- Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
- / ISBN・EAN: 9784049121650
作品紹介・あらすじ
理解でもなく、諦めでもなく、そこにあるのは自分への納得。
――私は、女の子に恋することしかできないんだって。
幼少時代から大人びていて、どこか達観した少女だった佐伯沙弥香。だが小学五年生の時に友達の女の子から自分へ向けられた感情に、彼女は答えを出せずにいた。
そして中学時代。仲の良かった先輩・千枝から恋心を打ち明けられた彼女は戸惑いながらも告白を受け入れ、次第に恋愛の深みにはまっていくが……。
ままならない想いに揺れ動く少女、佐伯沙弥香の恋を描くもうひとつのガールズストーリー。
感想・レビュー・書評
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原作ではシーンでしか切り取られなかった沙弥香の心情を深く掘り下げた内容になっています。沙弥香視点なので、他の登場人物の行動にやや突飛さを感じてしまう部分もありますが、満足しました。4.6。
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この本は人生だよ、と、筆者が言ってるみたいだ。
感動じゃないけど、そういうものを感じた。 -
知りたくなかった。…というのが率直な感想です。こんなの読んでしまったら佐伯沙弥香のことがさらに愛おしく思えてしまうじゃないですか。幸せになってほしいと願ってしまうじゃないですか。
結末を知っているから読み進める手を止めたくなる、、けど読みたくなる、知りたくなる!後半になるにつれそんな葛藤が強くなりました。
もう何も知らずに佑と橙子の成長を生暖かく見守っていた頃には戻れません。その背景にいる佐伯沙弥香についてを知ってしまったのですから。
これはずるい。。
原作「やが君」の読者は必見です。 -
やがて君になるエピソード0的なお話。
始めは消極的だったのに、どんどん先輩への想いが抑えられなくなっていく沙弥香と、それに対して次第に消極的になっていく先輩との距離感が本当に辛かった…
本編読んでた時は先輩側にも事情があって振ったのかもと、微かな希望を抱いていたが完全に無責任であった。
恋に恋して思ってたのと違ったから捨てるで済ませるなよ…沙弥香の気持ちを何も考えてない先輩に余計に腹が立つ
「こういう私にしたのは、あなたのくせに」もう元の自分には戻れない。 -
めちゃめちゃ良かった...良かったが...柚木千枝,許せねえ......!!!
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古書で購入したのを読み。
原作を読んでるのと、入間人間が書いてるのとで、それは読まねばなるまいと。
佐伯沙弥香のエピソード0,とあとがきで書かれてた通り、沙弥香の小学生時代、中学生時代、高校入学が描かれている。
中学校時代の先輩の、恋に恋する乙女特有の残酷さよ、と思うが先輩視点で見るとまたいろんな味わいがあるのだろうなあ。
沙弥香の祖母や猫たちが魅力的であるなあ。 -
大人気恋愛漫画『やがて君になる』の外伝ノベライズが登場!
理解でもなく、諦めでもなく、そこにあるのは自分への納得。
――私は、女の子に恋することしかできないんだって。
幼少時代から大人びていて、どこか達観した少女だった佐伯沙弥香。だが小学五年生の時に友達の女の子から自分へ向けられた感情に、彼女は答えを出せずにいた。
そして中学時代。仲の良かった先輩・千枝から恋心を打ち明けられた彼女は戸惑いながらも告白を受け入れ、次第に恋愛の深みにはまっていくが……。
ままならない想いに揺れ動く少女、佐伯沙弥香の恋を描くもうひとつのガールズストーリー。