雪の追憶 フェンネル大陸 真勇伝 (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 28
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061826618

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  • フェンネル大陸真勇伝3冊目。
    舞台は、サチの故郷「トルリオン」。
    個人的に一番待ち望んでいた巻です。
    ようやく明かされるサチの正体と過去は、いつも飄々として明るい彼の姿からは想像出来ないほど重く切ないものでした。

  • サチが好きなので内容には満足。
    過去に、思っていたより幸せそうな暮らしをしていたのと、いつも掴み所のない彼の人情味のある部分が見れたのは良かった。
    ただ、文章の読みづらさと突っ込み所が……相変わらずです(苦笑)
    もう少しフェン以外も丁寧に書いてほしい。

  • 英雄の弟を捜す、親友サチが消えた。
    そして人は口々に言う、英雄などいないと。
    彼は少女フェンに嘘をついていたのか? 
    深い絶望に襲われたフェンは新たな旅へ出るが、北国トルリオンで事件に巻き込まれてしまう!

  • サチの過去編。ところどころミスリードが効いているのですが、もともと地の文が少なめで状況把握にやや難のある文体なので、それが物語を余計にわかりにくくしているような……。基本的に名前のあるキャラは殺さない、殺させないが信条の「フェンネル大陸」でこういった話を見るとは思いませんでした。それだけサチに対して込められた想いが強いということなのでしょう。それぞれが自分自身と向き合い、大きな壁を乗り越えて。いよいよフェン一行は祖国ストライフへ。

  • フエンの故郷ストライフ王国、懐かしい様な恐い様な、でもなぜを解きたい複雑な気持ちのフエン。
    サチの謎も判りそうな。ミステリアスな、おもしろい

  • 真勇伝、3作目。
    この巻でサチの過去がとうとう判明。
    偽王伝1作目から長かったなぁ・・・
    今回はちょっとミステリー読んでる気分になっちゃいました。
    ミスリードにまんまと引っ掛かってしまいました(-_-;)
    そしてまたラストが・・・あの二人の再登場にニヤニヤしちゃった(^_^;)
    次巻、とうとう最終章に突入って感じで楽しみです♪

  • 消えたサチを追ってトルリオンに向かったフェンは、そこでサチが探していた英雄の弟について聞き込みを開始する。けれど耳に入るのは、「英雄なんていない」という言葉ばかり。ようやくサチの過去に触れたと思ったのに、それすら嘘だったというのだろうか―――。

    待ちに待ったサチ編です!ミギーさんのイラストが切ない…。

  • サチの過去についての謎が明かされるお話。
    サチ大好きな人には嬉しい展開かも。

    さすが推理小説を書いているだけあって、読者をさりげなくミスリードしてます(笑)。見事に「ああ、そういう意味だったのかっ!」って思わされてしましました。

    評価を高くしなかったのは、あまりにも世間が狭い話だなーと思ったから。話のスケールの話じゃなくて、主要人物が固まりすぎてるという意味で(笑)。

  • うっかり再読。
    でもサチさんの過去に纏わる物語としては捨て置けるはずもなく。

  • 2005/05/20 読了。
    ついにサチの物語が動きました。次はフェン。早く読みたい。

    図書館感謝。

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著者プロフィール

茨城県出身。芝浦工業大学工学部機械工学科卒業。1999年『銀の檻を溶かして』で第11回メフィスト賞を受賞しデビュー。著作に、デビュー作を始めとする「薬屋探偵」シリーズ、「ドルチェ・ヴィスタ」シリーズ、「フェンネル大陸」シリーズ(以上、講談社)などがある。2019年5月に「うちの執事が言うことには」が映画化された。

「2023年 『雨宮兄弟の骨董事件簿 2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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