ちょっと今から人生かえてくる (メディアワークス文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 1253
感想 : 96
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784049125337

作品紹介・あらすじ

かつてブラック企業に勤めボロボロになったものの、謎の男ヤマモトと出会ったことで本来の自分を取り戻した青山。そして彼の前から姿を消してしまったヤマモト――。
 すべての働く人が共感して泣いた感動作『ちょっと今から仕事やめてくる』で語られなかった、珠玉の裏エピソードが、いま明かされる。
 青山とヤマモトの、そして彼らと出会った人たちの新しい物語が、また始まる。
 仕事に悩み、日々に迷う人たちに勇気を与える人生応援ストーリー!!

感想・レビュー・書評

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  • 前作「ちょっと仕事辞めてくる」の続編。
    前作の登場人物のスピンオフ+新たな登場人物の短編集であった。

    是非、前作と併せて読んで欲しいと思わせる1冊。

    仕事・仲間・家族・人生。

    綺麗なことばかりじゃないけど、土臭くても抱きしめたくなるような出逢い出来事だってある。

    人生悪いことばかりじゃないと、そう語りかけてくれている。

  • 北川さんの作品は毎回
    疲れた人の背中を押す作品が多く、読みやすくていいですね!

    • koshoujiさん
      えー、ブクログ様から「YouTubeへの直リンクを張ったコメントは即刻削除せよ!!」との警告メールが届きましたので、前のコメントの指摘された...
      えー、ブクログ様から「YouTubeへの直リンクを張ったコメントは即刻削除せよ!!」との警告メールが届きましたので、前のコメントの指摘された部分を削除して書き直しました。ご了承ください。
      現在のブクログの担当者は、この10年間、私がどれほどブクログの普及に貢献してきたか知らないらしいです。
      まあ、makopapa77で検索すれば、私の真の姿が半分ほど分かりますが。

      初めまして。koshoujiと申します。
      亀レスになりますが、私のレビューに対して“いいね”ありがとうございました。
      フォローもさせて頂きました。
      この本に対する私のレビューは、レビューではなく「ちょっと今からイタリアに行ってくる」という旅行記になっております(笑)。お暇なときにでもお読みいただければありがたく。<(_ _)>

      私は数年前、ひたすらブクログにレビューを書き続ける毎日を送り、300本ほどレビューを書いたのですが、仕事が忙しくなり、最近は殆ど本も読めず、レビューも書いていません。そのうち、また面白いレビューを書くつもりですので、今後ともよろしくお願いいたします。
      2022/10/13
  • 星3.5位。
    完璧な人間は居ない、弱みや愚痴もオッケー。
    皆多かれ少なかれ不安や不満を持って生きてるから、多少愚痴っても誰もお前のこと嫌いになったりしないよ。
    そんな台詞回しに、ほっとする。
    読むカウンセリング本のよう。

  • 映画化もされた「ちょっと今から会社辞めてくる」のサイドストーリー。
    主人公の青山が働いていたブラック企業の上司・五十嵐の物語から始まり、その五十嵐の友人・米田を挟み、再び青山が登場。
    前作では青山を追い詰めた五十嵐が、本当は自分も追い詰められていて、それでも「いい人」「出来る人間」を辞められなくて負のスパイラルに陥っていく中、現れたのは青山の前から姿を消したはずのヤマモト。
    前作から続くヤマモトのハイテンションは読んでいて、心が救われる。
    前作で謎で終わった部分も、全て解消し、読んだ後はかなり心がすっきりする。
    何かと疑心暗鬼になりがちな現在。私も誰かのヤマモトや立ち直った後の青山のような存在になれたら、と思える作品。
    これから読む方はぜひ前作とセットで読んで欲しい。
    今、自分が辛くても、真面目に生きていれば、きっと救われる日が来る。この物語がそれを証明してくれることを今は信じたい。

  • 働く誰もが共感したベストセラー、待望の続編
    かつてブラック企業に勤めボロボロになったものの、謎の男ヤマモトと出会ったことで本来の自分を取り戻した青山。そして彼の前から姿を消してしまったヤマモト…。すべての働く人が共感して泣いた感動作『ちょっと今から仕事やめてくる』で語られなかった、珠玉の裏エピソードが、いま明かされる。青山とヤマモトの、そして彼らと出会った人たちの新しい物語が、また始まる。仕事に悩み、日々に迷う人たちに勇気を与える人生応援ストーリー!!

