- Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062134323
感想・レビュー・書評
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読書介助犬オリビアのお話
本をうまく読めなくても犬は決して笑わない
黙って聞いてくれる
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K019
「おちこぼれだった子どもたちが自信にあふれた姿に変わっていく魔法の“R.E.A.D.プログラム”。現在、アメリカ、カナダで1000を超えるボランティアの飼い主と読書介助犬のチームが活躍している。犬に本を読んであげることが、子どもにとってなぜ、これほど大きなことなのか。子どもと、そして、子どもに関わるすべての人に贈る、大きなヒントに満ちた一冊。」
目次
プロローグ 土曜日の図書館
第1章 出会い
第2章 本が嫌いな子どもたち
第3章 リーディング・ドッグ、オリビア
第4章 オリビアの魔法
著者等紹介
今西乃子[イマニシノリコ]
大阪府岸和田市生まれ。シンガポールホテル勤務、航空会社広報担当などを経て、フリーライターからノンフィクション作家に。世界の子どもたちの取材をライフワークとし、現在、小中学校の総合学習の授業なども行っている。NPO(特定非営利活動法人)「アジア教育支援の会」広報アドバイザー -
学校でスクールドックっていうプロジェクトをやったんだけどその時に出会った本
将来この道に進みたいなと思った -
こんな風にそばにいてくれるのが犬だよなあ。なんて優しい顔してるんだろ。うちもやったことあるけど、本読むと意外に聞いてくれる( ´ ▽ ` )ノ
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アメリカには読書介助犬という犬の仕事があるらしい。
読書介助犬がテーマの絵本を前に読んだ。 -
題名に惹かれましたが、まっとうなボランティアの話でした。
読書介助犬というのでしょうか。
吃音や発達の遅れ、引っ込み思案な性格など、いろんな悩みを抱えている子どもに対して提示するのが犬に本を読んであげること。
犬(もちろんよく訓練された)はどもっても声が小さくても訛りがあっても笑わないし、真剣に聞いてくれる。
その自信が次につながるというもの。
おもしろいプログラムを考え付くな、とおもいました。
図書館猫の話はありますが、犬を図書館に、ってアイデアは面白いですよね。
しかし、日本ではアレルギーとかの問題で難しいんだろうなぁ。 -
「読書介助犬」の存在を初めて知りました。
読書が苦手な子は読むことが楽しくなるだろうと思いました。この本の中では音読が中心になっていますが。
自分が気に入った箇所は以下のところ。
116ページより
「自分の年齢よりレベルが低い本を読むことは、屈辱的なことではない。大人だって絵本も読むし、児童書も読む。なにもむずかしい本を読むことだけが読書ではない。まずは、本の世界に入り込める想像力を身につけることが、読書好きになる最大のポイントだ。絵だけが描かれている本であっても読書はできる。そして、ストーリーを絵から創造することは、子どもにとって、もっとも楽しい読書である。」
リーディング・ワークショップ(読書家の時間)の考え方ともつながります。 -
坂東市の図書館【蔵書紹介】図書館では児童書になっていますが、大人に読んでもらいたい。語弊があるかもしれませんが、いわゆるおちこぼれといわれる子どもたちへの教育プログラムのひとつです。が、読み進めているうちにそういった教育的な志向は心から吹き飛んで、子どもたちの様子に心があたたかくほわほわしてきました。