ソーシャルインフルエンス 戦略PR×ソーシャルメディアの設計図 (アスキー新書)
- アスキー・メディアワークス (2012年6月11日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048864435
作品紹介・あらすじ
世の中を動かすにはどうしたらいいのか?
現在のマーケティング施策に欠かせない“売れる空気”をつくる「戦略PR」や“消費者との絆”をつくる「ソーシャルメディアマーケティング」。個々の方法論はあるものの、それぞれに課題があるのも事実。
感想・レビュー・書評
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以前読んだ「戦略PR」の続編的位置づけなので、スッと読み切ることが出来た。
【自分ゴト】【仲間ゴト】【世の中ゴト】という、話題の影響範囲の捉え方が、大変勉強になった。
話題になりやすいコンテクストで物事を考える、当たり前のようで出来てないこと。仕事に活かせそう!
もう一つの印象的表現は、「ソーシャルメディアは消費者が主役の公園である」。前に一歩進む力をもらった気がする。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
図表、末尾の鼎談が参考になった。
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昨秋に読んだ本田哲也氏の『新版戦略PR』が面白かったので、手にした一冊。
これまた、前著に輪をかけて面白い。帯の惹句では、広告・PR・マーケティング業界向けのように書いてあるけれども、かなりていねいに書かれてあるので、この業界でないヒトが読んでも分かりやすい。
ポイントは「自分ゴト×仲間ゴト×世の中ゴト」でいかに設計してゆくか、ということ。これをやろうと思うと、広告・PR・マーケティングのどれか一つだけでは絶対にできない。業界同士でコラボするとか、人材の流動性を高めて複数の専門性を持つ人を増やすとか、そういう流れになっていくのかもしれない。
本書のポイントとは少しずれるけれども、ワタシがいちばん印象に残ったのは「消費者の関心×認知マップ」。このマップで導き出される命題は、無意識的スルーされる「無関心」という層に属する消費者にいかに関心を持ってもらうか、ということ。でも、先日読んだ『閉じこもるインターネット』の指摘では、グーグルやフェイスブックはその「無関心」を増長させる方向に動いている。戦略PRの立場からすると、ソーシャルメディアは強力な味方であり、強力な敵でもあるんだろう。 -
新書文庫
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消費者の頭の中にある購買プロセスをできる限り再現してマーケティングチャンスを見つけ出す
ターゲットごとにエンゲージメントプログラムを準備し、それぞれのレイヤーに属するユーザーに一段一段ハシゴを上がってもらう
カジュアル世論で消費者に気づきを与え、買う理由を生み出した上で、その解決策を広告ぇ示す -
戦略PRとソーシャルマーケティングの二人がタッグを組んで、社会を動かすにはどういう手法や要点があるのかまとめた一冊。社会にかかわる人なら必読です。
政治のことは一つも出てきませんが、なぜ関心を持たれないのかハッキリとセグメントされていて、それだけに他人ゴトから自分ゴトと思ってもらうためにも、地方政治の立場からこの手法にチャレンジすべきものがあると思いました。 -
世の中をどう動かしたいのか。KPIはその手段。空気作り、自分ゴト、仲間ゴト、世の中ゴト。キャンペーンセントリックからオールウェイズオンへ。PR first Advertising second.ブーム化、トレンド化。拡散性、共有性、常時性。PRの役割、広告の役割。