モダンタイムス 特別版 (Morning NOVELS)

  • 講談社
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本棚登録 : 628
感想 : 109
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  • Amazon.co.jp ・本 (626ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062150743

作品紹介・あらすじ

モーニングで連載された伊坂作品最長の最新作。挿絵完全収録特別版。

感想・レビュー・書評

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  • 以前にも読んだものを挿画付きで再読。
    かなり覚えてたけど楽しく読めた。

    ー勇気はあるか?
    ー実家に忘れてきました。

    伊坂さんのこういうのいいよねぇ。
    くすくすって笑っちゃう会話が伊坂作品の骨だよなぁ。そこに本質を折り込むタイプ。

    伊坂さんの小説を読んでいると、何故だか現実の日常を頑張れる気になる。うまく言えないけど「大したことじゃない」って気になるというか「別にいいじゃん、大丈夫だよ」って気になる。
    笑い飛ばす力っていうか、なんかそういう感じ。
    伊坂さんの小説の中の人たちはみんな陽だまりみたい。

    表紙の挿画を見て浦沢さんだと思ってたら違った(浦沢直樹さん好き)

  • うーん続編だけど独立している話
    人がある業務の部品として、少しずつ別々の作業を依頼されてこなしていく、それによって犯罪とかも可能だったりとかそんなくだりが印象的で
    その他残り全部とくに記憶がない。
    こんなに長く書く必要のある話なのか?

    本が分厚くて、鈍器になる重さ

  • 「魔王」の続編。魔王を現代とするとこの作品はその50年後ぐらい。2059年てことになるね。

    う~ん。説明が難しい。色々な見方はありそうだけど、多分この作品で一番言いたいのはネットの怖さですね。皆さん、クリックしてるそのページの内容にどれくらい信頼を置いてますか?その情報が全て誰かに管理されているものだったらどうしますか?そのページをクリックするように誰かに仕向けられている可能性を考えたことがありますか?

    おそらく、今はピンと来なくても50年後にはその常識が崩れてる。という予言をこの小説はしてる気がします。

    作者の考えを全部鵜呑みにするとえらいこっちゃなりますが、やっぱり伊坂さん、考えさせられます。
    もうちょっと魔王の伏線を拾ってほしかったのと、グロいシーンはもうちょいカットできたかなと。

    「危険思想とは、常識を実行に移そうとする思想である」
    名言。


  • 残暑残暑ってこれは残りすぎでしょ。暑さ残りすぎ
    探検イギリスのサー・アーネスト・シャクルトン南極大陸横断に挑んだんだけど入所に挟まって相談するんだそこから1年半全員を取りまとめて1人も小竹そこに生還した

    地獄の警備員。元力士の警備員が人を殺し。話

    今日私がこの1週間以内に抜き打ちテストをやると宣言する最初の日いきなり教師が今日やるぞと言うと生徒たちは僕たちは強者ないかと思っていました。抜き打ちにはなりませんと反論する。仕方がなく翌日教師が再びテストを試みるとすると昨日やらなかったから今日じゃないかと思っていました。と言う要するに永遠に抜き打ちテストができないと言うものだ。

    381
    355 らす

    いいか、小説ってのは、大勢の人間の背中をわーっと押して、動かすようなものじゃねえんだよ。音楽みてえに、集まったみんなを熱狂させてな、さてそら、みんなで何かをやろうぜ、なんてことはできねえんだ。役割が違う。一人一人の人間の身体に沁みていくだけだ。
    まぁ、俺たちもそうだ。自分たちの仕事や生活がいったい何に影響を与えるかなんて知らないで生きている

  • 「2009本屋大賞 10位」
    九州産業大学図書館 蔵書検索(OPAC)へ↓
    https://leaf.kyusan-u.ac.jp/opac/volume/1190811

  • じゃんけんつおい

  • 読み進めていくうちに、なぞが深まっていって、どんどん抜けれなくなる感覚があった。
    最後の最後に全ての真相が明らかになり、その爽快感は言葉では表し切れないものであった。

  • 勇気は実家に置いてきたーそんな普通な男性がよくわからないままに"なにかの流れ"に巻き込まれてゆく話。

    魔王の続編にあたる作品。読み応えがあって面白かった。

  • 人生は要約できねえんだよ 作品もまた然り。

    某社員が、格闘技のカポエラを使う色男と対決する
    ・・・・・・もしかしてこれは挿絵担当者の作品なのでは?と、
    思ってみたり。

    私は偽者が嫌いだ。見せかけの真実はみたくない
    →ジャッククリスピン名言に出てきそう?

    魔王からの繋がりで、犬養ですら
    結局、自分はシステムの一部に過ぎない。という場面は
    印象に残りました。

    ようやくたどりついたゴッシュ本社にて
    『見るべきものは見ましたか?』というオチ。
    少々モヤモヤ感が残ります。

    この作品には大きく関わってくる場面ではありませんが、
    「あなたはまだ実感ないだろうけど、人に会えるのはね、生きている間だけだよ」というセリフは特に印象に残りました。

  • 読んでいたのに登録していませんでした。確認のために読んでみたら止まらなくなって一気に読み返してしまいましたww

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著者プロフィール

1971年千葉県生まれ。東北大学法学部卒業。2000年『オーデュボンの祈り』で、「新潮ミステリー倶楽部賞」を受賞し、デビューする。04年『アヒルと鴨のコインロッカー』で、「吉川英治文学新人賞」、短編『死神の精度』で、「日本推理作家協会賞」短編部門を受賞。08年『ゴールデンスランバー』で、「本屋大賞」「山本周五郎賞」のW受賞を果たす。その他著書に、『グラスホッパー』『マリアビートル』『AX アックス』『重力ピエロ』『フーガはユーガ』『クジラアタマの王様』『逆ソクラテス』『ペッパーズ・ゴースト』『777 トリプルセブン』等がある。

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