2 新装版 (メディアワークス文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 205
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (576ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784049128215

作品紹介・あらすじ

日本一の超劇団『パンドラ』の入団試験を乗り越えた青年・数多一人。しかし、夢見たその劇団は、ある一人の女性によって《壊滅》した。
 彼女は言った。
「映画に出ませんか?」と。
 言われるがまま数多は、彼女と二人きりでの創作をスタートする。
 彼女が創る映画とは。
 そして彼女が、その先に見出そうとするものとは……。
 『創作』の限界と「その先」に迫る野崎まど新装版シリーズ・最終章!!
 『2』が、全てを司る。

感想・レビュー・書評

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  • メディアワークスからの出版5作の集大成ですね。
    単品でも楽しめますが、他作品を読んでるほぅが 世界観に入りやすぃですね。

    人は創作の先に 天使や神 さぇも作ってしまぅのか?

  • とんでもない小説を読ませていただきました。皆さんがこれほど持ち上げるのも納得の一冊。まさにシリーズの集大成。例えるならアベンジャーズ・エンドゲーム。「創作とは何か?」「愛とは何か?」という疑問を進化論を交えながら紐解いていく過程は圧巻で鳥肌ものでした。シリーズ6冊と中々のボリュームでしたが、この本に出会えてよかった。

  • 『[映] アムリタ』『舞面真面とお面の女』『死なない生徒殺人事件 ~識別組子とさまよえる不死~』『小説家の作り方』『パーフェクトフレンド』の5作のその後。一見繋がりようもない5作が見事に繋がっています。物語終盤のどんでん返しからのどんでん返しで読むのを止められなくなり一気読みしてしまいました。

  • 「愛とは、人と関係したいと思う欲求です」 「関係?」 「人に何かをしたいと思うこと。人から何かをされたいと思うこと。人を変えたいと思うことと、人を変えたくないと思うこと。人から変えられたいと思うことと、人から変えられたくないと思うこと。それらの全て」

    「創作とは、人を感動させるために進化してきた文化であり、人とは、創作に感動するために進化してきた生物なんです」

    あーー、なんかもう最後はご都合主義って言っても良いレベルだったけど、まあなんというか、アベンジャーズの作り方やな笑二見、なかなか出てこんと思ってたらずっとかい。色々こまけえええ。
    天使が全然全能じゃなくて笑った。子役、まさかの神とはねえ。
    しかし、さてはブギーポップ好きやな野崎さん。
    続編が出ることがあればまた読みたいな

  • 面白かったですが、他に感想を書かれている方がいないのも納得です。この作品を楽しんだ人ほど感想は書きづらいでしょう。何を書いてもネタバレになりそうです。
    この作者の作品は、メディアワークス文庫の新装版シリーズしか読んでいませんが、最後に読んだ「2」はとても面白く読ませて頂きました。私に書けるのはこれくらいですね。

  • 見事な最終章

  • 何を書いてもネタバレになってしまうがとても面白かった。
    『2』とそれまでの『アムリタ』~『パーフェクトフレンド』は、映画『アベンジャーズ』と『アイアンマン』~『キャプテンアメリカTFM』の関係に似ていて読んでなくても楽しめるが読んでいるとより面白くなる。

  • 面白かった!前の4作品読んでるとページめくる手が止まらないですね…

  •  日本一の超劇団『パンドラ』の入団試験を乗り越えた青年・数多一人。しかし、夢見たその劇団は、ある一人の女性によって《壊滅》した。
     彼女は言った。
    「映画に出ませんか?」と。
     言われるがまま数多は、彼女と二人きりでの創作をスタートする。
     彼女が創る映画とは。
     そして彼女が、その先に見出そうとするものとは……。
     『創作』の限界と「その先」に迫る野崎まど新装版シリーズ・最終章!!
     『2』が、全てを司る。

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著者プロフィール

【野崎まど(のざき・まど)】
2009年『[映] アムリタ』で、「メディアワークス文庫賞」の最初の受賞者となりデビュー。 2013年に刊行された『know』(早川書房)は第34回日本SF大賞や、大学読書人大賞にノミネートされた。2017年テレビアニメーション『正解するカド』でシリーズ構成と脚本を、また2019年公開の劇場アニメーション『HELLO WORLD』でも脚本を務める。講談社タイガより刊行されている「バビロン」シリーズ(2020年現在、シリーズ3巻まで刊行中)は、2019年よりアニメが放送された。文芸界要注目の作家。

「2023年 『タイタン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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