、寿命とある。
    無限のものが有限の器に入るはずがない。

    人は多少成功すると、他の事もできるような気になってしまう。私生活でも、今までできなかったことをしたくなるものです。
    でも、それは成功という道に仕掛けられた、とても怖い罠なのです。

    常に100キロの猛スピードで走っているような状態を意識し、自らを戒める。
    成功したのちは、人からは臆病に見えるほど慎重でいて、丁度いいのではないでしょうか。


    p176
    ・人は自分が期待するほど自分を見ていてはくれないが、がっかりするほど見ていなくはない。
    途中、どれほどやっても評価されない、誰も自分を見てくれないと思うかもしれない。
    そんな時は、まだまだ努力が足りないと思えばいい。

    人の心は弱いものだ。
    努力を重ねても報われないと、くじけそうになる。しかし、そこでやめるとすべて終わってしまう。
    それにどこまで耐えられるかが、ビジネスマンの気骨である。


    p192
    ・「負ける」と「負けている」は全く別物である。
    →冷静さと平常心が大切!

    どんな状況でも、平常心が大切です。
    過度に悲観すれば、短期的な視点でしか物事を考えられなくなります。
    「負けている」と思って動揺すると、何とかして負けを取り返そうとする。
    その焦りが、さらに状況を悪くするのです。

    株でも転職でも同じ事が言えます。
    焦って行動すると、安売りしてしまう事になってしまう。
    平常心を保つとは、ピンチが訪れた時でも長い目で物事を捉えること。
    その時の状況に惑わされて行動すれば、損をするのは自分です。

    「負け」を確定させてしまうのは、自らの心の弱さです。
    ピンチでも、慌てずじっと耐える事が胆力であり、器の大きさなのです。


    p208
    ・悪名は無名に勝る。
    悪口は放っておくのが一番いい。
    人は興味があるから悪口を言うのだ。
    人の口に上ることは、金のかからない最高の宣伝である。

    知名度が上がれば仕事がしやすくなる。
    その代償として悪名は覚悟するしかありません。
    精神的ダメージとメリットを天秤にかけて、どちらを選ぶべきか自分で判断すればいいのです。


    p224
    ・絶望しきって死ぬために、今を熱狂して生きろ。
    圧倒的に努力し、集中し、持てる力の全てを出し切って、それでもダメだったら望みは絶たれます。
    でも、それなら悔いはなく、清々しい気持ちで最期を迎えることができる、自分に誇れると思います。

  • 「憂鬱でなければ、仕事じゃない」の続編に当たる本。
    二作目ってどうしてもクオリティーが落ちてしまうものだけど、
    この本はそれを許さない、そんな心意気で作られている名著です。

    ※「憂鬱でなければ、仕事じゃない」
    http://booklog.jp/users/noguri/archives/1/4062170027

    今回も見城さんが自分の人生観・仕事観についてまず述べて、
    それに対して藤田さんが賛同したり、違う視点から意見を述べたり、
    ときに反対の意見を述べたりします。
    二人の視点はとてもユニークで、
    きっとどこかに自分にとって名言となる言葉が潜んでいるはずです。

    このシリーズは、中身を見ないで「買い」の一冊です。

  • 友達は仲の良さとか価値観がどれくらい一緒かではなくてどれだけ刺激し合えるか

  • 見城徹さんと藤田晋さんの共著第2弾です。前作に続き見城さんの言葉は、とても深く重みがあります。
    二人の社長のストイックさは真似できませんが、人生観は多いに役だちます。死ぬ瞬間にしか、結果がありません。プロセスを大切にします。

  • 考え方の異なる二人が1つのテーマについて書いてあり、刺激を受ける本です。やはり物事に対する厳しい態度が必要なことを再認識しました

  • 幻冬舎社長の見城氏は、命をかけて人生(仕事)を生ききっている熱い男です。こんなにも働くことに命がけの人がいるのか、とビビります。美しくもあります。
    ある意味、名言集。やる気芋度★★★星3つ!!

