天上の羊 砂糖菓子の迷児 薬屋探偵怪奇譚 (講談社ノベルス)

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061825987

感想・レビュー・書評

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  • 母の代わりに姉に育てられた妹。姉は自分を犠牲にして妹を育てた。妹、東京の大学へ行くことに。姉は東京で水商売している。そんな姉が死んだ。どこも傷がないのに失血死。これは妖怪のしわざだと思った妹は、薬屋へ。
    リベザルは真実にたどりつかない。
    人間は思い込みで死ぬこともある。すごい実験があったんだね。
    ふと姉は妹になりかわりたい、と思った。やっぱりやめます、とは言えなかったのかなぁ・・・悲しい結末だねぇ。
    結局妖の仕業ではない。珍しくわかりやすい話だった。

  • 座木さんの作ったというお菓子が食べたくなりますね。

  • 読むのに時間がかかってしまったけど読後感はとてもいい。リベザルの受けた依頼と、ニシの烏天狗がどう繋がるのかどう収集するのか、と思ってたけどその辺はやっぱり高里さん御上手。言波さんがこんなところで再登場するなんて、蒼い千鳥~を読み返そうかな、、。2013/04/30

  • "天上の羊 砂糖菓子の迷児 薬屋探偵怪奇譚"高里椎奈著 講談社ノベルス(注意:2008/06/06発売)

    ・・・警察に失血死とされた姉の死体。妹は”妖”の仕業と考え、深山木薬店へ調査を依頼する。
    深山木薬店・リベザルが調査に乗り出すが・・・。

    ・・・”薬屋探偵妖奇譚”シリーズから続く”薬屋探偵怪奇譚”シリーズ第二弾。
    妹の為に身を粉にして頑張ってきた姉。姉の死を認められない妹。
    ”その時”姉は何を考えていたのか。
    ちょっとしたすれ違いから発生した事件の真相。
    身近な人ほどおざなりになりがちなので、ちょっと自戒しましたね。

    本作にはちょくちょく旧シリーズのキャラも登場。人間の旧作キャラクタが出てくると、歳を取らない”妖”であるリベザル達ならではの苦悩が見えますね。
    旧シリーズから本シリーズまでのリベザルの活動もちょろっと記載。頑張ってるなぁーっと感じさせてくれました。
    が、まだまだ、旧店長の秋には及ばない面も多く成長中というイメージ。
    シリーズ最終巻迄には立派な店長になって欲しいです。

    ・・・最新刊シリーズ第六弾が2012/11/07発売予定。”来鳴く木菟 日知り月 薬屋探偵怪奇譚”

  • 薬屋探偵シリーズ番外編の第二弾。
    リベザルが頑張って奮闘しています。

    この本のストーリーとしての感想は…
    切ない終わり方でした。

  • 警察に失血死と断定された姉の死。
    しかしその体に傷は一切なかった!? 
    妹から相談を受けた妖怪雑事相談所の店長リベザルの前に立ちはだかったのは、師匠の秋だった-。
    はたしてリベザルは事件を解決できるのか?

  • 借り物。

    この実験は、ほんまに実際にあったんかしら?

  • 結局みんな帰ってくるのかー。

    でも前までのリベザルのウザさを考えれば(笑)
    どんだけリベザル嫌いなんだよ…。
    建築家探偵の蒼とかも嫌い。

    そういえばラノベ嫌いって言っておきながら講談社のノベルスは好きみたいなー。
    結局ラノベの素地はしっかりあるという(笑)

    今は「神様のカルテ」が読んでみたいのです。
    職業病により毎回新しいアニメを録画する日々なのです…。

    萌えって分からん!!!!

  • 関係性は若干変わってますが結局元鞘なのな。と。

    なんか自己満足的。

    私この作者に犯人当てのミステリ書いてほしい。

    カバーの折り返し部分の人形劇場がえらく笑える。
    何、あの突き刺さりっぷり。

  • 薬屋シリーズの3人が織り成す物語。
    現在は店長を務めているリベザルに舞い込む依頼。
    3人の関係は相変わらずのような、進化しているような。
    リベザルの素直さ、頑張りにいつも応援したくなる。

    これがこの本を一言で表すならこれ。
    「かわいさ余って憎さ百倍」

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著者プロフィール

茨城県出身。芝浦工業大学工学部機械工学科卒業。1999年『銀の檻を溶かして』で第11回メフィスト賞を受賞しデビュー。著作に、デビュー作を始めとする「薬屋探偵」シリーズ、「ドルチェ・ヴィスタ」シリーズ、「フェンネル大陸」シリーズ(以上、講談社)などがある。2019年5月に「うちの執事が言うことには」が映画化された。

「2023年 『雨宮兄弟の骨董事件簿 2』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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