(新装版) 天璋院篤姫 (上)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 79
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (430ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062142175

作品紹介・あらすじ

激動の幕末維新、薩摩の島津家から徳川13代将軍家定に嫁いだ篤姫-しかしその結婚生活は、短く、そして常ならざるものであった…。2008年NHK大河ドラマ「篤姫」原作。

感想・レビュー・書評

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  • 緊急事態宣言が長かったので大河ドラマで篤姫を一気に見ました。結構ドラマは面白かったので原作も読もうってことで購入。大河ドラマで過去人気No.1と言われるだけあってドラマの方が良くできているかな。上巻は面白さはありますが下巻はあまり盛り上がりどころがないので★3つ。
    小松帯刀が驚くほど出て来ないのが笑えます。島津斉彬はあまり他の小説では描かれないのですがこの天璋院篤姫には結構描かれていたのは良かったですね。

  • NHK大河ドラマにもなった天璋院篤姫。
    つくづく思うのは、幕末の人物について、捉え方により、評価、感想は、全然違うのだと言うこと。
    よく読み込みと、水戸斉昭、一橋慶喜への印象は、180度違ってくるかなと。
    まあ、現代の感覚からは、男性の女性への接し方含めて、信じられないが。

  • 激動の幕末に13代の家定に嫁いだ島津分家の篤姫の輿入れから将軍逝去までの話。どちらかと言うと3者的な見方の記述が多い気がする。まあ幕末は激動の時代のためしかたがない気もするが、それでもこの時代を生きた篤姫には感動します。

  • 何年か前の大河ドラマの原作。
    大河ドラマは見ていませんが・・・

    宮尾登美子さんが好きなので読んだのですが、あまり好みの作風ではありませんでした。
    おもしろいけれど、入り込めない感じでした。

  • (新装版) 天璋院篤姫 (上、下)
    第13代将軍徳川家定の妻:天璋院篤姫の物語。
    ”08大河ドラマ 薩摩の片田舎から将軍の妻となり、皇妹を娘に持ち女性からの憧れの立場にまで上り詰めながらその反面の苦労も表現されていて楽しく読める作品です。

  • 2009/11/29完讀

  • 篤姫といえば、幕末、徳川家に嫁いだ、薩摩の武家のお姫様。大奥の最後を見送ったと言われる別名天樟院様として有名です。大奥最後の大ボスってイメージが強かったんだけど、この小説では、薩摩の田舎武士から、徳川将軍の嫁として大奥に君臨するまでの、まさかまさかの大玉の輿の過程などが、細かに下調べをして小説化しています。篤姫がしっかりした性格の持ち主だったことで、彼女の人生は思いもよらない方向へ向かうんだけれども、篤姫の揺れ動く心情の部分がとても自然で面白い。基本的に宮尾さんはしっかりと資料に基づいてストーリーを作ったそうですが、性格などはやはり小説上のフィクションなんでしょうね。とても出来上がっていたので、歴史上で彼女がそういう聡明な女性であったと信じたくなりました。実際はドラマでの役みたいに、わがままな女性だったのかもしれないけれど。

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著者プロフィール

1926年高知県生まれ。『櫂』で太宰治賞、『寒椿』で女流文学賞、『一絃の琴』で直木賞、『序の舞』で吉川英治文学賞受賞。おもな著作に『陽暉楼』『錦』など。2014年没。

「2016年 『まるまる、フルーツ おいしい文藝』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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