- Amazon.co.jp ・本 (72ページ)
- / ISBN・EAN: 9784052054303
作品紹介・あらすじ
おもちゃ屋の地下に、秘密の新種生物をつくる実験室があり、そこに、ネズミとゾウのかけあわせ「バーナバス」もいます。「失敗作」のレッテルを貼られたバーナバスでしたが、何とか仲間たちと地下から脱出することに成功しして…
感想・レビュー・書評
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衝撃を受けた!
どなたかの本棚で見つけ図書館予約
静かなかわいい絵本かな?って思っていたけれど
なんと!
著者はカナダ在住の三兄弟 ファン・ブラザーズ
以前読んだ「夜のあいだに」の作者だった!
(お二人だけれど)
カナダの大きな賞を贈られる
「パーフェクトペット」店の地下
「FAIL」のスタンプを押された、びんの中のペットたち
遺伝子組み換え、失敗作ってなによ!
彼らは脱走するのだ
ドキドキ応援する
絵と名前を指でなぞる
大きな公園で仲間と暮らす
がんばれー!
≪ くらそうよ なかまがそばに バーナバス ≫詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
生物の遺伝子を人間の都合でいじくっておいて、「FAIL(失敗作)」のスタンプを勝手に押す、人間の傲慢さに怒りを感じます。研究所が人知れぬ地下にあることや研究員(?)が防護服を着ていることが、営利優先で後ろ暗く環境に悪そうなことをやっていると思わせます。
自分の存在を「これでいい」とするバーナバス、偉い! 仲間たちと「大脱走」して、苦労はあっても自由を満喫してほしいものですね。 -
絵がとても美しい
カナダの3兄弟が制作した絵本
いろいろなペットが出てくるが、やはり主人公が1番かわいい。
逃げ出したくて、瓶を突き破ろうとするところ、割れた時のワクワク感、また本を縦にして読むページ、アイデアと絵がとてもいい!と思った。表紙が暗い色調ながらも目を引く
ページ数が多く、たくさんのペットを描くのが大変だったろうと思うが、最後に3兄弟の合作と知って納得。 -
2022.7.14 6-3
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ねずみとゾウの失敗作バーナバス
パーフェクトペットを売っているお店の失敗作
地下の失敗作たちで協力して脱走する
絵がかわいい -
まず絵がかわいい。バーナバスやほかの出来損ないの君たちが愛おしく、失敗の烙印を押されても、そのままでいたいと願う小さな誇り高き生き物たち。私も失敗作でもいいから自由でいたい。
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ぼくは、レインボーリジーが、買いたい。
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表紙に惹かれて読んでみる。
この寂しそうな感じは、地下にいたからなのね!
個々の存在が“失敗”と“成功”に分けられる。
誰かにとってのその基準が、絶対的価値観で世の中の全てにならない感じがいい。
世界観と絵の絶妙な色合いと、物語の内容に心に響くものがあった。
子どもたちにも勧めてみよっと。