    熊本県立大学:キティコ

  • 著者二人のお題に添った往復? ではないけれど見城さんの原稿見てから藤田さんが答える感じの自己啓発本。

    見城さんが鞭で藤田さんが飴で、な印象。

    正直に語ってるのでその辺はいいんだけどなんだかなーって思うのは略奪愛?の話とか出てくるところかな。
    まあ結婚してる相手じゃないけどもにょっとしたのは事実。
    他にもなんか引っ掛かる……。

  • 続編。
    この二人には敵わない。
    絶対に敵わない。
    仕事に対する情熱と覚悟が。
    才能ある人間がこれほどの努力をして初めて成功するのがビジネスなら、自分には絶対に無理だ。
    仕事に「熱狂」はできない。
    せめて「好き」で「10代の頃から望んでいた」を仕事にできたことを誇りに思い、恥ずかしくないよう頑張ろう。

    以下、引用とメモ
    「汗は自分でかきましょう。手柄は人にあげましょう。そしてそれを忘れましょう。」
    理想。しかし難しい。

    「感想こそ人間関係の、最初の一歩」そして「感想がないところに、人間関係は成立しないと心得るべき」
    なるほど。
    確かに感想を伝えることはリスクと感じて、自然と避けてきた。これからはきちんと伝えたい。

  • 優秀な経営者の仕事論。
    小難しいことを考えているかと思いきや、「仕事に熱狂する」「相手のことを考え、どうすれば満足してもらえるかを必至に考える」ということを愚直にこなしているだけである。
    とはいえ、それを極限まで昇華させているのはスゴイ。普通の人に出来ることではない。
    定期的に読み直して、自分に鞭打ちたい一冊である。

    以下、備忘録。(一部、自分なりの解釈あり)


    考えて考えて考えぬく。
    新しくて辛い仕事、不可能と思えた仕事を乗り越えたとき、人は成長する。


    友情だけはギブアンドテイク。
    居心地の良いだけの友人はダメ。刺激し合うからこそ、尊敬し合える間柄になれる。


    感想は、相手との関係を深める第一歩。
    相手に的確な感想を言うことは大変だが、大変だからこそ、相手の心を動かせる。


    ヒットしたものは全て正しい。
    ヒットしたものは、何かしら、人の心を動かしたもの。
    ねたむことなく、なぜヒットしたのかを冷静に分析することが、自らを成長させることになる。


    悪名は無名に勝る。
    目立てば、必ず叩かれる。
    その中で信念を貫き通すことが対せる。

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著者プロフィール

幻冬舎代表取締役社長。1950年12月29日静岡県清水市(現:静岡市清水区)生まれ。 静岡県立清水南高等学校を卒業し、慶應義塾大学法学部に進学。大学卒業後、廣済堂出版に入社。初めて自身で企画した『公文式算数の秘密』が38万部のベストセラーに。75年、角川書店に入社。「野性時代」副編集長を経て、「月刊カドカワ」編集長に就任、部数を30 倍に伸ばす。5本の直木賞作品を始め数々のヒット作を生み出し、41歳にして取締役編集部長に。 93年、角川書店を退社し、幻冬舎を設立。五木寛之『大河の一滴』、石原慎太郎『弟』、唐沢寿明『ふたり』、郷ひろみ『ダディ』、天童荒太『永遠の仔』、村上龍『13歳のハローワーク』、劇団ひとり『陰日向に咲く』、長谷部誠『心を整える。』、渡辺和子『置かれた場所で咲きなさい』など26年間で25冊ものミリオンセラーを世に送り出す。著書に『編集者という病い』、『異端者の快楽』、『たった一人の熱狂』、藤田晋との共著に『憂鬱でなければ、仕事じゃない』『絶望しきって死ぬために、今を熱狂して生きろ』、松浦勝人との共著に『危険な二人』、林真理子との共著に『過剰な二人』などがある。

「2020年 『読書という荒野』 で使われていた紹介文から引用しています。」

見城徹の作品

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