- Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
- / ISBN・EAN: 9784054055780
作品紹介・あらすじ
ダイナミックな地球史の記憶が宿る約200種類の鉱物・宝石の秘密を解説。
感想・レビュー・書評
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子供の頃の誕生日に叔父さんに鉱石の標本をもらったことがある。平たい箱が碁盤の目に仕切ってあって、ひとつずつちょっと高めのチョコレートみたいに鉱石が並べて納めてあり、底にそれぞれの鉱石名が印刷してある。水晶と黒雲母を除けばそこらに落ちている小石と見分けがつかないが、そういう小石にも一つ一つ名前があるのだということを知った。名前があるのだと思うと、道端で拾った小石一つがなんだか価値のあるものに思えてくる。不思議な経験だった。
大人になった今も、何かの拍子に変な石を買ってみたりする。机の上に「愚者の金」黄鉄鉱や、水晶のかけらがおいてある。人工ビスマス結晶も、いつか買ってみようと思いつつそのままになっている。どこそこの河原で翡翠が拾える、と聞くと、ちょっと行ってみようかなと思ったりもする。
ただ、鉱石そのものの組成や分類にそれほどの興味があるわけではない。鉱石マニアのひとたちが、どうやって石を楽しんでいるのか聞いてみたい。どこかに鉱石を掘りに行ったりしているのだろうか? だったら楽しいな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
天然石ブレスレットを買ってから宝石に興味を持ち始め、入門書がないかなと手に取った一冊。カラーで写真もたくさんあってこの価格はコスパが高いと感じる。宝石・変わった外見の石・レアメタルが採れる鉱物と約200種類も紹介してあって、情報量がすごい。こんなに色や形の個性的なものがあるんだと驚かされた。鉱物遺産や発掘場所の写真が見られるのも面白い。
ただ、ぼくのように宝石や天然石のことに触れたいという人よりは、鉱物そのものや標本を見てみたいだとか、鉱物の構造や資源の活用法が知りたいとか、そういう人に向いている本だと思う。構造のイメージが難しく、鉱物や化学用語もたくさんあって理解が追いつかないポイントが多かった。基礎のページを倍ぐらいに増やして、丁寧に説明してもらえたらもっと読みやすかったと思う。 -
鉱石の入門書として値段もページ数も最適かと思います。
個人的には宝石目当てで購入したので、少し物足りない気がしていますが、桜石のような珍しい石を見れて幸運でした。
検索するとアマゾンで購入出来る石もあって、興味が湧いてきました。 -
270
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値段が手頃な割に写真も美しく、眺めるだけで面白い。
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摂南大学図書館OPACへ⇒
https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB50165596 -
ふらっと入ったジュエリー店で様々な石を見たことにより、急に宝石になる石がどんなものか気になるように。簡潔な説明や原石の写真など、入門編として持ち運びしやすく最適だと思います。
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【つぶやきブックレビュー】今日は1/4(いし)の日だそうで。←「今日は何の日」はだいたい駄洒落ですね・・・
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写真も大きめで綺麗だし、お値段も手頃なので初めての鉱物図鑑としてお勧め。
ポピュラーな種類が200種程載ってます。
個人的にナイカ鉱山やウユニ塩原などの鉱物にまつわる景色の写真が嬉しかったです。
是非続編も欲しいですね。
もうちょっと珍しい鉱物編とか、国別、日本の地域別とか。