古典落語(続) (講談社学術文庫)

制作 : 興津 要 
  • 講談社
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本棚登録 : 177
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061596436

作品紹介・あらすじ

冴える話芸、こぼれる笑い
「まんじゅうこわい」「妾馬」「酢豆腐」「品川心中」…

「濃いお茶が一ぱいこわい」、「酢豆腐はひと口にかぎりやす」――。大衆に支えられ、名人たちによって磨きぬかれた伝統話芸・古典落語。本書は「まんじゅうこわい」「代脈」「妾馬」「酢豆腐」など、代表的な19編を厳選。明治・大正・昭和の速記本をもとに完全再現し、日本人の笑いの源泉を描き出す。笑いとともにあった庶民の暮らしが、ここに甦る。

「ああこわい、こわい……ああ、唐まんじゅう……こういう高いものは、こわいからまっさきに消えてもらわなくては……中は……わあ、いいあんこだな……こわい、こわい(中略)」と、熊さんはまんじゅうを食べはじめました。(中略)「やい、熊公、てめえがほんとうにこわいのは、いったいなんなんだ?」「えへへ、このへんで、濃いお茶が一ぱいこわい」――(本書「まんじゅうこわい」より)

感想・レビュー・書評

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  • 最初は落語のもととなるテクストを紹介するものかと思いつつ購入。読んでみると速記本形式で、これが特定の落語家を意識させてしまいそうで気になった。

    ただ読み進めてみると、ひとつのテクストから複数の噺家の噺を思い出すこともできて、そこに改めて落語の奥深さを感じたりもした。わかりにくかったサゲや道具の解説があるのも初心者には嬉しい。

    『古典落語』『古典落語(続)』を読めば、いろんなメディアで扱う噺のおおよそは理解できるようになる。寄席に出かけて「なんか噺がわかんないなあ」なんてこともなくなりそう。

    個人的落語ブームの中でとても役立った本。

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/740330

  • 明治・大正・昭和の速記本をもとに、選りすぐりの有名かつ代表的な古典落語が19話収録。

    現在でも、寄席でよく喋られる演目ばかり。
    世代を問わず、読んでおいて、手元に置いておいて損はない1冊。

  • 「古典落語」の続編
    大好きな錦明竹が入ってます^^
    前座噺だろうといっちばん好きだよ!
    買わず!蛙!

  • まんじゅうこわい、酢豆腐、代脈、船徳、大工調べ、宮戸川、妾馬、品川心中、富久、千両みかん、たちぎれ、茶の湯、小言念仏、禁酒番屋、百川、金明竹、花見の仇討ち、山崎屋、茗荷宿屋

  • (まんじゅうこわい、酢豆腐、代脈、船徳、大工調べ、宮戸川、妾馬、品川心中、富久、千両みかん、たちぎれ、茶の湯、小言念仏、禁酒番屋、百川、金明竹、花見の仇討ち、山崎屋、茗荷宿屋、落語と日本文学、落語人物誌)

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