江戸川乱歩推理文庫 7

著者 :
制作 : 平井 隆太郎  中島 河太郎 
  • 講談社
4.18
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本棚登録 : 60
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (364ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061952072

感想・レビュー・書評

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  • 最初に風呂敷を広げすぎてストーリーが破綻する小説が多いが、これは違う。導入部でぶち上げられた大きな謎に対して、見事なまでの話の展開で最後までぐいぐい読ませる傑作。

  • 数十年ぶりに再読。最初の一文、地下での絶体絶命や、箕浦・諸戸のアレコレが強烈に記憶に残っているが、全体的にいい感じに忘れていた。密室や大衆の中での殺人、宝探しに地下ダンジョンなどなど、適度に不気味で実にドキドキワクワクが詰まった作品な事に改めて驚いた。巻末の栗本薫のエッセイは、読書との出会いなどがおもしろかった。

  • 【紙の本】金城学院大学図書館の検索はこちら↓
    https://opc.kinjo-u.ac.jp/

  • 読み始めから暗く怪しい雰囲気でなんともいえない気持ち悪さがあった。同性愛、密室殺人から一転、宝探しの冒険に不具者製造工場など、良くも悪くも興味深い内容をとてもうまく無理なくおもしろい1つの話としてまとめておりすごいと思った。

  • 「BLだけれど普通の小説」というので回答された、この作品。昔、学級文庫で読んだ子ども向けの本を除けば、私の江戸川乱歩デビュー作です。
    感想としては、今はあまり読むことがないむごい行動表現に時代を感じながら、文章の所々で同性愛を無理やり入れた感がありました。作者はあまり興味ないんだろうなぁ…という。
    その分、さすがのご本家。ミステリー要素は私が読了した本とは全然違う本格さ(笑)。さすが、「江戸川乱歩」でした!

  • 2010/7/1購入

  • 子供の頃に読んだジュブナイル版とは大違い。大人の世界がそこにはある

  • 大学の授業のため購入。双子が好き。主人公は魔性の男だと思う。

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著者プロフィール

1894(明治27)—1965(昭和40)。三重県名張町出身。本名は平井太郎。
大正から昭和にかけて活躍。主に推理小説を得意とし、日本の探偵小説界に多大な影響を与えた。
あの有名な怪人二十面相や明智小五郎も乱歩が生みだしたキャラクターである。
主な小説に『陰獣』『押絵と旅する男』、評論に『幻影城』などがある。

「2023年 『江戸川乱歩 大活字本シリーズ 全巻セット』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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