レッドスワンの死闘 赤羽高校サッカー部 (メディアワークス文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784049128147

作品紹介・あらすじ

 雨天の決戦が続くインターハイで、舞原世怜奈率いる赤羽高等学校サッカー部は、研ぎ澄まされた新戦術で、鮮烈な軌跡を描いていく。
 そして、ついに彼女が願い続けた赤と青、レッドスワンとセレストブルーの決戦が実現する。
 仲間たちの想いを受け、高槻優雅は再び羽ばたけるのか。高校サッカー界、最強のチームはどちらなのか。最高の舞台で、少年たちの最後の死闘が、今、始まる。
 レッドスワンサーガ、セカンドシーズン、堂々完結!

感想・レビュー・書評

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  • レッドスワンシリーズ6作目。
    インターハイでの青森市条高校との決戦がメイン。
    サッカー戦術、展開の面白さ。
    それがかなり詰まっていました。
    そしてサッカーというスポーツの恐ろしさも。
    Jリーグも見ている自分としては最後の展開も頷けるもので。
    改めてサッカー好きな人には特に読んでほしい小説でした。
    アルビレックス新潟のファンの僕としても更に感情移入できて。
    マルシオ・リシャルデス。レオ・シルバ。
    確かにヒーローでした。
    また続編が読みたい。心からそう思えるシリーズでした。

  • 完結!終わり方はまあまあ、未来を感じさせる感じかな。
    サッカー小説は書くのがムズいと思うけど、各パートのバランスが良かったね!

  •  インターハイでの市条高校との決戦。貴希と優雅の戦いも、優雅と同レベルで貴希の方が怪我もなく完璧なプレイヤー。ハラハラしましたが、結局負けてしまったのは悔しかったです。冬の高校選手権へリベンジを誓うけど、優雅の足はもう無理だし、優勝は難しいかもなぁ…

     それぞれ卒業後の進路も決まり、そして虎視眈々と外堀埋めようとしてる優雅が凄すぎる。きっと有言実行になるんでしょうね。

     これでラストってのは寂しいですがラストまで読めて本当に良かったです。

  • 「玉章の枯尾花」
    答えは簡単であり難しい事。
    大切な大会の最中に何を言い始めるのかと思うかもしれないが、刻一刻と過ぎゆく時間に急かされたのかもしれないな。

    「愛逢月の恋衣」
    突然現れた彼女は訳ありで。
    今までの経緯からも異常なのは分かっているが、流石にここまで戦略的に進められたら本当に愛されには難しいかもな。

    「戦塵の真帆片帆」
    戦術の基盤は今までと同じ。
    互いに展開の読めない試合になった時、これまでの相手の戦略を何処まで予測し早く行動に移せるかが鍵なのだろうな。

    「戦乙女の断章」
    選手としてプレーする事が。
    コート上に長く立つ為には誰よりも優れた存在で居る事が必要だが、残り続ける為には選ぶべる道は沢山あるんだよな。

    「風花の残響」
    最期の決戦を前に考え抜く。
    相手が師であるからこそ分かる事もあるが、逆を言えば自らの考え方も相手に読まれている可能性を考えると怖いよな。

    「赤白鳥の死闘 前編」
    先制点を先に奪った者たち。
    小さなミスすら許されないとはいえ、全てのプレーが目に見えて格上な相手に挑むにはプレッシャーしかないだろうな。

    「赤白鳥の死闘 中編」
    切り札を投入し畳み掛ける。
    出来るだけ早く自分たちに有利な状況を作りだすには最善の策だったかもしれないが、残り時間を考えると少し怖いな。

    「赤白鳥の死闘 後編」
    最後まで分からない戦いは。
    偶然の重なった結果かもしれないが、数分間で出来た事であろうと結果が全ての戦いでは経過など関係ないんだろうな。

    「友達といつまでも」
    ようやく理解出来た言葉の。
    まだコートに立つ事が出来るという選択肢がある限り、今回の試合を最後にしたいと思うメンバーなど居ないだろうな。

  • ほんと楽しかった。なかなか難しいだろうけど、またレッドスワンの物語を読みたいな。

  • 完結ですが、選手権まで見たかったのが本音です。。。

  • 最後の選手権は書かないのだろうか。各自の思いに任せるということなのでしょうか。それもいい終わり方な気がしますが。

  • 最高でした!他のチームには真似できない優雅と伊織の信頼ありきの切り札は熱かった!ただそれでも怪我をしない右利きの優雅こと篠宮貴希が相当な化物だった。試合後の世怜奈先生の開き直ったような本音がイイ。敗北を味わい悔しさを知り、レッドスワンはもう羽ばたき始めている。とにもかくにもここまで描ききってくれたことに感謝。打ち切りの危機を乗り越えて完走した姿は、まさに『絶命』から這い上がったレッドスワンそのもの。
    でも勿論、サードシーズンがあればレッドスワンのファンとしてどこまでも追い続けます。
    <完>

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著者プロフィール

2009年に第16回電撃小説大賞選考委員奨励賞を受賞し『蒼空時雨』(メディアワークス文庫)でデビュー。「花鳥風月」シリーズ、「ノーブルチルドレン」シリーズなど、メディアワークス文庫にて人気シリーズを多数刊行するほか「命の後で咲いた花」などの単行本も刊行。講談社タイガでも「君と時計と」シリーズ(全4巻)を刊行。恋愛青春小説の書き手として10代20代女性読者から多くの支持を集めている。

「2021年 『セレストブルーの誓約 市条高校サッカー部』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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