- Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
- / ISBN・EAN: 9784061388086
作品紹介・あらすじ
夭折の天才作家・中島敦が、美しき男と男の友情と、人間の心の奥底に巣くう「臆病な自尊心と、尊大な羞恥心」の相克を描ききった傑作『山月記』。その漢文調の妙なる調べを声優・坂本真綾が朗読するピクチャーディスクCDと、イラストレーター・ミギーの哀感あふれる水彩画をフルカラーで収録したハードカバーブックレットをパッケージ化した星海社朗読館シリーズ第二弾。
感想・レビュー・書評
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”星海社朗読館 『山月記』”中島敦著・坂本真綾朗読 星海社FICTIONS(2011/08発売)
・・・中島敦著”山月記”の朗読。原作のわびしさは良く出ていたと思いますが、坂本真綾のファン以外は原作のみで十分かと。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
中島敦の代表作を絵本化&人気声優の坂本真綾が朗読。
山月記は中学の国語の教科書で読んだことある人も多いはず。
李徴の言葉がなかなか・・・中学の時読むには早いよねw -
20120410読み終わった(青空文庫)
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*青空文庫
教科書で読んだことがあるかも。
「人生は何事をも為さぬには余りに長いが、何事かを為すには余りに短い」
これって格言とかではなく、努力することを怠った人間の言葉なのね。 -
少ない文字数で、李徴の苦悩や人間の心(臆病な自尊心と尊大な羞恥心)を見事に描いている。文体も洗練されていて無駄がなく、描写が素晴らしく格好いい。まさに言葉に出して読みたくなる一冊。
李徴が何に苦しんでいたか、同調できる人は少なくないのではないでしょうか。
高校生の時分にもっと真面目に教科書と向き合うべきだったと、反省させてくれた作品となりました。あと○年早くこのCD付き山月記が出てたら、僕の国語の成績はもっと良くなっていたでしょうk……(>'A`)>ウワァァ!!!(←虎化