ゴミ人間 日本中から笑われた夢がある

著者 :
  • KADOKAWA
4.10
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  • (8)
本棚登録 : 2207
感想 : 214
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  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048968928

作品紹介・あらすじ

えんとつ町は煙突だらけ。
そこかしこから煙が上がり、頭の上はモックモク。
黒い煙でモックモク。
えんとつ町に住む人は、青い空を知りません。
輝く星を知りません。

『えんとつ町のプペル』は、こんな独白から始まります。

2005年、西野亮廣が絵を描き始めたあの日から、「テレビのひな壇には出演しない」と言ったあの日から、何年間にもわたるバッシングが始まりました。
『えんとつ町のプペル』を書くキッカケとなった時代です。

えんとつ町は、夢を語れば笑われて、行動すれば叩かれる現代社会そのものです。
ファンタジーなどではありません。私たちの身の回りで実際に起きていることです。

黒い煙に覆われたあのとき、あの場所で、それでも西野が「星の存在」を信じ続けられたのはなぜか。

コロナ禍に多くの人が苦しむ2020年。、映画『えんとつ町のプペル』公開を機に、
今にも灯が消されてしまいそうな人に寄り添い、生き延び方を伝えることを目的として
『えんとつ町のプペル』の裏側に秘められた想いを明かします。

感想・レビュー・書評

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  • 1.この本を選んだ目的 
    筆者西野さんの本は読んだことがあり、どういうことをしているかの認識があったことと、ブクログ評価が高かったので、手にしました。

     
    2.あらすじ
    筆者の作家としてスタートからを綴っています。えんとつ町のプペルの制作を軸として、感じたことや、考えたことがたくさん登場します。


    3.感想
    字が大きくて、サクッとよめる。40歳以上をターゲットにしてるのかな…

    150ページにシナジーマップがあります。マインドマップ好きな私はこれに惹かれました。センスあるな〜と…

    その時その時の考えがいくつか出てきますが、なかなか面白い。やはり、物事を多面的に捉えることや、しっかり考えることが大切なんだと思います。


    4.今後、活かしていきたいこと 
    最近は、身体ごと首を横にかたむけて、自分の視点を変えてみるようにしています。首だけななめでは何も変わらなかったので。物事の捉え方が限定的なので、せめて物理的に変えてみようかと…

    先日、新幹線に乗っていたら、急に面白くなってきたっていう話を聞きました。なんか、高速で動いている乗り物のなかで、自分は座ってご飯食べてる。なにこれっ…って。
    たぶん、そーいう感覚が自分も味わえると、人生すごい楽しそうだな〜と、思って、今日も首を傾けます。


    5.言葉
    ・専業家には時間の自由がなく、副業家には時間の自由がある。
    ・お客さんの手に届くまでの動線設計をしていなかった。
    ・人はいつも、自分が知らないものを嫌います。
    ・無知な善人の正義感はいつも始末が悪く、時代を遅らせます。
    ・あの日、日本中から批判されたアクションが、今のスタンダードになっている
    ・既存のルールから生まれるモノはおおむね同じ形をしていて、それでは世界を変えることはできません。いつの時代も、圧倒的オリジナルは違うルールから生まれます。
    ・まだわからない。まだ、やれることがあるハズだ。

    • スツールで読む本さん
      私も読んでみたいと思う感想の書き方。素晴らしい。もう、既に、私は首を傾けていました。
      私も読んでみたいと思う感想の書き方。素晴らしい。もう、既に、私は首を傾けていました。
      2022/05/07
  • 西野さんのファンでもアンチでもないけれど、著作はわりに好きでよく読んでます。
    この本の出版もあくまで映画を商業的に成功させるための営業の一環、販促物なのだ、と書いてあって、その独自のプロモーションが西野さんらしくて面白かった。
    綴られているのは、絵本『えんとつ町のプペル』が生まれる経緯と、映画『えんとつ町のプペル』が出来上がるまでの裏側、泥まみれの苦労や試行錯誤の日々。
    今から数年前、ニューヨークで個展をひらくためのクラウドファンディングで博多華丸・大吉の大吉さんが30万円のリターンを購入してくれたエピソードにはほっこり。「西野君の絵を30万円で買えるチャンスは今しかない。まもなくキミは世間に見つかって、キミの絵は買えなくなる」と言ってのけた大吉さんはすごい人だ。
    かけてくれた期待に追いつこうとする力というのは強いのだな。

    鑑賞する予定は全くなかったものの、ちょっと映画気になってきたかも。「まだ捕まってないだけの詐欺師」とか散々に言われてはいるが、私も西野さんの手の上で踊らされる立派な消費者ってわけか。

