- Amazon.co.jp ・本 (263ページ)
- / ISBN・EAN: 9784052035722
作品紹介・あらすじ
今や「動物と話せる」とすっかり有名になってしまったリリアーネ。通学も買い物もかんたんではありません。やっとの思いで散歩に出かけたリリアーネを待っていたのは、恐ろしい魔の手でした…。
感想・レビュー・書評
-
リリアーネの能力が明かされ、毎日家にパパラッチが来て大変だなぁ 迷惑だなぁ と思ったけど仕方ないことかぁ とも思った。
リリアーネの能力を利用して大金持ちになろうとした男がリリアーネ(達)を誘拐して、ほんとにどうなるのか心配になった。けどそれとは裏腹にどうなるのか気になってワクワクもしていた。
誘拐犯がリリアーネだけを誘拐するのではなく他にもイザヤやボンサイ、シュミット伯爵夫人も誘拐していて良かったと思った。
動物たちの力を借り、一緒に協力して戦ったのがとても感動した。
リリアーネ(達)が無事に家に帰れて安心した。
狼を救おうとするリリアーネ(達)がとても勇気あると感じれた。
大人たちも協力して狼を助けようとした結果、狼が幸せになれていて感動した。
とても良い作品だった。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
この本は、リリがレポーターやカメラマンに追いかけられているところから始まる。リリのママがリリのひみつをテレビで言ったからこうなったのだ。リリのひみつがひろまったことで、リリはミダスという男にゆうかいされてしまう。そこが私はドキドキした。途中でリリは大丈夫かなと心配になることはよくあった。でもリリは動物たちと協力することでうまくいったのだ。そして、アスカンというオオカミを助けることもできたので、とてもほっとした。
-
おもしろかった
-
おもしろかったです。
-
(2019-03-16)
-
先がどうなるのかドキドキしてこわかった。
-
“すると、ボンサイがワンワンほえました。『リリ!ふたりとも、すごく変なふうに話してるよ!それにリリ、すごく顔が怒ってるよ!』
リリは驚いてボンサイを見つめました。犬の言う通りです。イザヤとリリはこれまでにないほどはげしく言いあらそっていました。ふたりがどなりあうことに慣れていなかったボンサイには、それはずいぶん奇妙にうつったのでしょう。リリはこわばった表情をゆるめようとしました。それにしても、どうしてけんかになってしまったのでしょうか?
リリはイザヤをそっと見ました。イザヤはきびしい表情でテーブルについていました。青ざめて、目の下にできたくまの色はさらに濃くなっていました。「つかれているの?」リリはたずねました。
イザヤは目をあげると、リリが仲直りをするような、やさしい口調で話しかけてきたので驚いているようでした。それから、肩をがっくりとたらしました。「うん」イザヤはそう白状すると目をこすりました。”[P.85]
7巻目。
子供を利用しようとする知らない大人を子供視点からみると大変怖い。
逆らえない大人の目をどう欺くかっていう。
オオカミたちの力で助けられるも、次はそのオオカミが危機に陥りそれを助けにいくところで、リリ達だけで動いてしまったけれどほんとは大人もきちんと考えてたっていう。前巻までには無かった気がする。
穴蔵で寝る時にイザヤがリリから少しばかり離れようとする描写好き。
“やがて、リリとイザヤは息を切らしながらヤンセン牧場の前に立っていました。そこではリリの同級生のヴォルケが、約束通りに待っていました。「マーリンとワイオミには鞍をつけておいたわ」ヴォルケは言うと、リリとイザヤを馬小屋へ引っぱっていきました。「あなたたちに協力したことがお母さんとスラヴィカに知られたら、こっぴどくしかられるかも」ヴォルケは心配しながらもほほ笑みました。「わたしもいっしょに行きたいんだけど。でも、心配しないで。ここにいて、あなたたちのことをうまくごまかしておくから」
リリはヴォルケが友だちでいてくれるのをうれしく思いました。「ありがとう、ヴォルケ」
「どういたしまして」”[P.208] -
話せることが世間に知られ、追われるリリアーネが襲われる。森ではぐれていた狼との出会い、救出、そして狼が群に受け入れられるまで。息をつかせない。