- Amazon.co.jp ・本 (354ページ)
- / ISBN・EAN: 9784048694124
感想・レビュー・書評
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読む前は、タイトルから想像して、
アクション重視のストーリー展開かと
思っていたらそんなこと全くなかった!
細かい設定や、この世界の歴史をしっかりと
練ってあることが深みを作っていますね。
郁をはじめとして、
キャラ1人1人がまた良いんですよねー!
有川ファンのきっかけになったシリーズです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
主役は女性、自衛隊の上司との恋仲やら色んな騒動を巻き起こしながら展開していきます。意外とコミカルです。
#図書館戦争
#有川浩 -
設定がユニークすぎて取っ付きにくいかと思ったけど、全然そんなことはなかった。
正直、有川節は苦手なんだけど、ストーリーに惹かれてつい手に取ってしまう。そして必ず満足する。
その摩訶不思議さが、映像化したときに僕につまんなく感じさせるんだろう。 -
このシリーズの別作品ですが、映画を観て面白かったので、借りて読んでみました。
改めて、映画のキャスティングが絶妙だな、と思いました。
とくに、笠原、堂上、小牧、玄田、柴崎あたりは、他のキャスティングが考えられないくらいはまり役のように思います。
それはさておき、「守るべきものがあること」や「正義」について、いろいろと考えさせられる本だと思いました。
どちらも、人間にとっては、判断や行動の基準になるものですが、同じ社会や組織にいても、必ずしもそろっているものではなく、また、同じ人であっても、時と場合によって変化したり揺らいだりするものであるがゆえに、すれ違ったりぶつかったり、が起こるわけで、そのあたりが上手く描かれている作品だと思いました。
が、個人的には、ところどころよくわからない表現が出てきたり、日本語として違和感がある表現があったりして、読んでいて戸惑う部分がありました。
とはいえ、そこを狙っての表現ならば、それもありなのかもしれません。 -
図書館戦争シリーズは何度も読み返してしまう程大好きです。郁のまっすぐなところ、とても好感が持てます。恋愛やコミカルの要素が絶妙!
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この話の背景が非常に斬新です。
「メディア良化法」と言う法律が制定され、図書全般が国家権力の名のもとに検閲を受ける。
図書の自由を守るため、警察にも自衛隊にも頼らない図書特殊部隊が、図書と図書館職員を守る!
物語としては、主人公・郁の記憶の中の「王子様」の正体が最初から想像ついてしまいました。
だけど、教官や友人との会話や駆け引きが軽快で心地よかったです。
内容としては、タイトルから想像されるような血生臭い戦争ではありません。
ですが、表現の自由を守ることの意義は何か?
国家による検閲が何故いけないのか?
検閲が日常化されるとどうなるのか?
「現実に絶対起こらない設定」と言い切れないところに、
恐さを感じました。
好きな本が読めるのって、ありがたいなぁ…。 -
日野図書館が作中に出てくる、と知って読んでみた1冊。立川も出てましたね。著者の作品だと前に「シアター!」も読んでいて、あれもテンポよく楽しめた作品だったな~とこの本もサクサク読みながら思いました。自分も図書館をかなり活用して好きなように本を読んでいるので、この作品の中で出てくるような他人の決めた規制の強制や読みたい本が読めない状況になっていく状況は避けたい。その意味で、逆にいま自由に本を読める状況にあることはとてもありがたいとも感じました。シリーズものらしいけど、切りもよかったしまずはここまででいいかな。
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映画化もされた人気シリーズだけど触れたことがなかったので原作を読んでみた。少女漫画を活字で読んでいるようで、今の自分にはもうこういう世界観を楽しめなかった。。。ただ、表現の規制と戦うというテーマは面白いし、アートの世界では実際に起きてるから深いなと思った。