  • 前作、仕事やめてくる
    絶対読んでから読むべき!
    前作、結構前に読んでたけど読むにつれ段々と思い出しきた!
    って、それだけ前作も印象に残ってた作品だったってことだなぁ。
    人は、見た目とは裏腹に色々抱え込んでるなって思った。

  • 良い小説でした。
    人の優しさに心を打たれます。
    みんながそれぞれ前向きに生きていく姿が印象的でした。
    柳瀬くんと潤吾くんの場面では涙が出てきました。
    「体の傷にも心の傷にも一番効くのは日にち薬」「日にち薬」って言葉はじめて聞きました。ググったら関西の方で使われているみたいですね。どんな悲しみや苦しみでも月日を経ることによって、悲しみを乗り越える力を与えてくれるという意味で使われているそうです。大変勉強になりました。いい言葉です。

    相手を変えることはできないけれど、自分は変えることはできる。
    これは、私が常に胸の内に秘めている言葉ですが、これからも実践して前向きに生きていきたいと思いました。
    良かったです♪

  • 「ちょっと今から仕事やめてくる」の続編です。

    ヤマモトと青山のその後が描かれた作品。

    すごく素敵な作品でした。

    本作も前作同様に読んでいて苦しくなるシーンもありましたが、登場人物はそれぞれの形で乗り越えていきます。

    そして迎えたハッピーエンド。

    これでヤマモトとお別れになるかと思うと残念ですが、読み終えた読者の記憶には歯磨き粉のCMみたいな笑い方をする彼の笑顔が刻まれたと思います。

    説明
    内容紹介
    貴方の人生、ちょっと変えてみませんか?

    かつてブラック企業に勤めボロボロになったものの、謎の男ヤマモトと出会ったことで本来の自分を取り戻した青山。そして彼の前から姿を消してしまったヤマモト――。
    すべての働く人が共感して泣いた感動作『ちょっと今から仕事やめてくる』で語られなかった、珠玉の裏エピソードが、いま明かされる。
    青山とヤマモトの、そして彼らと出会った人たちの新しい物語が、また始まる。
    仕事に悩み、日々に迷う人たちに勇気を与える人生応援ストーリー!!
    内容(「BOOK」データベースより)
    かつてブラック企業に勤めボロボロになったものの、謎の男ヤマモトと出会ったことで本来の自分を取り戻した青山。そして彼の前から姿を消してしまったヤマモト―。すべての働く人が共感して泣いた感動作『ちょっと今から仕事やめてくる』で語られなかった、珠玉の裏エピソードが、いま明かされる。青山とヤマモトの、そして彼らと出会った人たちの新しい物語が、また始まる。仕事に悩み、日々に迷う人たちに勇気を与える人生応援ストーリー!!
    著者について
    ●北川 恵海:『ちょっと今から仕事やめてくる』で第21回電撃小説大賞《メディアワークス文庫賞》を受賞しデビュー。
    著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
    北川/恵海
    大阪府吹田市出身。1981年生まれ。『ちょっと今から仕事やめてくる』で第21回電撃小説大賞“メディアワークス文庫賞”を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

  • 「ちょっと今から仕事やめてくる」の続編。

    こんなにも繋がりがあるのは、まぁ現実では無いので、そこは物語として楽しむとして…

    今回もとても惹き込まれてあっという間に読了。

    登場人物皆が結果オーライ!
    満足です。

    読み終わったら心がほんわりしてHappyになりました。

  • 前作「ちょっと今から仕事やめてくる」の続編(サイドストーリー)
    隆が会社をやめた後、どうなったのか?
    ヤマモトのように隆が電車に飛び込もうとしていた少年(勇太)を助けた後、少年(勇太)はどうなったのか?
    五十嵐さんやヤマモトのその後は?
    など気になっていたのでスッキリしました。

    五十嵐さんに隆が渡したメモに「人生って、それほど悪いもんじゃなかったみたいです。五十嵐さんも、お元気で。ありがとう。」と書いてあった。
    隆が助けた勇太も「隆さんの言った通り、人生ってそれほど悪いもんじゃなかったです!」と言っていて、ヤマモトが隆に最後伝えた言葉がいい方向に広がっていて、魔法のような言葉だなぁと思いました。

    ヤマモトは臨床心理士だった。偶然にも隆は臨床心理士を目指している。前は臨床心理士と患者という関係だったのが再会して友達になったのがとても嬉しく思いました。
    ヤマモトとヤマモトのお母さんの関係が更によくなって、純くんのことなどを話せるようになるといいなと思います。
    ヤマモトのお母さんがヤマモトと純くんを重ねて、これ以上ヤマモトを傷つけないようにカウンセリングに通っていたことも、隆がヤマモトに言った「その話の途中でたとえ涙がでたとしても、それは必要な涙なんじゃないかな」という言葉も温かくて涙が出ました。

    あとがきの後の「ちょっと今から買い物いってくる」という短い話も、とてもほっこりしました。

    「ちょっと今から仕事やめてくる」を読んだ人には、この続編もぜひ読んでほしいです。読んで良かったです。

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著者プロフィール

大阪府吹田市出身。『ちょっと今から仕事やめてくる』で第21回電撃小説大賞“メディアワークス文庫賞”を受賞しデビュー。本作は70万部突破のベストセラーとなり、映画化。爽やかでけれんみのない文章で、読む者を元気にする。主な著書に「ヒーローズ(株)!!!」シリーズ、『ちょっと今から人生かえてくる』『星の降る家のローレン 僕を見つける旅にでる』がある。

「2021年 『文庫 真夜中のメンター 死を忘れるなかれ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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