- Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061486140
作品紹介・あらすじ
命にはかぎりがある――
だからいま、やるしかないんだ!
これは、少年時代に病院のベッドの上で将棋をおぼえ、ただひたすらに名人を夢みて、短い生涯を全力で駈けぬけた、ある天才棋士の青春の記録です。
村山聖は5歳の頃から、腎ネフローゼという病気のために、途方もなく長い時間を病院のベッドの上で過ごさなければならなかった。
そんなある日、父が聖に「将棋」というゲームを教えてくれた。その日を境に彼の人生は一変する。「ぜったいに名人になってやる。」聖の夢への疾走がはじまった……!!
癌のために29歳で亡くなった天才棋士の青春を描いた感動のノンフィクション。
感想・レビュー・書評
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息子も読めるようにと青い鳥文庫を選んだ。素晴らしかった。師弟愛に涙。そしてこんなに愛された棋士がいたことをずっと覚えていたい。
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こんなにかっこいい男が将棋界にいたなんて
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早世した棋士、村山聖の将棋にかけた人生。
村山聖は幼少時に発病、絶対安静の入院中に将棋と出会いのめりこみ、病をいなしつつ「名人」という目標に向かって突き進む。
将棋は静の競技、棋士は静かに熱い。というイメージだったけど直球で熱いな。
師匠のキャラクターや著者の年代のせいもあるけれど、この周辺だけ学生運動世代みたいなノリ。
村山は病気がなくても突き詰めるタイプだろうけれど、病気があったからこそ将棋にここまで全力(持てる力の全て)を注げたのだろうと思う。
その一方で満身創痍の状態でなければもっと全力で(余計なことに力を削がれずに)いけたのにとも思う。
同様に、この世代の棋士たちは、驚くような天才たちがわらわらしているおかげで大変だけど遠くまでいける。
狭い世界の近さや濃さが良い方向に出るとこうなるのか。
図書館であいていた青い鳥文庫で読んだ。総ルビ効果で読みやすい。
でもここだけ無理に子供用の後書きが(私が子供じゃないから素直に読めなかっただけかもしれないけれど)書き手に似合わなくて浮いている。 -
青い鳥文庫では感動が伝わらない
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5月14日
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子供の読書用に買ったつもりが
自分が一気に読んでしまいました。
生き方と彼の強さに惹かれます。