巌窟王 (講談社青い鳥文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (358ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061472648

作品紹介・あらすじ

ハンサムで勇気ある青年船乗りのダンテスは、友だちに裏切られ、14年間も地下牢に閉じこめられた。その間、となりの牢の神父に学問と宝のありかを授けられた。神父の死後、脱走に成功したダンテスは、宝を手に入れ、モンテ=クリスト伯爵と名を変えて、正義と復讐のため、胸のすくような大冒険を……。

感想・レビュー・書評

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  • 読んだのは中1の時でしたが、本当に面白かったです。
    これぞ、エンターテイメント!っていう。

    若い船乗りの主人公エドモン・ダンテスが無実の罪で14年も投獄され、絶望の中獄中で出会ったひとりの神父に学問と宝のありかを教えられ、見事、脱獄。
    大金持ちで何でも完璧な紳士、モンテ・クリスト伯爵として生まれ変わり、自分を陥れた者達へ復讐していく…。

    あらすじだけでワクワクしますが、
    見所もたくさん。

    かつての恋人メルセデスとダンテスを裏切った男フェルナン(むろんメルセデスはその事を知らない)との間の子、アルベールとの絆と決闘、そして和解。

    ダンテスが世話になった商会の船が沈んでしまって破産寸前になり、今にも主人が頭にピストルを撃ち抜こうとしたその瞬間、起こった奇跡。

    王女の身分から奴隷に転落し、伯爵が買ったギリシャ美女エデの伯爵への一途で健気な愛情。

    そして、伯爵を尊敬する若者マキシミリアンへ最後に伯爵が贈った言葉、
    “待て、希望を持て。”

    …いつか大人版にも挑戦したいです。
    全7巻もあるみたいだけど(汗)

    • nico314さん
      アセロラさん、こんにちは!

      私も少年少女文庫的な本、上中下巻で読みました。新潮だったか、大人版をアマゾンで探して、挫折したクチです。
      ...
      アセロラさん、こんにちは!

      私も少年少女文庫的な本、上中下巻で読みました。新潮だったか、大人版をアマゾンで探して、挫折したクチです。

      ハラハラ、ドキドキおもしろそうなんだけれど、手が出せません。
      2013/05/21
    • アセロラさん
      まろんさん、こんにちは♪

      まろんさんも『岩窟王』読まれてたんですね(*^o^*)
      ホントにワクワクドキドキしながら一気読みしちゃいますよね...
      まろんさん、こんにちは♪

      まろんさんも『岩窟王』読まれてたんですね(*^o^*)
      ホントにワクワクドキドキしながら一気読みしちゃいますよね。

      岩波文庫からは7巻出ているそうです(^^;
      子供版であの面白さですから、大人版だとどうなるんでしょうか…。
      2013/05/22
    • アセロラさん
      nico314さん、こんにちは♪

      お〜、nico314さんも読まれていたとは!o(≧∀≦)o
      思い出しながらレビュー書いて良かったです(笑...
      nico314さん、こんにちは♪

      お〜、nico314さんも読まれていたとは!o(≧∀≦)o
      思い出しながらレビュー書いて良かったです(笑)

      わかります、岩波文庫だと、ただでさえ活字が細かくて読みにくそうですし…(^^;
      どこかでツボを見つければ、一気にエンジンはかかりそうな気もしますけどね。
      生きてるうちに挑戦してみたい気もします(^^ゞ
      2013/05/22
  • 冒険活劇と言った感じで、読みやすく面白い。
    エドモン・ダンテスの復讐を痛快に描いている。
    何年でもチャンスが訪れるまで待てる忍耐力には驚く。
    ちょっと唐突な「待て、そして希望を持て」は彼自身の生き方なのだなあ。
    彼は復讐をするだけでなく、その過程で理由なく不幸になる人がないよう、配慮しているのも好印象。

  • 大デュマの「モンテクリスト伯」を子供向けに要約した児童向け小説。日本ではこちらのタイトルの方が知名度があるでしょう。胸のすくようなダンテスの復讐の物語。読みやすく、「モンテクリスト伯」を読む前にまずこちらを読んでみることをお勧めします。

  • アニメの評判を知って読んでみました。
    1844年に書かれてますが、
    フランス大手新聞で連載されていた小説なだけに
    大人になってから読んでもはるかにおもしろいです。
    (一日休載になって国内が大騒ぎになったらしい話が有)

    細かく組まれたエンターティナー性がよく出来てる。
    ご都合主義だけど「魅せ方」がうまいのか気にならないし
    復讐劇だけど勧善懲悪、主人公がかっこいい。
    そんでもって、なによりおもしろいッス!

  • 波瀾万丈って、こういう事よね。

  • このお話の英語訳版を持っているのだけれども、とにかく分厚いので、先ずはどんなお話なのかをザックリと理解するためにこの子供向けにダイジェストされたバージョンで読んで見ました。ダイジェストなので所々展開早っ!と思う事もあったけど、多分元は長々と描かれているんだろうな〜。このダイジェスト版でも時々名前がこんがらがったので、オリジナルを読む時にはメモを取るのが必須かも知れない。

  • そんなにも面白いのか、でも、長い物語を読む気力がないな、大まかなお話の内容が分かればいいなと思って児童書を読んでみました。

    面白かったです!でも、要約されているので、一つ一つのエピソードが短くて、関係者の名前を覚える前に、次のエピソードに行ってしまうので、いつどんな時に登場したのか思い出すのが難しかったです。この邂逅と結び付ける作業が面白い物語なのに、上手く読めなかった自分が悔しいです。最近、名前覚える問題が深刻です(笑)。

    あとがきに、山内義雄さん訳の「モンテ・クリスト伯」がおすすめされていたので読んでみようと思いました。

  • モンテ・クリスト伯の話。
    待て、そして希望を持て。

  • モンテ・クリスト伯を1〜7巻まで読む自信がなかったので、あらすじだけでもつかめたらとこちらを読んでみました。小学高学年向きなので軽く読めたのが良かった。学生のみならず大人でも7冊読破に自信がない方にもおすすめです。 ただやはり7冊分をコンパクト化しているのと会話などの表現が今風ではないというか、表現が変わっていて理解し難い部分が多いです。また相関図は付けた方が親切かなと感じます

  • 実家の本棚で発見。子供向けに難しい所を割愛してコンパクトにまとめてある。
    エデとエドモンの関係がかなり急展開で、ちょっと惜しかった。これを機に全巻読んでみようかな。
    それにしても、エドモンカッコいいし悲しい。モレル一家の人の良さも胸に染み入る。
    待て、そして希望せよ。

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著者プロフィール

1802-70。フランスを代表する小説家・劇作家。生涯に長短合わせて250篇あまりの作品を書いたとされる。主な作品に『コルシカの兄弟』『モンテ・クリスト伯(巌窟王)』『三銃士』『ブラジュロンヌ子爵(鉄仮面)』『ダルタニャン物語』『王妃マルゴ』『王妃の首飾り』など。

「2016年 『ボルジア家』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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