ノーブルチルドレンの残酷 (メディアワークス文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 1330
感想 : 91
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  • Amazon.co.jp ・本 (242ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784048706834

作品紹介・あらすじ

美波高校に通う旧家の跡取り舞原吐季は、一つだけ空いた部室を手に入れるため、『演劇部』と偽って創部の準備を進めていた。しかし因縁ある一族の娘、千桜緑葉も『保健部』の創設を目論んでおり、部室の奪い合いを発端に、奇妙な推理勝負が行われることになってしまう。反目の果てに始まった交流は、やがて二人の心を穏やかに紐解いていくことになるのだが…。
ポップなミステリーで彩られた、現代のロミオとジュリエットに舞い降りる、美しくも儚き愛の物語。

感想・レビュー・書評

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  • 旧家の出身の高校生の男女の恋愛模様?を描いた物語。
    レッドスワンシリーズから興味を持ち読んでみました。
    内容は高校生活における日常と、様々な謎を追うミステリーも。
    レッドスワンシリーズ程には入り込む事が出来なかったかな。
    一応次の作品も読んでみようかなとは思います。

  • 緑葉みたいな女の子は好きじゃない…男性からみたら可愛いんだろうか?
    顧問の有栖川といい緑葉といい、女性キャラがいまいち。
    でも、話自体は面白かった。

  • 「花鳥風月」シリーズとは別の綾崎さんのシリーズ。「舞原」と「千桜」対立する地方の名家。その跡取り的存在の吐季と緑葉が運命?的な出会いをし、互いに惹かれていくという話の流れ。1巻目はミステリー的な要素も絡まり、花鳥風月シリーズとはちょっと違ったノリで読んでいてよかったなと思う。この二人の仲が進展することで、周りにどんな影響がでてくるのか?。引き続き読んでいこうと思う。

  • 私的には、吐季や麗羅は好きだな。
    緑葉、歩夢はフツーかな?
    でも、長谷見は納得がいかん。なんか、ウラがありそうな気がする

    早く続きが読みたくなるな~

  • この人の書く女性にまともな精神の持ち主はいないみたいだ。
    だからこそ予期出来ない言動で物語が転がっていくんだろうけど、結構な割合で苛々させられる。
    し、好きになれない。
    共感しづらい。

    でも、その煩わしさを加味した上でも、テンポ良く読み進められる、読み進めたくなるのが、綾崎さんの魅力だと思います。
    まだ序章だから、かもしれませんが。

    「長く哀切に満ちた物語」で「残酷な未来」が待ち受けているのだから、続巻から段々と息苦しくてどうしようもない感情にさせられるような展開になるのだろうな。
    それでもきっと私は読んでしまうのだろうな。

    まずは舞原七虹の出てくる『永遠虹路』が未読だから、その後で『告別』に手をつけようか。


    と、なんだかんだ言いながら手に取ってしまう作家さんの一人です。

  • あれよあれよという間に読み終わる。
    ノーブルというからには庶民じゃない美しさとか何とかあると思ったけどぜんぜんでした。シャツがはみ出ている女子はやっぱり美しくないと思うの、、、、。
    眠すぎる男子もそれは病気です、と思うし。寝すぎると偏頭痛は起きると思うし。
    ポイントポイントが変に身近すぎるのでは?という内容の本でした。
    表紙のイメージとかなり異なるので、普通のラノベ風でよかったのではとすら思います。

  • 雰囲気は好きだけど、だからこそ1巻だけだと物足りない。続きものでよかった!最初はキャラの名前のインパクトしかなかったけど、読み進めていくうちにキャラの個性も出てきたし、話の方も面白くなっていった。緑葉の今後も気になる。

  • 名前の付け方などからラノベっぽさが伺えたが、響きがよく結構いいと思った。しかし、トキは好きだがミドリハは好きになれずアユムとくっつきゃいいのにと思った。ワカマツさんが表紙を描いていたので買ったのだが、登場人物の外観の絵があると人物を想像しやすくて私は好きだ。

  • 綾崎さんの新作、しかも新シリーズと銘打ってありながら舞原一族のお話というだけですぐに読みたくなりました。花鳥風月シリーズで綾崎先生の作品に惚れていましたから。
    今回は初の続き物ということで、とても楽しみにしていました。今日読み終えて、なんだか少し物足りないような気がしてしまったのですが、それは今までの作品が一巻完結のものだったから、ストーリー展開のスピードの違いでそう思ってしまったんだと思います。今回の「残酷」は、次巻の「告別」へたくさんの伏線が張り巡られているんだろうと感じました。「残酷」で起こった事件の数々、たくさんの謎解き、全ての話に共通して登場する人物たち。全てが「告別」で何かが起こることを予想させますが、自分の力ではそれが何なのかは分からないので、じっと新刊を待つばかりです(笑)
    それよりも、少し気になったのが、吐季君のキャラ。花鳥風月シリーズでちょくちょく登場する彼ですが、そちらと「ノーブル」とでは少し違う気がするんですね。まあそれも何かの伏線なのかなあと想像するしかないんですが。
    そして、やっぱり気になるのが恋愛についてですね! さて、緑葉は誰とくっつくんでしょう? 自分は麗羅君とお近づきになりたいですけどね(お前のことなんてどうでもいい? ごもっともです)
    吐季君と麗羅君の「友達じゃない」という関係も気になります。
    もう気になることばかりです。全ての謎が「告別」で明らかになることを祈りつつ、私は続刊発売を待つことしかできないようです。

  • 緑葉先生と麗羅先生の過去を知ることができて、なんか少しだけ安心しました。

    それにしても緑葉先生可愛いのにもったいないなぁ。笑

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著者プロフィール

2009年に第16回電撃小説大賞選考委員奨励賞を受賞し『蒼空時雨』(メディアワークス文庫)でデビュー。「花鳥風月」シリーズ、「ノーブルチルドレン」シリーズなど、メディアワークス文庫にて人気シリーズを多数刊行するほか「命の後で咲いた花」などの単行本も刊行。講談社タイガでも「君と時計と」シリーズ(全4巻)を刊行。恋愛青春小説の書き手として10代20代女性読者から多くの支持を集めている。

「2021年 『セレストブルーの誓約 市条高校サッカー部』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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