- Amazon.co.jp ・本 (262ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062139212
感想・レビュー・書評
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自衛隊の、本当に命懸けでいろんなものを背負った、んで、見事に成功したオペレーションの記録。
陸自は、日本社会で認められ難く、受け入れられる為に苦労して来たことが現地でも役に立った。なんという逆説的。だが、「軍隊」でない故に、日本人故に、磨き上げれて来たことがある。他国の「軍隊」ではできなかったことだ。
軍の仕事ではないが、軍ではない仕事だ。
そういう事なんだろう。
色々と考え込むところはあるものの。
国民は、自衛隊の活動について、腹を括るべきなのだ。
しかし、1番の問題は、今こうしてこの本を読んでいるオレが、当時、ちゃんとした社会人であったはずのおれが、リアルで、殆ど覚えてないということだ
大半の日本人がそうなんじゃないか。
平和ボケとは、そういうことだ。 -
自衛隊のイラク先遣体調で、「ヒゲの佐藤」というあだ名で知られた筆者のよる、文字通りの最前線での奮闘記。ヒゲの佐藤はわざわざ表紙でも名乗っており、当時その名前で広く知られていたことが伺える。
政治がどう判断しようと、日本のマスコミがどう報道しようと、現場では命がけの活動であり、相手の習慣や宗教にもかなり細かく気を遣って、復興支援を慣れないビジネス的な駆け引きも交えながら現地に必死に溶け込んでいく。マスコミの報道は一面的であり、現場で何が起こっているのか、はこういった書籍がないと本当のところはわからないものだと思い知らされる。 -
著書は軍人ではなく外交官ではないか、という印象の一冊。読み口はとてもさっぱりしていてさっと読めてしまう。法整備問題からアラブ社会のビジネスのノウハウまで、様々な実務に関する経験をまとめた一冊。
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現役自衛隊時代に、イラク復興支援で体験した、現場の本当の声がかかれた貴重な一冊。全国民が読むべき本だと思う。
復興支援には物資や体力だけでなく、現地のしきたりや宗教、そのほかにも気を使わなければならないことが山ほどある。
これを読めば、防衛費を減らそうなどという間違った意見は出ないはず。
国会は一刻も早く、自衛隊がよりよく活動できるよう、法整備をすすめるべきである。 -
日本国内でさえ、意見の対立がある。現場でこちらから撃つことはできない。等々、ものすごく制限された状況の中で、ゴールを設定し、イラクのその地域の人々が自立できるように、地域に入っていき、信頼を得て、必要な援助を高品質なレベルで実現させていく。その過程。
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イラク派遣の「ヒゲの隊長」佐藤正久。やっぱり現場の話は面白く、かっこいい。右だろうと左だろうと、偉かろうと偉くなかろうと、安全なところから言うだけのやつの言うことなんか聞くだけ時間の無駄だ。
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外交と国際貢献を、現場の目線で実務的に語れる人はとても貴重。この人がいるだけで、自民党を政権につける意義があると思う。
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イラクへの自衛隊派遣は確か高校生くらいのときだったが、
その時の詳細な活動をまったく知らなかったので読んでみた。
とにかく撃たない撃たれないよう地元の人たちとの信頼関係を築くため、
いろんな人にあったり食事をしたり交渉をしたりと大変苦労していたそうだ。
その時の中東(?)の人たちの性格が吉村作治さんが言ってたこと
ほぼそっくりでそっちに驚いた。 -
自衛隊のイラク派遣について、自衛隊員の視点で書かれている。
実際に現場に行った隊員たちの「戦闘記」!