- Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
- / ISBN・EAN: 9784047914131
作品紹介・あらすじ
ペアになってお年寄りから話を聞くという授業で、気難しいおばあさんと組む羽目になった、ノーバート。彼女に肩を押されるように、人生という物語に入り込んでしまった少年が見つけたものは-?一歩を踏み出せずにいるすべての人に、勇気と幸運を運ぶ、ささやかだけど、とっておきの物語。
感想・レビュー・書評
-
分厚いめがねをかけた色白でやせっぽちのいじめられっ子、ノーバート…『ノータリンのロバート』は、擁護ホームのお年寄りとペアになって、それぞれに長年の間に身に付けた知恵を教えてもらう『お年よりプロジェクト』という授業に参加し、気難しいおばあさん・エディスと組む羽目になってしまう。
エディスがノーバートに伝えた『知恵』とは、「チャンス荘。てっぺんの部屋。セント・オーバンズ二十六」。
そこへ行くこと。
しかしチャンス荘は幽霊屋敷、呪われた家と噂される廃屋で、てっぺんの部屋では30年前にひとりの男の子が死んでいた。
謎を追うノーバート。
プロジェクトの進行と共に綴られる沈黙の王子と火の鳥の物語が、彼にヒントを投げかける。
──「あなたのような男の子は空だって飛べる」
いじめられっ子のノーバートが、気難しい老婦人に背中を押されながらチャンス荘の謎を解き明かしていくうちに、次第に自信と強い意志を持つ子に成長していきます。
12歳の男の子の皮肉と自嘲入り交じる(笑)語り口が絶妙。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
少年が主人公の本は、夢があって本当に素敵です。
これもいじめられっこが、ある老人ホームのおばあさんと出会い、人生が急変していきます。
成長していくさまは、読んでいる私も勇気をもらえます。 -
◇あらすじ◇
「のーたりんのノーバート、脳なしノーバート」、そう言われ蔑まれていたいじめられっ子のロバート。そんな彼に人生を変える大きな転機が訪れる。それは、授業の一環で訪れた養護ホームでの、1人のお年寄りと出会いだ。彼女との出会いによってロバートは、小さな勇気と幸運を手に入れ、一歩を踏み出す大切さを知る。
◇感想◇
読み終わった後に、心地よい余韻が残る作品。頑張らなくては、という気持ちを与えてくれ、元気が出る本です。
ロバートとそれぞれのキャラクターとの絡みがそれぞれ綿密に描かれていて、読み終わる頃にはどのキャラクターにも愛着が持ててしまうのが、この作品の面白いところ。特にいじめっこナイカ―といじめられっこロバートの関係性は、きっとこの後…と先を想像してしまうほど、素敵なものでした。
自分の気持ちが沈んでいる時に、ぜひ読んでもらいたい作品。
おすすめです! -
おばあさんの一言が本当に魔法のようです
心が強くなっていく情景
必死に羽を集める情景がすごく想像しやすく
読みながら応援してました
読み終わったあととても優しい気持ちになります -
優しくてちょっと笑えて心温まるお話です。
そこはかとなく不思議な感じ。イギリスでドラマ化されていますね。
この二人をトーマス君とアーロン君が演じたと思うと2828。 -
主人公の男の子のヘタレっぷりが好き。
でも変なところで勇気を出すのもいいですね〜
敵対してる子とずーっと敵対したままじゃなくて
ちょびっと仲良くなるのが良いと思いました。
別にべったりじゃなくて良いんです。ちょっとずつで。
物語の筋はたぶんそこじゃないですけど、、、。
面白かったです! -
3/6 続きが気になる話でした。なので1日で読み終わり。純粋に面白かった。