甲賀忍法帖 (講談社ノベルス)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061824416

感想・レビュー・書評

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  • 漫画を先に読んだので。山田風太郎というと奇怪な作品の印象だったのですが、思っていたほどではなく普通に読めました。

  • アニメ・漫画が好きだったので購入。
    アニメを見てからだとちょっと物足りない感があるけど、
    そう長いお話でもないのに登場キャラ20人以上に魅力があって良かったです。
    幸せなバッドエンドで救いのないハッピーエンド。

  • 忍者達の死闘を描いた作品。

    今ではアニメやライトノベルにて何の説明もなく登場する特殊能力。主人公が魔法のような力を使う。そこに疑問を抱いたことはないだろうか?
    甲賀忍法帖は特殊能力モノの先駆けであり、人間離れした能力について医学的な解説をしつつ展開されるアクションは圧巻。

  • 徳川家の跡継ぎを決めるために
    それまで冷戦状態にあった甲賀と伊賀の争いが再び幕を開けた。
    しかし甲賀の跡継ぎ弦之介と伊賀の跡継ぎ朧は婚約をしていた。
    甲賀組十人衆は首領の甲賀弾正、跡継ぎの甲賀弦之介、
    芋虫男の地虫十兵衛、蜘蛛男の風待将監、物に溶け込む霞刑部、
    鞠男の鵜殿丈助、変装名人如月左衛門、盲目の室賀豹馬、
    毒息の陽炎、そして吸血鬼のお胡夷だ。
    対する伊賀組十人衆は首領のお幻、跡継ぎの朧、
    縄使いの夜叉丸、蛸男の小豆蝋斎、不死身の薬師寺天膳、
    なめくじ男の雨夜陣五郎、鎌鼬の筑摩小四郎、毛遣いの蓑念鬼、
    虫遣いの蛍火、出血女朱絹であった。
    どちらが先に全滅するか、超人たちの戦いが始まる。
    イラスト制作:せがわまさき カバーデザイン:斉藤昭(Veia)
    本文・目次デザイン:横尾忠則 ブックデザイン:熊谷博人・釜津典之

    まさに忍者版ロミオとジュリエットです。
    こんな装丁だから最近のラノベかと思いきや
    もう半世紀も昔に書かれた物語なんですね。
    初山田風太郎だったのですが全然古くないです。
    疾走感のある展開であっという間に読めました。

  • オダギリさんと仲間さんが主演だった映画が大好きだったので、いつか読みたいと思っていたのですが、やっと読むことができました。

    アニメも良かったです。水樹さんの演じる朧が可愛かった。アニメの方が原作に忠実だったので、最後の方は涙目で観てました。

    最後、結ばない二人が切なくて、でも川に死んだ二人が寄り添って流れていく…切なかったです。

  • 少年マンガみたいで面白かった。
    けど、個人的にこういうのはそんなに好みじゃなかったようだ…。

    けど、映画を先に見ておいてよかった。
    映画で色々と意味が分からなかったというか、納得できなかった部分が腑に落ちた。(天膳とか陽炎の最期とか、朧と弦之介の最期とか…)

  • 面白いです。。。。
    映画「忍」の原作。最近は漫画にもなってるらしい。
    ありえない異形のものたちが繰り広げる、ありえない戦い!ありえないんだってば・!!!塩でとけちゃうナメクジ人間とか、毛穴から血を噴出す娘とか、眼光で攻撃を跳ね返す男とか、不老不死の男とかーーー

  • 徳川家三代将軍を竹千代か国千代どちらにするか決めるにあたり、甲賀伊賀忍者を戦わせ賭けをするというが、その忍者の中には祝言をかわす男女がいたという話。まったく、山田風太郎だけあって一筋縄ではいかない展開。一転二転するに最後、二人はどうなるのか。といっても戦う忍者が最後どうなるかなんて。にしてもこれを映画化なんて、無謀。頭の中の映像を実写化なんて、まあ見てないので内容については何とも言えないけど。

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著者プロフィール

1922年兵庫県生まれ。47年「達磨峠の事件」で作家デビュー。49年「眼中の悪魔」「虚像淫楽」で探偵作家クラブ賞、97年に第45回菊池寛賞、2001年に第四回日本ミステリー文学大賞を受賞。2001年没。

「2011年 『誰にも出来る殺人/棺の中の悦楽 山田風太郎ベストコレクション』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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