- Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062171335
作品紹介・あらすじ
告白しよう。おれは種なし-無精子症だった。ところがどうだ。いま、おれの横では、かわいいベイビーがすやすやと眠っている。出産秘話の初告白、そして真実の愛を語る。
感想・レビュー・書評
-
広告で新刊「育爺。」が出ているのを知り、その前に以前から気になっていた本書を読むことに。「レッド・ウォーリアーズ」には、年代的にも音楽ジャンル的にもあまり興味はなかったけれど、最近ユカイさんがNHKの朝のラジオ番組でパーソナリティをしていて、その飄々とした自然な感じに好感を持っていたのだった。
この本はタレント本によくある語り口調で、いつもなら数ページも読めないところだが、何となく勢いであっという間に読んでしまった。ラジオの声になじんでいたからだろう。正直で飾らない感じがした。
四十過ぎて「家庭」を持とうとしたら、無精子症だと診断されたユカイさん。その前後の大波小波の人生を率直に語っている。不妊症の女性については当事者の思いを目にすることもあるけれど、男性は珍しい。子どもを持つことで変わっていく自分を受け入れていく柔軟さがいいなあと思った。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
正直な文章に好感を覚えた。人気絶頂期の「テレビを眺めていて、この子、かわいいじゃんって思うでしょ。そうすると、いつの間にかベッドの上に横たわっているんだよ。自分でもわけがわからない。」wwwユカイさん
-
赤裸々な内容を淡々とした語り口調にのせ、不覚にも涙が出てしまった。遊び人がつかんだ幸せに、心から良かったと思える内容
-
男性不妊や女性遍歴が文字通りユカイに書いてある。楽しく読めた。
-
軽く読むつもりが、面白かった。簡単な言葉で大切なことを伝えてるかと。
-
http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4062171333
── ダイアモンド☆ユカイ《タネナシ。20110722 講談社》
田所家の人々 ~ タネナシ成りさがり ~
<PRE>
田所 □□ ユカイの父 19‥‥‥ ‥‥ 19‥‥‥ ? /目黒区役所職員
♀田所 □□□ ユカイの母 19‥‥‥ ‥‥ /誕生日祝いに高知旅行
────────────────────────────────
ダイアモンド☆ユカイ 歌手 19620312 埼玉 東京 /DIAMOND YUKAI [B] ロック、俳優/籍=田所 豊
http://ameblo.jp/diamondyukai/
♀田所 □□□ ユカイの後妻 1973‥‥ ‥‥ /2009020『踊る!さんま御殿!!』で「タンポポのような女性」と再婚
♀田所 新菜(にーな) 201102‥ ‥‥ /ユカイの長女
田所 頼音(らいおん) 20121101 ‥‥ /ユカイの長男
田所 匠音(ショーン) 20121101 ‥‥ /ユカイの次男
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
♀三浦 理恵子 ユカイの前妻 19730901 東京 /199711‥-200111‥ 離婚「好きだったアイドル」 [A] タレント
http://gree.jp/miura_rieko
</PRE>
…… 妻の不妊治療検査に付き添ったユカイさん。その時医師に「旦那
さんもしたほうが」と勧められ、なんの覚悟もなく検査を受けた。結果、
不妊の原因はユカイさんにあると診断された…再度医師の診察を受け体
外受精が可能とわかり、不妊治療を受けることに。現在は3人の子ども
に恵まれ子育てに奮闘中だという。
── 育爺 ユカイ《徹子の部屋 20131029 13:20-13:55 テレビ朝日》
(20131029)
-
学生時代に、知り合ったばかりの美人の友達が「ロック大好き!特に、レッドウォーリアーズが好き!」と言って、私は全く聞くことのないジャンルのバンドながらも、「えー、こんなに知的で美人の人をとりこにする、バンドおよびヴォーカル(ユカイさん)って、すごいなー」という感想というか、印象しかなかった、ダイアモンド☆ユカイが、数年前からさんま御殿に出演し、何度かトークを聞く中で、風変わりだけどなんかオモシロイ人という印象に変わりました。
で、そのユカイさんが自堕落な日々ののち、大切な人に出会い、新しい家族を持ちたいと思った時には、実は治療なしでは子供ができない無精子病ということがわかり、、不妊治療の記録および感想がまとめられた1冊。
軽妙な話し言葉で綴られる本作は、気軽に読めるものの、内容としてはご夫婦の葛藤、苦悩、そして決意が語られている。ユカイさんご夫婦はめでたくもこの治療により、現在は3人の女の子に恵まれたものの、多くのご夫婦が不妊治療に取り組む今、この不妊治療記録本は老若男女問わず、多くの人におすすめしたい1冊。
ただし、タイトルは「タネナシ。」、著者は「ダイアモンド☆ユカイ」です。
電車内で読書派の私は、カバーなしでは読めませんでした(笑)。 -
軽い本だがけっこうおもしろい。もちろんテーマは深刻。
-
軽妙な語り口ではあるが、本書内で著者自身も語っているように、ひどく悩んだだろうし、このように本としてカミングアウトすることにも抵抗はあっただろう。
男性であれ女性であれ子供がほしいのに出来なくて悩んでいる人は少なくないはず。
勇気を与えてくれる一冊。