生まれたときから妖怪だった

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 47
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062113557

作品紹介・あらすじ

私は「ニンゲン以外の妖怪」だ。自由でのびのびした大宇宙のルールで生きる水木しげるの妖怪的人生をつづった一冊。

感想・レビュー・書評

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  • 著者の人生観が垣間見える一作だった。
    戦前戦中、あのマイペースを貫くのはさすがに大変だったろうな。今の時代でも変人扱いされるレベルだし。
    自分らしく生きると言うのは簡単そうで難しい。

  •  久しぶりに近所の図書館に行ったとき、館内の企画コーナーで見つけた本です。
     「ゲゲゲの鬼太郎」の作者として有名な水木しげるさんですが、激烈な戦争体験をはじめとして水木さんの想いや言葉は大いに気になっていました。本書でもそれは大いに語られています。

  •  み~んなアホなんですよ。子どものときもアホ、大人になってもアホ。そのことに気づいた人が、本当のリコウなんじゃないかな。
     晩稲のイネは、アホがたくさんつまっとるぶん、食べるとうまいそうだ。
    (P.22)

  • 大森さんお勧め。去年大ヒットした、ご存知、ゲゲゲの女房の夫、水木しげるさんの自伝的な1冊。
    読み手からすると、とてつもないピンチ、過酷な状況にしか思えないところで、底抜けの楽天主義は、励みになり、また、勉強になります。
    メチャクチャですが、実はとても筋の通った生き方に、強烈な刺激を受けました。

  • 既存の随筆と文体が違うから、聞き書きなんだろうな。これだったらインタビュー形式にしてくれた方がよかったかも。

    小磯良平が講師を務めていた美術学校でデッサンを学んでいた、というのは新情報でした。

  • 漫画家、水木しげる氏の半生記。

  • ゲゲゲの女房を見ていて、水木しげるに興味を持って読んだ。変わった人だけど、その人生観は納得させるものがあり、面白かった。

  • 「他人との比較ではない、あくまで自分の楽しさが大切」「人間、好きなことをやるために生まれてきた」など、水木先生の考え方がわかります。人生における考え方のお手本にしたいと思います。

  • 読みやすくて、水木さんらしいユーモアに富んだ本。ラバウル戦記と合わせて読むとおもしろい。今も豆大福の外側だけを食べてるのかな。

  • 私は「ニンゲン以外の妖怪」だ。自由でのびのびした大宇宙のルールで生きる水木しげるの妖怪的人生をつづった一冊。

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著者プロフィール

1922年(大正11年)生まれ、鳥取県境港市で育つ。太平洋戦争時、ラバウル戦線で左腕を失う。復員後、紙芝居画家を経て貸本漫画を描き始め、1957年『ロケットマン』でデビュー。以後、戦記もの、妖怪ものなど数多くの作品を発表。1965年『テレビくん』で第6回講談社児童漫画賞を受賞。1989年『昭和史』で第13回講談社漫画賞を受賞。1991年紫綬褒章受章、2003年旭日小綬章受章。主な作品に『ゲゲゲの鬼太郎』『河童の三平』『悪魔くん』『総員玉砕せよ!』『のんのんばあとオレ』など。2015年11月死去。

「2022年 『水木しげるの大人の塗り絵 あの世紀行』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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