おもしろい話が読みたい!(ワンダー編) (講談社青い鳥文庫)

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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (426ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062162166

作品紹介・あらすじ

「ワンダー」をテーマにして、青い鳥文庫の人気作家5人が書きおろした短編集。お待ちかね、「パスワード」に「怪盗クイーン」。さらにはご存じ「三国志」に、妖怪がゾクリとさせる「あやかしの鏡」。紅茶が大好き「お嬢様探偵ありす」。冒険あり、謎解きあり、波乱万丈の人生あり。大人気シリーズの新作が、ずらりせいぞろい!読めばそこはワンダーランド。ハラハラドキドキがつまった一冊です。

感想・レビュー・書評

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  • はやみね先生と その他の作家4人による、「ワンダー」をテーマにした物語だった。
    パスワードシリーズ、あやかしの鏡シリーズ、三国志英雄シリーズ、お嬢様探偵ありすシリーズ、怪盗クイーンシリーズから、書き下ろしされた物語だった。
    三国志英雄シリーズは内容が少し難しかったが、その他以外の物語はとても読みやすく、面白かった。
    クイーンさんがまだ、ジョーカーやRDと出会う前の話が書いてあった。クイーンさんたちが、どのようにお互い出会ったのか知りたいと思った。

  • 青い鳥文庫創刊30周年記念の企画として、人気シリーズの外伝、番外編のアンソロジーが3冊、3か月つづけて刊行されている。

    その1冊目「ワンダー編」のラインナップは下記のとおり。
    松原秀行  「パソコン通信探偵団」
    香谷美季  「あやかしの鏡」
    小沢章友  「三国志」
    藤野恵美  「お嬢様探偵ありす」
    はやみねかおる「怪盗クイーン」
    本書を読むと、原シリーズも読みたくなる、読みたくなる、読みたくなる...。

    ぼくには、彼が考えていることが、痛いくらいわかる。力がほしい。強大な力だ。だれに頼らなくても、自分と自分のたいせつなものを守れるだけの、強い力がほしい。
    p.393「怪盗クイーン外伝 初楼 ~前史~」(はやみねかおる)

  • 978-4-06-216216-6 417p 2010.6.25 1刷

  • 色々な話が少しずつのっていてとても面白かったです。

  • おじいちゃんおばあちゃんからのお誕生日プレゼントでした。

  • For children.「wonder」がテーマの短編集。各話ともシリーズ新作や外伝。 冒険、謎解き、波乱人生あり、ハラドキがつまったコドモ向けの1冊。

  • クイーンとパスワード目当てで。
    この2つはシリーズを読んでいるけれど残りは読んでいない。
    シリーズを知らないとどうだろうと思ったけれど、それなりに楽しめた。

    「パスワード」…奇想天外SFというより、はちゃめちゃダジャレ。
    ミステリーにファンタジー要素は入れない方がいいかなあ。
    クイズももはやダジェレレベルに。

    「あやかしの鏡」…想像していたよりも妖たちのキャラが軽かった。
    現代的な妖たち…。
    ちょっとしたミステリー風味で楽しめた。
    本シリーズも読んでみたい。

    「三国志」…劉備贔屓になってしまいがちな三国志だけれど、曹操主役の話を読むと曹操贔屓になりそう。
    やっぱり、三国志は面白い。

    「お嬢様探偵アリス」…子供の安楽椅子探偵と、小学生の執事というなかなかのドリーム設定。
    アリスに帽子屋、とストーリーよりもキャラの設定が立っているように思う。
    お嬢様の薀蓄というか説明が合わなかった。
    アルビノのうさぎの用途は、実験用…?
    調べてみて納得がいったけれど、文脈からは分かりにくかった。

    「クイーン」…時間が経ちすぎて初楼のメンバーたちがあまり(殆ど)記憶にない…けれど楽しめた。
    クイーンは本当、年齢不詳…。
    最初からおさらい、しようという気持ちになった。

  • 怪盗クイーンのファンである私にとってはやっぱり「初楼-前史-」が面白かったです。エースのズキアのあらすじは読んでいてドキドキ&ワクワクしました(*>O<*)

  • “「待てと言うに、土蜘蛛!それなら、わらわはどうなる。またひとり取りのこされて、家族もおらぬ、わらわは――。」
    すると、足を止めた土蜘蛛が、大きくため息をついてから、ふりかえる。
    「なに、寝とぼけたことを言ってんだ、ゾゾ。さみしいなんて、感じたこともないくせに。この子どもに毒されたか?……だが、あんたは、あくまでも妖怪なんだ。ひとりがあたりまえ。――つまんないことを気にせず、いつものあんたらしくやっていけよ。」
    「わらわらしく?」
    「ああ。メズキも、それを待っている。」
    それだけ言うと、土蜘蛛はまた歩きだした。
    今度は、ゾゾも呼び止めない。
    離れていくふたりのあいだを、川からわきあがってきた灰色の靄が流れていった。”

    松原秀行「パソコン通信探偵団事件ノート-奇想天外SF編③ パスワード 謎が島アドベンチャー」
    香谷美季「あやかしの鏡外伝 迷子-ロスト・チャイルド-」
    小沢章友「三国志英雄列伝 曹操の巻 -最強将軍の誕生-」
    藤野恵美「お嬢様探偵ありすの冒険 -うさぎの穴に落ちて-」
    はやみねかおる「怪盗クイーン外伝 初楼-前史-」

    友風子さんのイラスト本当素敵。
    三国志だけはちょっと読めん。苦手。
    初楼?さて、聞いたことはあるが覚えていない。怪盗クイーン読み直すかな……。

    “「わたしの名前は、クイーン。怪盗を生業とする者です。」
    男性とも女性ともいえない声。
    「それでは、大金庫を盗ませていただきます。」
    自信に満ちた話しかただ。みじんも、自分の能力に疑いを持っていないことがわかる。
    警官の一人が、空にむかってさけんだ。
    「そんなことは不可能だ!金庫は、ビルの地下にある。それに、道路は警官によって封鎖されている。マフィアだって、おとなしく盗まれてはいないだろう。この状況で盗めるわけがない!」
    それに対して、クイーンがこたえる。
    「わたしは、怪盗。怪盗に不可能はないんですよ。」”

  • 収録作品
    パソコン通信探偵団事件ノート 奇想天外SF編3
     「パスワード 謎が島アドベンチャー」 松原秀行
    あやかしの鏡外伝
     「迷子-ロスト・チャイルド」 香谷美季
    「三国志英雄列伝 曹操の巻-最強将軍の誕生-」 小沢章友
    「お嬢様探偵ありすの冒険-うさぎの穴に落ちて」 藤野恵美
    怪盗クイーン外伝
     「初楼-前史-」 はやみねかおる

    アンソロジーは、新しい作家やシリーズを知るきっかけになるので、楽しい。

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著者プロフィール

神奈川県に生まれる。早稲田大学文学部卒業後、フリーライターに。1995年より講談社青い鳥文庫で「パスワード」シリーズをスタート。現在までに37巻を数える人気シリーズとなる。ほかの作品に『竜太と青い薔薇』『竜太と灰の女王』『オレンジ・シティに風ななつ』「レイの青春事件簿」シリーズ(いずれも講談社)、「鉄研ミステリー事件簿」シリーズ(KADOKAWA)などがある。


「2023年 『おはなしサイエンス 恐竜 恐竜の町で見つけたこと』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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