きみのかみさま

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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本棚登録 : 171
感想 : 27
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  • Amazon.co.jp ・本 (1ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048740913

作品紹介・あらすじ

ねえ、神さまって知ってる?見たことある?わたし、神さまを探しているの…。世界の子どもたちの目を通して描く「生と死」の物語。ロング&ベストセラー『いけちゃんとぼく』に続く、西原絵本第二弾。

感想・レビュー・書評

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  • 「地獄」の話と「天国」の話が印象的でした。

    地獄って、何?
    天国って、何?

    それを決めるのは、誰?

    外からはわからないもの。
    内からはわからないもの。

    神様は、どこにいるのだろう。

  • 西原さんならではの
    世界観で
    子供の姿を描いています。
    多分
    彼女でなければ
    こういう風に愛情を持って描けない。
    彼女の愛情は哀れみではないから。
    素敵な一冊です。

  • 絵本、と言っても大人向きの内容(漢字にフリガナも無い)。
    世界中の過酷な環境の中で、子供は思った以上に強くて、弱い。
    選んだわけじゃない、そこに生まれたというだけ。
    小奇麗で裕福な生活がイコール幸せとは限らないけど、
    (いや、その境遇での「不遇」と、貧しい環境での「不幸」に比べる意味は無いけど、明らかに貧しさの中にいる子供たちの方が「突破力」と「生命力」は強い)
    子供には等しく「かみさま」がついているし、そしてやっぱり子供は「宝」なんだ、と教えてくれる。

  • サイバラが描く子どもの生と死。もちろん、サイバラの創作なんだろうけど、その背後には彼女が見てきた「子どもたち」がいたんだろうな…と感じられてよかった。SDGsや道徳によい、とも思うけれど、さすがに生々しすぎるかしら…。

  • 世界はつながっているをテーマに。地球で起こっていることは他人ごとではない、今この瞬間も同じ年代の子どもが苦しんでいるという児童労働の話
    *********
    ★2021.3(2年)

  • 世界の貧困や格差を描いても嫌味にならないところが西原理恵子らしい。

  • 【高学年】【中学生】【高校生】

  • すべてはみんな借りものだから
    みじかくて
    ながくて
    あっという間だ。

    っていう言葉がよかった。

  • 装丁はかなりしっかりした絵本。
    でも中身はマンガと絵本のあいのこのような印象です。
    カット割の大きなマンガ。
    それも大人のための・・・。

    「神様にあいたい。」
    と思った日本人の女の子。
    彼女はベッドの上に寝たまんま、神様に会いに行く旅に出る。
    白い雲に乗って-。

    そんな1話から始まり・・・。
    2話からずっとアジアのどこかの国の人々の暮らしぶりが描かれている。
    電気も通ってない不便な山の中で暮らす家族。
    ゴミの山の中で生活する男の子。
    外国の人が「天国だ」という島に住む男の子。
    貧しくて不便で何もない暮らしの中でせいいっぱい生きている人たち。
    そんな人たちの暮らしが大きな絵の中で画面いっぱいに広がっている。

    私は西原理恵子さんの本はチラッとしか見た事ないですが、どうも昔から苦手な印象がありました。
    絵もそうだし、作風も。
    四角くアングリ開いた口にぽっかり開いた丸い目。
    そんな絵で描かれるマンガはギャグとして笑い飛ばすにはかなり切ないし痛々しい・・・。
    笑っていいのか、泣いていいのか分からない。
    ただ、この絵本もそうだけど、その中にとてつもない生命力を感じます。
    この絵本は実際にこういう国々を旅して、そこの人たちと触れ合ってないと描けないように思いました。
    そんな生のエネルギーみたいなのが原色で描かれた絵にピッタリ合っていて、こちらに強く訴えかけてきます。
    何かを。

  • うーん・・・難しい・・・。

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著者プロフィール

高知生まれ。漫画家。’88年『ちくろ幼稚園』で本格デビュー。’97年『ぼくんち』で文藝春秋漫画賞を受賞。’05年『上京ものがたり』『毎日かあさん』で手塚治虫文化賞短編賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

「2021年 『猫組長と西原理恵子のネコノミクス宣言 コロナ後の幸福論』 で使われていた紹介文から引用しています。」

西原理恵子の作品

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