安達としまむら2 (電撃文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048919609

作品紹介・あらすじ

今まで興味なんかなかった。ないフリをしていた。だれにも、なにもほしがらなかった。だけど今年は違う。私が初めて願うクリスマスプレゼントは、しまむらとのクリスマスだった。今までなんとなく毎年過ごしていた。強い関心があるわけでもなかった。だけど今年は違う。少し気を遣って、安達へのクリスマスプレゼントを選ばないといけない気がしていた。変わらぬ日常を過ごしていた女子高生の安達としまむら。そんな2人の関係が少しだけ動き出す。

感想・レビュー・書評

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  • ネットオフで購入して読み。

    安達はどんどんしまむらを意識していく。まるで男子中学生のよう。
    しまむらは安達に対して妹に接するようにしながらも、安達の好意をうすうす気づきつつあるような。
    個人的にはしまむらの達観っぷりというか、寛容っぷりというか、に女子高生ばなれしたものを感じたり。これくらい寛容になりたい。

    安達としまむらだけでなく、永藤と日野、しまむら妹とヤシロなど、なんとなく他のカップリングのような関係性も明らかになる巻。

    安達母やしまむら母との関係も描かれていて、「しまむら ジムへ行く」の話が特に胸に刺さる。自分も親だから少し親の気持ちもわかるし。思春期の気持ちもわかるし。(引用参照)

    「桜Trick」みたいなガチ百合ではなく、これくらいのほんのり百合の方がなんとなく好みかもしれない。

  • 安達の愛が重いですね。良いです。本人は気づかないふりというか、認めないように自問自答してる訳ですが、好きですよね。そこが良いです。
    一方のしまむらはまだ、安達の重さというか愛についていけてないというか、一歩引いている感じはあります。安達に合わせていると言ってもいいかもしれません。
    今後2人がどう近づいていくか気になります。

  • クリスマスをしまむらと一緒に過ごしたい安達。でも、女の子同士で過ごすのは普通なのか?そんな葛藤を抱え、行きつ戻りつしながらも、意を決して自分の想いを伝えて前に進む安達の姿に心が締め付けられるような感じがしました。永藤としまむらが二人でいた姿に胸を痛めるも、自分が思うようなものではなかったと気付いた安達の、安堵したような気が抜けたような表情のイラストが秀逸です(ホワイト・アルバム, p. 207)。しまむらも安達の思いに何となく気が付いているようで、この二人の関係がどこへ向かうか、続きが大いに気になります。

  • 安達ちゃんの性格が自分と似すぎていて、ものすごく感情移入しながら読んでしまいます。

  • ちょっとだけ物語が動き出したような。
    このままいくのか、更に加速するのか。
    どちらにせよ続きが気になります。

  • そのクリスマスプレゼントは絶対にNGだよと思ったが、しまむらと安達の百合度の前にはあまり、関係っぽい。
    もはや、友達以上の雰囲気を醸し出している。

  • とにかく心があったまります、ふたりとも大好き、そして描写がやたらと長いわりにそれが読んでいて心地がよくて、ふたりののんびりとした、でもスパイスも時々ふわっと香る生活にどっぷり浸かります、心地よすぎて、そしてこの2巻は特に面白くて、また一巻から読み直したくなるぐらい。三巻もまた楽しみです。癒し

  • 百合百合してますね.
    前以上に.
    でテスト前に勉強会したり
    クリスマスに一緒にお出かけしたりなんだり.

  • 初刊に比べて安達がどんどんしまむらを意識し始めてそれがかえって積極的な行動をとれなくしてしまうという皮肉な展開。

    みずみずしい恋愛描写だけど、肉体的にもしまむらに惹かれるような安達の恋は実らず結末はハッピーエンドにはならない気がする。

  • 思ってた以上にしまむらの事好きですよね、安達さん。

    季節は少し進んで冬―
    クリスマスを前にした安達さんが悶々とする様はまるで恋する女の子だなぁと。いや女の子ですけど。

    女子高生たちの百合風味(もう風味じゃないか)な日常。ただそれだけの話だけどこの雰囲気がまた良いんだよね。

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著者プロフィール

電撃文庫『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』『電波女と青春男』シリーズなどを執筆

「2023年 『安達としまむら(5)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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