  • 応援しろとは言わないから邪魔しないでくれ。
    そして、自分が誰かの夢を殺していないことを祈るばかりです。

  • キングコング西野さんのエッセイ。物事の分析力が素晴らしいし、それを実行できる胆力がある。周りに笑われても信じてやり遂げる姿はすごいと思うし、クラウドファンディングに対する見方が変わったかな。勉強にもなりました。

  • 再読です。「えんとつ町のプペル」を観た後に読むとより楽しめますね。

    やっぱり俺は「作品」を届けたい。
    自分の信じている世界を守りたい。

    でも同時に、写真家としての幅を広げるために「商品」だとしても撮ってみたい写真もある。

    それも全て、〝資金〟の問題を避けることはできない。

    本質や意味、届け方たくさん考えて実践することで来年の今ごろも写真を撮って生きたいと思った。

  • 冒頭、「毎日、朝7時から翌朝4時まで働いています。」から始まる。この言葉の重みは1ページを追うごとに伝わってくる。ゴミ人間。最後に描かれたメッセージ。2020年、多くの人々が不運に見舞われたコロナ禍に消えかかった心のロウソクに寄り添い、励ましと勇気を与えてくれた。たくさんの人にこの言魂が届きますように。「映画 えんとつ町のプペル」を心から応援しています。

    • 1462134番目の読書家さん
      突然すみません
      いつもynkiさんの感想参考にさせていただいています!私も感想投稿したいなと考えているのですが、めんどくさくなってなかなか投...
      突然すみません
      いつもynkiさんの感想参考にさせていただいています!私も感想投稿したいなと考えているのですが、めんどくさくなってなかなか投稿できずにいます…
      つづきさんはどういうモチベで投稿できていますか??ぜひ教えてほしいです
      2020/12/26
    • yukiさん
      ありがとうございます。
      面白いと思った内容は記録して覚えておきたいなっていうシンプルな動機です!
      まず1行だけ書くって思っておけば、感想のハ...
      ありがとうございます。
      面白いと思った内容は記録して覚えておきたいなっていうシンプルな動機です!
      まず1行だけ書くって思っておけば、感想のハードルも下がるかもしれませんね。
      2020/12/26
  • キングコング西野というイメージを払拭させる一冊。光の後ろには必ず影があることを痛感する内容だった。挑戦したいと思っている人、している人、し終わってしまった人、全ての人に感じるものがあると思う。

  • 読了時間 1時間

    映画えんとつ町のプペルを見て熱い想いを感じたので買ってみました!

    あの映画が作られるまでに、ここまでバカにされて笑われて叩かれできてたことには正直驚いた。
    それでもめげずにここまで走り抜けてきたのは本当に凄い…
    この本を読んでストーリーを知ったうえでまた映画を見ると更に感情移入できそうですね。

  • 自分でコントロールできることとできないことを区別して考える
    「思いついてもらうこと」が大切
    リーダーに大切なことは2つ
    ・全員の意見に耳を傾けて、最後は独裁する
    ・正解を選ぶのではなく、選んだ道を正解にする


    覚悟が読者にも伝わってくる本であった。
    様々な逆境がある中で自分を信じているところは感動。亡くなったメンバーについて記載している部分はほんとうに感動した。とてもいい本に出会えた

  • 商品と作品

    完成の定義、お客さんに届くまで

    アイデアは降ってくるものでなく、掘り起こすもの

    顧客、ファン、ファンだった人
    ファンは私物化しようとしない。応援する。

    作り手はそのままお客さん
    イベント型→BBQ型
    お金を払って仕事する。イベントに参加しました、よりもイベント作りました、と発信したいから。インスタもYouTubeもお金をかけて発信をする。同じ先行投資。

    絵本は無料公開だけど、コミュニケーションツールやインテリアとしては有料。
    一応読み聞かせはしにくい縦スクロール。

    リーダーの心得2つ

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著者プロフィール

1980年生まれ。芸人・絵本作家。99年、梶原雄太と「キングコング」を結成。人気絶頂の2005年に「テレビ出演をメインにした活動」から軸足を抜くことを決意。09年に『Dr.インクの星空キネマ』で絵本作家デビューを果たす。16年に発表した絵本『えんとつ町のプペル』は累計発行部数50万部超のベストセラーに。20年12月公開予定の映画『えんとつ町のプペル』では原作・脚本・制作総指揮を務める。現在、有料オンラインサロン『西野亮廣エンタメ研究所』を主宰。会員数は7万人を突破、国内最大となっている。

「2020年 『ゴミ人間 日本中から笑われた夢がある』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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