- Amazon.co.jp ・本 (514ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062172523
作品紹介・あらすじ
痒み止め薬「王疹膏」を売り出し中の瓶屋の主人、新兵衛が斬り殺された。本所深川の"ぼんくら"同心・井筒平四郎は、将来を期待される同心・間島信之輔(残念ながら醜男)と調べに乗り出す。その斬り口は、少し前にあがった身元不明の亡骸と同じだった。両者をつなぐ、隠され続けた二十年前の罪。さらなる亡骸…。瓶屋に遺された美しすぎる母娘は事件の鍵を握るのか。大人気"ぼんくら"シリーズ第三弾。あの愉快な仲間たちを存分に使い、前代未聞の構成で著者が挑む新境地。
感想・レビュー・書評
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瓶様。
怪しいぞ、ほかの何より面妖だろう。何があるのかは上巻ではわからない。
わりと地味な事件を、地道に調べて抑え気味な話になっています。
今回は見た目の美しさ、醜さもテーマになっているのかな。
引き続き下巻読んでます。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
宮部みゆき
講談社 (2011/9/22)
かなりの長編ですが全く退屈知らずに読みました
やはりとってもおもしろかったです
ちょっと「できすぎ」の少年が心配です
「ぼんくら」「日暮らし」まだ続くのでしょうね
楽しみです
≪ 想い秘め だれを呼ぶのか おまえさん ≫ -
大好きなぼんくらシリーズ、第三段!
弓之助とおでこの成長が素晴らしい。
ちょっとさびしいけど(笑)。
今回も、ご隠居・源右衛門、医師の玄徳先生、女差配人おとし、河合屋三男・淳三郎など、楽しいキャラが新登場。
同性としては佐多枝さんの蔓具合にイラっとするけど、これは登場する女たちがみんなわかってる通り、やっかみ半分なんだろね(笑)。
事件は複雑で、それにプラスして起こる出来事もたくさんあって、読みごたえたっぷりの一冊!
ただ、私的には、枝葉の出来事が多くて気が散る?し、前出の登場人物もてんこ盛りで登場するのがなんともウザ、いや、少々煩わしいかも。
でも、こういう枝葉を短編で別冊にすると、それは味気なくなっちゃうのかな。 -
源右衛門爺さんがいい味出してます。
『うっかり水をくぐったままほったらかされてそのまま乾いて
しまったちりめんのようにくしゃくしゃ』な爺さま
今回も登場人物が多いけれど、人物紹介に愛嬌があって好きです。 -
こんなに長いけれど、少しずつ展開する宮部ワールドをゆっくりたどって、話は後半へ。
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ハズレがないね。ただちょっと説教くさい。初登場の弓太郎の兄がいい感じ。
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「ぼんくら」「日暮し」シリーズらしい。
らしい。というのは、私が覚えていないから。
読んだのに、全く覚えていない。。。
そして、なんだか、話にのめりこめず、ものすごい時間がかかってしまった。
でも、なんとか読み切ったので下巻も読む予定。
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一見すると連続殺人っていうヘビーな内容なのに、ぼんくらのおかげでふわ〜っとした雰囲気の中で進んでいく。ぼんくらと日暮らしを読んだのが前すぎて忘れ気味だったけど、その2作を知らなくても楽しめます。そして弓之助が可愛すぎる。上巻だけで謎が解けかけてる感じもするけど、下巻も同じくらい分厚いから、一体どんな展開になっていくのか楽しみ。
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2017,5.11