柳生大戦争

感想・レビュー・書評

• 

  ひさごさんの感想

  フォロー

  2018年4月5日

  荒山徹さんの小説ならＢＬ的な感想を書きこんでもＯＫなのね？と思いそうになった作品。
  家光と友矩がひどすぎますよ（笑）
  友矩のバンコラン化が凄いことになってます。
  
  しかしかなりの勝ち組要素と世の流れの見る目を持ちながら、さまよい続ける友矩の姿がとても寂しい。
  彼にとってこの話の最後は、救いのような気がしています。
  
  十兵衛と友矩の雪の中での対決が寂しく美しい。
  荒山さんの描く対決シーンは美しい描写が多い。

  

  0

  詳細をみる
  コメント0件をすべて表示
• 

  herzenさんの感想

  フォロー

  2017年2月5日

  2017/02/03完讀
  ★★★★☆
  
  這本書分為三部，開始讀第一部的時候有點錯愕，怎麼是如此中規中矩的小說(不過讀到後面居然開始惡搞建國神話@@)，戰鬥場面也很少?然後第二部居然就開始限制級畫面大暴走了。作者向《花車》致敬，因此秘劍花車的神後伊豆守就變成西班牙人ジンゴイズ伯爵了，令人捧腹。美男子柳生友矩因為和家光的關係走火入魔，為了將軍家的傳承起見，宗矩讓友矩稱病告假，卻造成和友矩的決鬥後左足被砍，因此開始追殺自己的庶子，派出長男和三男前往韓國。友矩在韓國組親衛隊，後來又投靠後金=大清，格局寫得很大，作者真的很了解韓國人，也不斷讓我想起之前閱讀井沢的內容！友矩也意識到自己即將和兄長決鬥，也不斷製造機會對決，最後失去所愛之後對決也被兄長所斬。目前為止故事相當有趣好讀，但是並沒有出人意表之處，毋寧說第一章雖然有惡搞成分但又寫得太平淡（不過第二章都寫成那樣了，第一章要是同樣調味，大概會太重鹹@@）。不過，沒想到最勁爆的梗留在最後，妖術師安立堅的橋段一開始我還不知道其意義（宗冬的沒牙齒語看起來是來搞笑的），沒想到在最後的駅伝，妖術師居然回去把祖先柳生惡十兵衛帶來了！而且是和十兵衛同樣年紀、隻眼的樣貌！惡十兵衛對於宗矩惡用禪師的資料感到很怒，最後和十兵衛PK究竟誰勝?!宗冬也沒看清楚，不過最後勝者差點對宗矩呼び捨て，所以令人不寒而慄，終於知道標題柳生大戰爭的意義了！雖然和友矩的最終戰鬥場面略嫌草草了事，但我對結局的安排感到非常驚艷，如此整本書將構成一個圓滿的狀態(不這樣寫的話前面有雞肋之嫌)。雖然還不能達到隆慶五顆星的力道，但我對於作者掌握節奏和安排劇情的能力感到佩服，當然惡搞能力也是，好想多看一下ジンゴイズ伯爵的故事喔XDDD

  0

  詳細をみる
  コメント0件をすべて表示
• 

  myjmnbrさんの感想

  フォロー

  2011年10月3日

  前作がイマイチだったので、そろそろ息切れかと危惧したが、まだまだ面白いじゃないか！　「朝鮮」と「柳生」だけでよくよくここまでアイデアが出せるものだと感心してしまう。
  
  今回は明と清との政治関係を絡めて、より歴史小説としての物語が重層的にしている。朝鮮妖術があまりフィーチャーされず、物語に重厚さを持たせている。(でも最後にトンデモないオチがついて口をあんぐりさせてしまったが)

  0

  詳細をみる
  コメント0件をすべて表示
• 

  eggstandさんの感想

  フォロー

  2010年3月3日

  　一連の柳生モノ。今回は朝鮮の創世神話「檀君神話」誕生の秘話と柳生新陰流始祖の関わりを描く「剣神降臨ノ巻」，朝鮮にわたり，柳生新陰流をもって清に仕える柳生友矩の流転を描く「美神流離ノ巻」，父 宗矩より友矩討伐の命を受け朝鮮の地を踏む柳生十兵衛を描く「戦神裂空ノ巻」の中篇3本。
  　こう書くとけっこうマトモっぽいが内容はその実，「捏造とはこうやるのだ！って…。つかこれ，創作時の作者だろ」「友矩はバンコランかよ！」「地の文で柳生十兵衛inコリアとかアホだろ。しかもこのこのオチは…」と突込み所が山のように。楽しんで書いてるなあというのがありありとわかって微笑ましい。続きがとっても楽しみです。

  0

  詳細をみる
  コメント0件をすべて表示