答えが運ばれてくるまでに ~A Book without Answers~ (メディアワークス文庫 し 1-3)
- アスキー・メディアワークス (2011年12月22日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (85ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048862677
作品紹介・あらすじ
どんなに考えても、今は答えが出ないことがある。時間が経たないと、未来にならないと、分からない答えがある。それまでに-答えがある。それまでに-答えが運ばれてくるまでに、僕達は、何を考えるだろう?ドキリとする、ウルッとする、元気になる、胸が痛む、納得する、空を見上げたくなる、そんな"心が動く掌編"20篇を収録。シリーズ累計750万部の「キノの旅」コンビが贈るオールカラー絵本第3弾。答えがいつかあなたに運ばれてきますように…。
感想・レビュー・書評
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素敵でふわっとしたり、自身に置き換えてどきっとしたり。
沢山の気付きがあるショートショートストーリー。
13歳の息子が読んでいたのを夜中に拝借したもの。
13年の人生で何を思い、面白かった!と言っていたのか、すごく気になる。
どの年代の方が読んでも、それぞれに思うことは違うだろうと思う。
10代に読みたかったし、
今読めて良かった。
また何年も経ってからも読みたい本。
あまり重くないです。重くならないけど、濃い。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
■書名
書名:答えが運ばれてくるまでに―A Book without Answers
著者:時雨沢 恵一、黒星 紅白
■概要
どんなに考えても、今は答えが出ないことがある。時間が経たない
と、未来にならないと、分からない答えがある。それまでに―答え
がある。それまでに―答えが運ばれてくるまでに、僕達は、何を考
えるだろう?ドキリとする、ウルッとする、元気になる、胸が痛む、
納得する、空を見上げたくなる、そんな“心が動く掌編”20篇を収録。
シリーズ累計750万部の「キノの旅」コンビが贈るオールカラー絵本
第3弾。答えがいつかあなたに運ばれてきますように…。
(From amazon)
■感想
シリーズ3冊目。
コンセプトは変わりなく、色々な物事の真理を絵本で表現しています。
考え方の違う部分もあると思うので、こういう押し付けがましい本が
苦手な人は本作は読めないと思います。
私は好きですけどね。
■気になった点
・産まれた人は、最初は泣いてばかりだけど、そのうち歩き始める。 -
この巻は「幸せ」がテーマかなと 思うほど斜めからの優しさがあっ た。真っ正面に優しい訳じゃない 所が時雨沢さんらしい。時雨沢さ んは人間の醜い所が面白い(いい意 味で)と思っているんだなと改めて 分かった。「なまえ」は知人に同 じことが起こっているので、それ が運命の神様の采配なんだとした ら面白いと思いました。「おとな になるために」と「すべきこと」 が好きです。なにも知らずに生き ていくより、知って成長していき たい。知って、よりよい生き方を 模索したい。ツラいだろうけど、 恥ずかしくなることも沢山あるだろうけど。
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すばらしい。
ひとつひとつの文章が深くて深くて。
何度も、同じ文章を読み返した。
絵も、ほんわかしていて。
これは、大人の読む絵本。
この本を読んで。
「答え」ってなんでしょう。と考える。
ひとつじゃないから、たくさん考える。
そんな、余韻も含めて楽しめる本。
Special Thanks
http://booklog.jp/users/okudama/archives/4048862677 -
Amazonで他二つより遅れて届いたこのシリーズ。3冊目にもなるとやっぱりマンネリ感否めなく似たり寄ったりな内容に感じてしまう。ただこの作品はイラスト重視の画集的な意味合いで購入してる部分もあるからなんとも言えない。いつ読んでも思うけど要するに自分の気持ちの持ちようで見える世界変わるよってことよね
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シリーズ3作目
文は2作目よりは説教臭くなくなって、1作目方向に近い
絵も2作目よりはぼかした感じになっているので、やはり1作目に近くなってる
一番おもしろかったのは「じぶんにはないもの」
地球外生命体からみた人間の興味深いところ
人間って不合理な事しますよねー
星新一のショートショートで似たようなものあった気がするけど、何だっけかね? -
運ばれてくるまでにシリーズ3作目の今作。心動かす20話の掌編で構成されていて、道徳の授業のような心揺さぶられるお話や、説話のようなお話、まるで詩みたいなお話など、考えさせられる内容がつまっていました。
僕が一番好きなお話は「ともだち」という不憫なドラゴンのお話で、読んでいて少し胸が痛み、悲しくなるお話でしたが、納得もしてしまう内容で感動しました。
また、黒星紅白さんによる色使いの優しい挿絵が全ページカラーで載っていて、度々美しさに目を奪われました。
お気に入りの一冊です -
・絵はすごくいい。まあ、好き好きとは思うが。
・「自分が正しいとしか思えなくなる」病は作者も患ってる感じ。まあ、ニンゲンやもんね。「おこる」状態でなくてもだいたいそんなもんで。
・基本斜にかまえたかんじだが、ときおりとてもストレートになる。 -
表紙に惹かれて思わず手に取ってしまいました。個人的に心に残ったのは「じたばた」と「じぶんにはないもの」の2つ。自分が少しあることで悩んでいたので「じたばた」で気持ちが楽になり、心機一転できたような気がします。「じぶんにはないもの」ではもう・・・グサッっときましたね。途中までワクワクして読んでいたのですが、宇宙人からの返事の一つ一つに考えさせられました。こちらのシリーズには他に2冊あるということなので、今度読んでみたいと思います。