- Amazon.co.jp ・本 (226ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062175982
作品紹介・あらすじ
上司が頼り、部下がついてきた。その人望でしぶといチームができあがった。名将の右腕が明かした落合監督との8年間。
感想・レビュー・書評
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前中日ドラゴンズ監督の落合さん「采配」と対で読むとより一層面白くて興味深いです。しっかりと正確に同じ方向に向いてプロ野球シーズンを戦っていたんだと言うことが良くわかる。平成プロ野球の黄金コンビ。
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中日ドラゴンズは創立以来75年でリーグ優勝を9回しているが、そのうちの5回は落合さんが監督だった時のこと。しかも日本一にもなりアジアチャンピオンにもなり、在任中は全てAクラス。八年の在任期間でかつて万年Bクラスだったチームを常勝軍団にまで引っ張り上げた落合さんは、正しく名将の名に相応しい。そして落合さんの名参謀・森ヘッドのこの本を読むと、何故落合さんが名将なのか・何故常勝軍団となったのかがより具体的にわかります。落合さんの「采配」がビジネス書寄りな書き方に対し、この本は落合さんの名言を更に具体的に解説してある上、有能なトップの下にいる人間がどうやって実践させるかというヒントも含まれていて、中間管理職のビジネス指南書として読んでもなかなか面白いし、野球というビジネスに携わっている社会人の実情も垣間見ることができます。「采配」とセットでお勧め。いやぁ、野球は選手・監督・コーチ・フロントとの歯車の噛み合わせでどうとでもなるなぁ。奥が深い…。
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私は元中日の落合監督の考え方が好きなので、
当時のナンバー2の考え方、落合監督との関係、落合監督の考え方が知れる本でおもしろい本でした。
森繁和さんは、いいナンバー2ですね。 -
「采配」の答え合わせのような本。なぞるように書かれているくだりもあれば、更なる裏話があったりと。
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落合中日の強さは、落合監督と森ヘッドコーチの絶妙の連携にあったことは、スポーツ記事の紹介などでよく知っていたし、その森さんが現場を離れ、ナンバー2論を語ってくれるのは、非常に楽しみであった。
本書はその過大な期待に十分応えてくれる内容であったし、リーダーとは、そしてそれを支えるナンバー2はどうあるべきかについて、多くの学びと気付きを与えてくれるものだった。
ひとつだけ気になったのが、情報統制に関する記載。確かにプロ野球は他球団を出し抜いて勝つものであり、そのために様々な駆け引きが存在する。しかし一方プロ野球は興行であり、機構全体の成長発展も必要である。要は自チームだけが勝ち続けるだけではダメなのだが、落合さんも森さんもそこらへんは割りきっていたし、そこが惜しまれつつもチームを去らなければならなかった原因であったような気がする。 -
どういう世界であれ結果を残した人の主張は参考になる。
だが、本当にそれが正しいのか、はいつも疑問を感じる。上手くいったことを殊更に取り上げている感じがするから。
西武・中日では成功したが、なぜその間の日ハム・横浜では結果を残せなかったのか…
引っ掛かるんだよね。 -
上の顔色をうかがう組織はだめだ。上から抑えつけるのでなく、自分で考えさせる。
孤独な時間の過ごし方。任せるというのもそうだと思う。選手に気持ちよく