大日本サムライガール 1 (星海社FICTIONS)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 30
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  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784061388321

作品紹介・あらすじ

「真正なる右翼は、日本に私ただ一人である!」

拡声器を片手に街頭で叫ぶ謎の演説美少女・神楽日毬。彼女の最終目的は日本政治の頂点に独裁者として君臨し、この国を根底から変えること——! しかしどれだけ努力しても活動の成果がさっぱり挙がらぬ日毬に、日本最大の広告代理店・蒼通の若手社員、織葉颯斗は現実を突きつける。

「メディアに露出していない政治家なんて、存在していないのと同じこと——」

熟考の果て、日毬は颯斗とタッグを組み、独裁者への道を最短コースで実現するため、あらゆるメディアを席巻するアイドルスターになることを決意する。

目的は政治の頂点、手段はアイドル——。至道流星の本気が迸る、“政治・経済・芸能”エンタテインメント、ここに開幕!!

感想・レビュー・書評

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  • 真の日本を取り戻すために、私こそが大日本の総帥となるべきである、と拡声器を持って訴える極右の人物が主人公。滅多にない題材だけに、それだけで惹かれるのに、主人公は16歳の絶世の美少女で、政界の頂点に駆け上がるためにアイドルデビューし、マスコミを味方につける方法を選択するというのだから、これはワクワクしないわけがない。この設定だけ脱帽です。
    ライトノベルに分類されているようですが、なかなか業界がよく描かれていて、エンターテイメントとして飽きさせません。つまんない小説やマンガやドラマよりも100倍面白い。大人の鑑賞にも耐えます。ご都合主義のところもありますが、そこはあくまでも小説は娯楽ですから。
    1巻目ではイイトコロて終わっていで、まだまだこれからかと。シリーズを追いかけることが、決定となった一冊。
    こういう本に出会えるから、編み針常に広くはってなければならない。

  • 今振り返るとだいぶ思想が偏ってるし、自分には合わない思想だった

  • 内容や設定はWikiとか参照してください。結構好きな内容だから読み進めてるけど、内容が難しくなってきたので、最新刊まではさすがに追えてないです。

  • おもしろい!

  • 政治家さんは知名度ないと何やってるかさっぱりなのは確かに。マスメディアと政治はつながりが深い。でもマスメディアの伝えることが全てではないことも。

  • 蒼通(現実世界でいう電通)に勤める若い男性社員の主人公が一人で該当演説を行う右翼の美人女子高生・日鞠との出会いから物語が始まる。主人公は日鞠をアイドルにして顔を売ることで政治にアプローチすると提案。
    1巻目はアイドルの仕事の取り方をなぞるようなお話。至道先生の作品にしては女の子側が男を巻き込んで計画を実戦していく形ではなかったので新鮮だった。
    終盤の大手プロダクションに乗り込んでいく日鞠にすかっとした。

  • 民族派の右翼少女が、将来の政権奪取を目的として、効率的な知名度向上と思想内容の伝達のためにアイドルを目指す話。そしてそんなひまりんの女の子らしいポイントにギャップ萌えする話です。

    文章はライトノベルとして非常に洗練されており、また、日毬も記号的なキャラに終始することはありません。
    そして、政治経済社会についてある程度シリアスに扱っている作品として、許容できる範疇のご都合主義に収まっていることも高評価です。
    日毬の右翼的な言動、演説とそれをシリアスに受け取る周囲の人々といった構図に面白みを感じる人には是非一読していただきたいです。


    ちなみに主人公は右翼の少女ですが、右寄りの思想をもった作品ではなく、作中でも思想の一つであるとして相対化されています。あえて政治的な要素を探しだすとすれば、政治思想ではなく、政治手法としての大衆扇動に着目した作品といえるでしょうか。何にしても、あくまでエンタメとして読むべき作品です。

  • そこそこ面白かった。
    ラノベだからわりとすぐ読み終わってしまうのが残念。

  • 女子高生版「サラリーマン金太郎」のような爽快感とご都合主義。
    でも、馬鹿な自分にもわかるように、政治と芸能界の内情がすごくわかりやすく記されている。
    右翼に関しても軽く理解できた。
    メディアにもネットにも騙されたくないならご一読頂きたい。

  • 「真正なる右翼は、日本に私ただ一人である!」

    拡声器を片手に街頭で叫ぶ謎の演説美少女・神楽日毬。彼女の最終目的は日本政治の頂点に独裁者として君臨し、この国を根底から変えること——! しかしどれだけ努力しても活動の成果がさっぱり挙がらぬ日毬に、日本最大の広告代理店・蒼通の若手社員、織葉颯斗は現実を突きつける。
    「メディアに露出していない政治家なんて、存在していないのと同じこと——」
    熟考の果て、日毬は颯斗とタッグを組み、独裁者への道を最短コースで実現するため、あらゆるメディアを席巻するアイドルスターになることを決意する。
    目的は政治の頂点、手段はアイドル——。至道流星の本気が迸る、“政治・経済・芸能”エンタテインメント、ここに開幕!!
    ■試し読みはこちら
    http://sai-zen-sen.jp/fictions/samuraigirl/

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著者プロフィール

小説家、会社経営者、投資家。
第7回講談社BOX新人賞・流水大賞を受賞し、『雷撃☆SSガール』(『世界征服』に改題し星海社文庫より好評発売中)にてデビュー。
著書に『大日本サムライガール』『東京より憎しみをこめて』『世界創造株式会社』(星海社)、『羽月莉音の帝国』(小学館)などがある。

「2017年 『勇者の武器屋経営 3』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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