チームひとり (学研の新・創作シリーズ)

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  • 学研プラス
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  • Amazon.co.jp ・本 (266ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784052032011

作品紹介・あらすじ

東小に転校してきた広海と大洋。ふたごのふたりは、卓球でチームを組んでいたが、サッカー部を選んだ大洋と別れ、広海はひとりで卓球部に入る。そこには、兄と違うタイプの純や、思わぬ提案をする大滝コーチとの出会いがあった-。『チームふたり』『チームあした』の続編。広海が主人公となり、大地や純ともかかわりあいながら、成長していく物語-。小学校中学年から。

感想・レビュー・書評

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  • 「チームふたり」「チームあした」に続く作品。今回は広海が主人公で、卓球を中心とした広海の成長のお話でした。

  • これはこの最終巻でかなりハネた。是非シリーズ全部読んでほしい。
    今回は広海が主人公。前回純とダブルスを組んだ生意気な双子。お調子者な分、テンポ良く話が進み、一番子供らしくてほっとする。大地は大人だったし、純はおとなしすぎて…ようやくリアルな小学生と出会えた感じ。今回の広海は、強気なのに人に頼ってしまう性格。ついにコーチからは、ダブルスには出るなと言われてしまう。納得できないながらも、シングルの練習に打ち込む広海。最後にはコーチの真意もわかる。さらに成長した大地、純を見られるのがウレシイ。全作通して読んでもらいたい作品。

  • 東小に転校してきた広海と大洋。ふたごのふたりは、いつも一緒で、
    卓球でもペアを組んでいましたが、転校を機に兄の大洋はサッカー部
    に入部してしまいます。たったひとりで、卓球部に入った広海は、
    兄と違うタイプのキャプテン・純に出会い、影響されていく。

    東小卓球部を舞台とした『チームふたり』『チームあした』の続編です。
    かつての主人公・大地や純ともかかわりあいながら、ふたごの兄に
    いつも頼っていた広海が、初めて「ひとり」になり、周囲との関係や
    卓球を通じて成長していくさまに好感が持てます。
    とても優秀な大地、優しくて努力家の純とも違う、お調子者で器用
    だけどハートがちょっと弱い・・・そんな広海が身近に感じられます。
    好きなシリーズなので続編が出て嬉しかったです。

  • 子供が面白いと言って突然卓球にまではまってしまったので、借りて読んでみた。小学生にしてはみんな何だか大人っぽいなーという気はしたけど、うん、ストレートで前向きで良いんじゃない? 私は純先輩が可愛くてよかったな。

  • 『チームあした』続編でしたので、今回は広海視点での物語でした。
    双子キャラの宿命!事故証明!!
    まあとりあえず純くんが愛されてるのはよく分かった・・・。
    「ゆっくり負ける」理論はなるほどなあ・・・と膝を打ちましたね。大滝コーチかっけえやんか・・・。

  • ・元気な卓球少年と卓球少女が、色んな壁にぶつかりながらつき進んでいくおもしろい本です。みなさんもぜひ読んでみて下さい。
    ・この本には、仲間と協力している主人公の話です。この本以外にも「チーム」シリーズがたくさんあって1つ1つ主人公が違っていて自分もなるほどと思ったことがある場面がいくつもありました。

  • 今回の主人公は、前作の主人公とダブルスを組んでた子。
    前作だとものすごく強気な正確に見えたのに、
    今回の当事者視線だとまた違った一面が!
    何故かうちの区の図書館はこの巻の新装版置いてないんだよなぁ。 
    スピンオフが気になるわ

  • 本シリーズは期待を裏切らない。
    こちらもとても良かった。

    ラスト前、感動のカウントダウンが分かるんだけど、
    それでも最後は気持ちを全部持っていかれたなー。

    本作で語られるのは、ひとりで戦う苦しさと意義、
    そして“信頼する”ことと“頼る”ことの違いと気付き。

    『チームひとり』

    戦うのは“一人”でも、決して“独り”ではないんだ。

  • シリーズ3冊目。
    主人公・広海。「チームあした」のからの話とかぶるが、広海視点で描かれ始める。
    前の学校では、卓球は上手くてもチームメイトと確執がのこる最後だった広海。兄がいなくちゃ、一人ではなんにもできない?と、じつはちょっと悩んでいる。しかも、転校してから、兄からは決別宣言をうける。広海とは卓球しない、と言われる。青天の霹靂。いつもは真面目な兄と、おちゃらけキャラの広海でいられたのに。一人、となるとちょっと不安。
    次の大会では、同じ学年で実力のつりあうやつがいないな、とは思っていたけど、コーチからは「ダブルスはなし。シングルだけに集中」と言われ、はじめは反発するが、従って、頑張ってみる。つまり、双子だと兄にたよりすぎる、純とのチームだと、純にたよる。チームはおたがい助け合う、だが、チームでも、個々は自立できていなくてはいけない。頼りすぎるのではなく、助け合いなのだと気付かされる。

  • JINAN小3が読み、シリーズを読みたいといってる。

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著者プロフィール

神奈川県出身。2005年『秋の大三角』で新潮エンターテインメント新人賞を受賞。『劇団6年2組』で第29回うつのみやこども賞受賞。作品に、『チームふたり』からはじまる「チーム」シリーズなど多数。

「2014年 『新装版 チームシリーズ 全6巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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