イサナと不知火のきみ

著者 :
  • 講談社
3.75
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本棚登録 : 201
感想 : 23
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  • Amazon.co.jp ・本 (294ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062134224

作品紹介・あらすじ

たつみや章が描く海洋冒険とロマンの新シリーズ

海の民の娘と龍王の子が出会ったとき、悪しきものにて閉ざされた深海の闇に一筋の光が届いた!

霊力を持つ海の民の娘イサナと、父を海で亡くしたモリ撃ちの名手クレ、そして不知火(しらぬい)の海を支配する龍一族の最後の生き残り、ヒコナ。不知火の海を恐怖と悲しみで汚すものに、彼らは敢然と立ち向かう!

感想・レビュー・書評

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  • 資料番号:020153623
    請求記号:Fタツミ

  • イサナのような跳ねっ返りは好感が持てるね
    クレは結局どんな人なのかな 中国系?
    ヒコナは龍で神様みたいだ

  • おそらく縄文〜弥生の世を舞台にした、海洋ファンタジー! 男勝りのイサナとクレの仲が可愛らしいし、ストーリーは正統派でドキドキする。面白い。

  • 思わず一日で2冊とも読破

  • きのう読み始めて、きのう読了。かなり久しぶりなたつみやさん。
    軽めのタッチで、でも軽くなりすぎずに展開していっておもしろい。イサナとヒコナのかけあいに、ふふっと笑ってしまう。いかにもな感じに恋愛要素が入っているのは、個人的にはまたか、と思わなくもないけれど、でもやっぱりたつみやさんは物語のつくり方が上手だよなぁ、と思う。
    次巻も、読もう。

  • 龍って言うのは不思議な生き物ですよね~。  多くの場合生き物にはその種固有の「生息地」があったりするものですが、西洋のファンタジーに出てくる龍(というよりドラゴン)はその大半が山にいるような気がするけれど、我が日本国では「水」というキーワードだけは共通しているものの、「海神」だったり「山の神」だったりするんですから。  まあ、それもこれも「想像の産物」故なのかもしれませんが・・・・・。

    でもそんな風に神出鬼没(?)な存在であるだけに、この物語で不知火のきみの子供であるヒコナ(実は龍神)が松の木に宿って成長したな~んていう荒唐無稽な出だしであっても、「まあ、龍ならさもありなん・・・・・」と何となく納得させられちゃうんですよね~(苦笑)。 

    この物語は連作なので、この「イサナと不知火のきみ」だけだと、このファンタジーに登場するすべての人たちの顔見世と言う感じで幕を下ろしてしまうんだけど、今回の物語はどうやら「綿津見一族 & 不知火の神 & 龍神連合軍」(善) vs. 「シャチに率いられた禍々しい海洋生物連合軍」(悪)の闘いの物語・・・・・という展開になるようです。  相も変わらずたつみや作品らしい「善 vs. 悪」の対立の物語なんですねぇ。  まあ、これが児童文学の書き方の鉄則なのかもしれませんが・・・・・・。

    絵画的な描写という意味ではやはりだいぶ洗練されてきた感じはあって、東逸子さんの秀逸な挿絵の力もあって、一つ一つの場面がくっきりと想像できる美しい物語だと感じたけれど、はてさて、この物語はどんな風に収束していくのかしら・・・・・・。  それにご本人もあとがきで仰っているけど、「最強肉食海洋生物;海のギャング」と呼ばれるからといってシャチを悪役にしちゃっていいのかなぁ・・・・。  彼らだって肉食獣(魚?)として生まれちゃっただけで、そこに善悪な~んていう感情はないのにねぇ。

    (全文はブログにて)

  • 表紙の綺麗さにひかれて借りた本でした。
    舞台は古代日本。海の側で生きる巫女のイサナが主人公。
    本当は男のように船長になり、旅をしたいという夢を持っていて
    格好もまるで少年のよう。でも冒険のなかでちょこちょこと現れる
    少女っぽさがかわいらしかったりして。
    ストーリーは龍王である「不知火のきみ」との出会いと、
    悪者のシャチの一味との対決を描いたもの。
    龍なんて完全に架空の話なんだけれど、何故かドキドキしてしまって…。
    すっかりイサナになった気分でした。
    巫女の世界のちょっと不思議な感じも味わえます。

  • 東逸子さんの挿絵が大好き

  • 月神シリーズよりノリが軽め。児童文学にしては美形密度がむだに高い気がする(笑)。

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