愛のごとく (講談社文芸文庫)

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  • 講談社
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (422ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061976146

感想・レビュー・書評

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  • 短篇集だが一貫して「自分」と「他人」は混じり合えないという主題を扱っている。
    主題は重いが小説としては読み応えがある。
    他の作品も読んでみたい。

  • 私的にはあんまり好きじゃなかった。不倫している男の立場の話だが、かなり腑に落ちなくちょっと腹が立ったり、イライラしたりした。私が思いつかないような発想ももちろんなって、そっかぁ。と思うところも多々あったが、読んでいてあんまり気持ちの良いものではなかったし、苦痛に感じるところもあった。
    何より、なんでそう思うかな。と思うところがすごく多かった。結局どっちつかずの状態で小説は終わってしまったのでちょっとがっかりだった。

  • この人の書く無機質な感じが好きなんですよね。

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著者プロフィール

山川 方夫(やまかわ・まさお):1930年、東京生まれ。慶應義塾大学大学院中退。「演技の果て」「海の告発」など5作が芥川賞、『クリスマスの贈物』が直木賞の候補となる。著作に『安南の王子』『愛のごとく』『目的を持たない意志 山川方夫エッセイ集』などがある。「ヒッチコック・マガジン」連載の“親しい友人たち”が探偵小説読者から高く評価される、謎を扱ったショートストーリーの達人でもあった。

「2023年 『長くて短い一年』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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