しっぽちゃん

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
3.56
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本棚登録 : 450
感想 : 65
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  • Amazon.co.jp ・本 (227ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048741811

作品紹介・あらすじ

33歳の独身OL。気兼ねなく愚痴を言える同期は産休で、最近ストレスが溜まりがち。そんな彼女の心情に、生後2か月の仔ネコを拾ってから表れた不思議な変化とは?会社から解雇された兄と、カフェでアルバイトをしている妹。両親や柴犬風雑種・ゴンと平穏に暮らしていたが、ある日突然父が亡くなり、さらに母親も倒れて-。爬虫類、両生類、昆虫が大好きな4歳の息子と、にょろにょろ系と虫が大の苦手な母親。嬉々として虫を採ってくる息子の相手をしていた父親が、単身赴任で不在になって以来、嫌悪と教育の間で板挟みになる母親の"戦慄の日々"。犬、猫、リクガメ、ハムスター、インコ-不思議な縁で我が家に迎えた動物が、人間たちにもたらす悲喜こもごもの変化とは!?心あたたまるペット小説。

感想・レビュー・書評

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  • ペットの話が色々入った短編集。書き下ろしの10話目がリクガメの話なので以前からずっと読んでみたかったもの。
    ペットの話は本当に癒やされるな~。実際飼った事がある動物は勿論、飼った事がなくても飼った気持ちになり、読んでいる間中空想の犬が猫がセキセイインコがハムスターがヤモリが私の周りを回る回る…そんな空想の犬が猫がセキセイインコがハムスターがヤモリが可愛く思えて仕方がない。
    そして、お目当てのリクガメの話はとても良かった。読み終わった今、うちのリクガメがやっぱり一番だなと親バカ全開な気持ちになった。

  • ★4と迷った★3.5

    しっぽを持つ生き物との日常を描いた10編の短編集

    ・ネコのトラタロウくん
    ・チワワのモモちゃん
    ・セキセイインコのぴーちゃん
    ・雑種犬のちゃーちゃん
    ・ハムスターのハーちゃん、ムーちゃん
    ・ネコのしらたまちゃん
    ・ヤモリのヤモリさん
    ・柴犬風 ゴンちゃん
    ・しっぽちゃんが欲しい!
    ・リクガメのはるみちゃん

    はぁぁぁぁ…癒されました♪
    子供の頃、にゃんこに泣きながらひとしきり文句を言った事を思い出したり、
    電話が大嫌いで話してる間中鳴きまくる。
    自分以外のものに関心が向いてるのが気に入らない嫉妬深さ(笑)
    うんうん、家の子もそうだったって思い出して涙で文字が見えなくなったり、
    感情移入しまくりでした(*´˘`*)♡
    きっと、しっぽちゃんと暮らした事のある人はそうなるんじゃないかなぁ。

    猫も犬もハムスターもセキセイインコも亀もヤモリさんまで…。
    どんな動物も大切な大切な家族の一員で、その子が居る事によって、
    家族に会話が生まれたり、家族を癒してくれたり、存在に救われたりする。
    家族の気持ちをひとつにしてくれる大切な存在。
    体が温かくて柔らかい生き物を抱っこするって良いよね。

    本当に、ほっこり優しい気持ちになりました。
    とっても癒されましたヾ(*´Ο`*)/
    実は、人懐っこい子猫を自分で拾いたいって思いを抱いてて、
    それは思いのほか難しくって実現しない…(*T^T)
    この本を読んで、もーー我慢出来ないってくらいしっぽちゃんが欲しくなった。
    群さんの全ての動物への深い愛を感じました♪

  • ほんわかするお話ばかり。気楽に読めるペットのショートストーリー。ティータイムのお供として2日で読了。
    図書館の福袋企画(何が入っているかお楽しみ)に入っていました。

  • 可愛いペットたちの平和な毎日のお話し。
    安心して最後まで読めます!

  • 表紙の絵が猫なので、ずっと猫の話かと思いましたが、10の話で、どれも動物愛のお話。
    犬や鳥、亀も出てきます。
    中でも「しっぽちゃんが欲しい!」はたまらない。ペット愛が溢れてる(^.^)

  • さらさらと軽くて、さくっとあっという間に読み終えた。それぞれのペットを可愛がる人たちの善良さがペットの存在によって際立つようで微笑ましい。のほほんとしていて癒やされた。

  • 動物が出てくるお話の短編集。とても読みやすかった。
    ペットは飼っていないので飼い主たちの気持ちは、へぇーって感じで共感ではなかったけど、一家族として愛が溢れていてほっこりした♡
    最後のリクガメのはるみちゃんは、ちょうどこれからリクガメを飼おうかって言ってたところだったから、想像してますます楽しみになった。

  • さすがよね

  • 面白かった。
    小学生とかが好きそうな本。
    昔、犬が本当に好きだったな、とか、
    ハムスターの種類、書いてあるの全部わかる。
    ハムスターも好きだったんだな、とか。
    昔を思い出した。

  • 絵や内装、中身、全てが好みでした。幸せにしかない。
    動物たちの愛らしいことよ。最期は描かれてないので、幸せのシーンで終わるのが最高だった。

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著者プロフィール

1954年、東京都生まれ。日本大学芸術学部卒。数回の転職を経て、78年、本の雑誌社に入社。デビュー作『午前零時の玄米パン』が評判となって、作家専業に。「無印物語」で人気を博す。『かもめ食堂』『れんげ荘』『三人暮らし』など著書多数。

「2023年 『老いとお金』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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